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 富士山西斜面の大沢崩れで標高3千メートル付近を中心に砂煙が上がっているのが7日、静岡県富士宮市内などから観測された。

 国土交通省富士砂防事務所(同市)によると、9月30日にも同様の現象があり、「土砂崩れではないか」という市民の問い合わせも寄せられたが、両日とも強風で砂が舞い上がったものという。

 事務所によると、好天が続いて乾燥しているのと初雪が遅れているために砂煙が上がりやすく、同時に遠くから見えやすくなっているという。大沢崩れで行われている砂防工事も、7日は強風のために中止になった。