2015年1月11日放送のニッポン放送系のラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(毎週日 12:00 - 14:00)にて、お笑い芸人・土田晃之が、4Kテレビを今、買うべきではない理由について語っていた。

土田晃之のガンダムにもの申す!

1) フルハイビジョン以上の画質、必要ですか？

リスナーメール：2015年、4K・8Kテレビが普及するんじゃないでしょうか。 通常のテレビの4倍、8倍の解像度。東京オリンピックには、確実に普及していると思います。ただ、バラエティのひな壇芸能人たちを、高解像度で観る必要があるのだろうかっていう意見もあるようです。

土田晃之：それはもちろんですよ。一部の意見というか、我々が言ってますからね。「必要ねぇだろ」って。

ドラマも大変だって言ってましたからね。フルハイビジョンになった時点で…ウチの弟が大道具さんなんですけど、セット作る時に、後ろの壁とか、一枚の壁紙にしないと、2枚の板をくっつけてる線とか分かっちゃうんだって。本当に面倒くさいよ、フルハイビジョンって。

さらに、4K、8K…もうね、女優さん。特に30過ぎた女優さんたち、みんなもうスゲェ嫌がりますからね。年配になればなるほど。僕はね、一切、必要ないと思います(笑)

違う方からも、これメール来てたんですよ。

2) まだまだ高い4Kテレビ

リスナーメール：今年、4Kテレビが流行ると思います。地元の某大型家電店で観てきたけど、画質がめちゃ綺麗でした。これで大好きなJリーグ観たいです。でも、価格を見たら、とても手が出ません。家電に詳しい土田さん、4Kテレビは、価格が手頃になりますかね？

土田晃之：多分、ならないと思います。なぜなら、普及しないと値段は下がらないんですよ。大量生産されないと。

3) 4Kテレビ対応の放送も少ない

今、4Kテレビを買ったところで、テレビ局が4K対応の放送をしてないんですよ、BSとかの、景色が綺麗なヤツだったり、それこそオリンピック、ワールドカップみたいな、ああいうスポーツの大きなイベントの時はするでしょうけど。

4) 画質以外に求めるべき要素がある

あと、「一般の方たちが、画像が綺麗だってことを求めてるんでしょうか？」って、いつもメーカーさんに問いかけてます。だったら薄型で、大きくて、フレームが細くて安いヤツ。そっちの方が、買いますよって。だって、自分の家のテレビが、汚いか綺麗かなんて、分からないでしょ。普通の人が観てて。

アレって、電気屋さんで横に並べて観ると、「綺麗だな」って思うけど、「家で観る時に、テメェの部屋で、そんな綺麗な画質、要る？」ってなるんですよ。

僕もこの間、テレビを買いましたけど、4K買ってないです。4Kじゃない、フルハイビジョンの上位ランクのヤツを買ったんです。そうなると、4Kは何十万ってするんですけど、その下のランクの一番良いヤツは、4Kの技術も多少入れながら作ってるんで、なかなかお買い得ですよ。

4Kは全然要らないんですけど、8Kはもうそろそろ、2018年くらいに商品化されるのかな。まあ…要らないと思いますよ(笑)皆さん、家電量販店に行って観てください。たしかに綺麗なんですよ。でも、お値段、なかなかですよ。地デジの頃の大きいテレビと同じくらいしますから。

そうなった時に、要るのか要らないのか、自問自答してくださいよ。ただ、やっぱり4Kテレビが売れないことには、4Kは安くならないですから。多分、ならないと思いますよ。地デジの時に、みんなテレビ買い換えちゃったから。

普通、テレビって10年くらい買い換えないっていう昔からのクセがあるから。そんなことないですよ。5年くらいで買い替えても良いんじゃないかな。大分、テレビ進歩してますから。

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