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G20 中国経済減速や米利上げなど焦点
10月9日 11時57分

G20 中国経済減速や米利上げなど焦点
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ペルーの首都・リマで開かれた先進国と新興国によるG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議は議論を終了し、中国経済の減速やアメリカが引き続き検討している利上げなど世界経済が直面するリスクにどう対処していくかが焦点となりました。
日本やアメリカ、中国など主要20か国によるG20は現地時間の8日(日本時間の9日)、ペルーの首都・リマで開かれ、日本からは麻生副総理兼財務大臣と日銀の黒田総裁が出席しました。議論は日本時間の午前11時半すぎに終了しました。
今回のG20では、中国経済の減速に端を発した金融市場の混乱がこのところ落ち着きつつあるものの、新興国や資源の輸出国で際立つ景気の減速、さらにはアメリカがゼロ金利政策を解除し利上げに踏み切った場合の影響など、世界経済が直面するリスクにどう対処していくかが議論の焦点となりました。このほか、国境を越えて展開する多国籍企業の課税漏れを防ぐために、OECD=経済協力開発機構がまとめた行動計画が報告されました。
現地では、G20に先立って、日中の財務相会談と日中韓の財務相・中央銀行総裁会議が開かれ、日中韓の3か国は会議のあと、危機の際に資金を融通し合うなど金融面での連携強化や、成長力を高めるための構造改革を進めることなどを盛り込んだ共同声明を発表しています。

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