中日ドラゴンズを語ろうTOP > プロ野球/トピックス > 立浪和義 中日ドラゴンズ球団最多安打記録達成
立浪和義選手(35)は、6月4日のナゴヤドームでの日本ハムとの交流戦で、1回の裏に正田投手からレフト前ヒットを放ち、
2275本の球団最多安打記録を達成した。
今シーズン、2219本でスタートした立浪は、今シーズン56本目のヒットで、高木守道の記録を抜き去った。
(関連ファイル/球団通算記録・打撃部門)
この日3安打をはなち、安打数を2277安打としたが、これはプロ野球界でも歴代の13位にあたる数字。
(関連ファイル/プロ野球通算記録)
5月18日に2塁打の日本記録も達成した立浪は、安打数だけではなくその他の打撃部門でも球団のベスト10に顔を出している。名実ともに文字通り、「ミスター・ドラゴンズ」となった。
立浪選手のコメント
「なによりもファンのみなさんに感謝したい」
「・・・とても光栄なことだし、2塁打と二つの名前が残った。監督が21世紀は抜けないと言った? いや、孝介たちにどんどん抜いてもらいたい。でも、僕ももう少しやりますけどね。」
前記録保持者・高木守道のコメント
「2500本を、まずは目指して欲しい。これはそうそう打てる数字じゃないし、今後の野球人生に自信になる。」
「技術的には問題ないんだから、これから大切なのは気持ちと体。しぶとく、しつこく、もう一度足を鍛えなおすつもりでやって欲しいね」
立浪の記録達成の日の新聞にふさわしい記事がありましたので紹介します。
『ちょうどゴールデンウイークのころ、立浪に、"体に優しい"新車が届いた。それまでの高級外車から、国産のワンボックスカーに買い替えたのだ。本人は運転しないので、腰痛の体を少しでもいたわるため、足元もゆったりした後部座席のあるワンボックスカーに替えたそうだ。
試合に出場し続けるために、マッサージは欠かせない。以前、ある球場のベンチ裏のロッカーの大きなベッドの上で、マッサージを受けている立浪をたまたま見かけたことがある。その厳しい表情には鬼気迫るものを感じた。
「18年間、ケガなくやってこられたからだと思う。まさかプロの世界でここまでやれるとは思っていなかった。これからも1日1日を大事に、頑張っていきます」
プロ選手の資本は体。大記録の陰には、繊細すぎるほどの気配りがある。』
引用先:中日スポーツ第18372号 4版 2005年6月5日付け 1面 番記者メモより 著:関陽一郎
その他関連ファイル
クローズアップ特集@〜立浪和義 選手紹介・立浪和義 立浪選手2塁打の日本記録達成