SEM…?SEO…?
Webマーケティング用語には、混同してしまいがちなものがたくさんあります。
「SEM」もそんなややこしいキーワードのひとつ。
今回はSEMの意味と理解しておきたいポイントを解説します。
新人Webマーケターのれおが、Webマーケティング用語を勉強しています。
今回勉強する単語は「SEM」です。
<登場人物>
小谷れお[16卒内定者]
新人Webマーケター。16卒の内定者インターン。
入社と同時にぶっちぎりの成果を上げるために、Webマーケティング、主にSEO、コンテンツマーケティングについて勉強している。
藤森雅人
新卒1年目のアカウントプランナー。れおと同じように内定者インターンをしていたこともあり、れおの勉強の手伝いをしている。
SEMとは何か?
SEMってなんですか?SEOとは違うものですか?
言葉は似ているけど、もちろん違う意味をもった用語です。
SEMはSearchEngineMarketingの略で、検索エンジンを利用したマーケティング手法全般を指します。それに対してSEOは検索エンジンの中でも自然検索の部分だけ。実際の検索結果を見てみるとイメージできると思うんだけど、大枠として、SEOとリスティングを合わせた概念がSEMと考えればOKです。
SEMの構成要素が「SEO」と「リスティング」
SEOよりSEMの方が上位概念ってことですね!
そういうこと!
基本的にGoogleやYahoo!、bingなどの検索エンジンから、自社のWebサイトへのアクセスを増やすマーケティング手法はすべてSEMといえますね。
普段使ってる検索エンジン全体がSEMだとして、検索結果にはリスティングとSEOがあるんですね。「広告」って出ているのはいつも見てるんですが、それぞれどんなものなのか、あんまり意識したことなかったです。
①リスティング広告は、検索エンジンの検索結果ページに表示される広告のこと。検索連動型広告とも呼ばれます。
クリック課金型の広告で、検索キーワードごとにクリック単価が違います。安価なキーワードであれば数十円、高価なキーワードだと1クリック数千円の値がつくこともあるんですよ。
そして基本的には他の広告と同じように、より良い位置に出稿するためにはより多くのお金が必要になります。まあお金だけではないのですが……細かい説明はここでは省きますね。
対して②SEOは、ユーザーと検索エンジンの両方にやさしいサイトを構築して、検索結果でより上位に表示させるための考え方や手法です。リスティングのようなクリックごとの課金はもちろん発生しませんが、不確定要素が多いので「これくらい施策すれば、これくらい成果が出る」というシミュレーションはしにくいですね。
SEO?リスティング?適したSEM手法を選ぶために
それぞれ特徴があるんですね。リスティングをやるべきか、SEOをやるべきか、どうやって判断したら良いですか?
SEOは、施策を始めてから効果がでてくるまである程度時間がかかることがほとんどです。ゆえに、長期的なプロジェクトを組む必要があります。直近1ヶ月で問い合わせを増やさなきゃいけない、できるだけ早く結果を出したい、などの場合にはあまり適さないでしょう。
しかしながら、一度きっちり対策を行えば、その後は大きなコストをかけずとも安定的に集客ができることが多く、長期的に見た場合にリスティングよりも安価に収まるケースも多いです。
半年~1年単位で、広告に頼らずに自然にアクセスを得られる仕組みを作りたい場合に適しています。
また、リスティングのクリック単価はオークション形式で決まるので、業界によっては価格が高騰し、費用対効果が合いにくい場合もあるので注意が必要です。
こういった特徴を踏まえたうえで、自社のサービス特性や、目指していく方向性に合った手法を活用するのがよいでしょう。
新人Webマーケター的まとめ
SEMは検索エンジンの検索結果での露出を増やす方法全般のこと。SEOだけ、リスティングだけ、に凝り固まって考えるのではなく、目的や手段に合わせて、SEO・リスティングをバランスよく活用していくのが大事!
SEMについて学んだあなたにおすすめの記事
サイトへの集客経路ごとの特徴を解説しています。