【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)が、来週の朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪米に韓民求(ハン・ミング)国防部長官を同行させることを検討している。政府関係者が8日、伝えた。国防関連の行事が予定されており、安全保障の懸案も取り上げられる可能性があるためだという。
歴代大統領の訪米に国防部長官が同行した事例は過去に3回(1981年、85年、2011年)あり、韓長官の同行が決まれば4度目となる。
政府はただ、韓長官が同行するとしても、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題とは関係ないとしている。
外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は7日の国政監査で、16日にワシントンで開かれる韓米首脳会談でTHAAD問題が協議されるかどうかについて「議題として話し合われる可能性は全くない」と述べた。
韓長官もこの日の国政監査で「THAADは首脳同士が協議する問題ではないと外交部長官が発言した。私が軍事的に判断してもそういう議題ではない」と説明した。
韓長官が訪米すれば、来月ソウルで開かれる韓米定例安保協議(SCM)の議題なども確認することになる見通しだ。
また、米国政府が主要技術4件の移転を拒否していた事実が最近明らかになった韓国型戦闘機(KFX)開発事業と関連し、米国側にそれ以外の技術21件の円満な移転などを要請する可能性も取り沙汰されている。