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影響及ぼし合った日仏の絵画一堂に ボン10月9日 8時36分
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日本の美術館などが所蔵する、モネなど印象派を中心としたフランス絵画と、その影響を受けた日本の近代絵画を一堂に集めた美術展が、ドイツで開かれています。
この美術展は、日本で所蔵され、ヨーロッパでは知られていないフランス近代絵画のコレクションを紹介するとともに、日本とヨーロッパの美術交流の歴史を伝えようと、8日、ドイツのボンで始まりました。会場には、日本の美術館やコレクターが所蔵しているモネやルノワール、それにセザンヌなどの印象派を中心とするフランス絵画70点以上が展示されています。これらに加えて、モネが個人で集め、その作風に影響を与えたとされる歌川広重などの浮世絵版画や、逆に印象派の影響を受けて日本の近代美術を確立した黒田清輝ら日本の画家の作品も展示され、日本とヨーロッパの画家が互いに刺激を与え合った歴史を振り返ることができます。
会場を訪れた人は、「日本にこれほど多くの印象派の作品があるとは知らなかった。遠く離れた日本とヨーロッパが影響を及ぼし合っていたのはとても興味深い」と話していました。また、美術展を監修した東京大学の三浦篤教授は、「日本で別々の美術館にあるフランス近代絵画が、これほどの規模で同時に展示されるのは初めてだ。これをきっかけに今後、印象派の影響を受けた日本の近代絵画のすばらしさをもっと世界に伝えていきたい」と話していました。
会場を訪れた人は、「日本にこれほど多くの印象派の作品があるとは知らなかった。遠く離れた日本とヨーロッパが影響を及ぼし合っていたのはとても興味深い」と話していました。また、美術展を監修した東京大学の三浦篤教授は、「日本で別々の美術館にあるフランス近代絵画が、これほどの規模で同時に展示されるのは初めてだ。これをきっかけに今後、印象派の影響を受けた日本の近代絵画のすばらしさをもっと世界に伝えていきたい」と話していました。