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ロシア外務省「北方領土は戦後ロシア領に」10月9日 5時15分
ロシア外務省は、モスクワで行われた日本とロシアの外務次官級の平和条約締結交渉について、「議論はこの問題の歴史的な見解に集中した」と発表し、交渉では、北方領土は第2次世界大戦の結果、ロシアの領土になったとする従来の主張を繰り返したということです。
ロシア外務省は、杉山外務審議官とモルグロフ外務次官による平和条約締結交渉が1年8か月ぶりに行われたことについて、8日、報道向けの発表を行いました。ロシア外務省は発表のなかで、「議論はこの問題の歴史的な見解に集中した」としており、交渉では、北方領土は第2次世界大戦の結果、ロシアの領土になったとする従来の主張を繰り返したということです。
ロシアはこれまで「日本が戦後の歴史的な現実を認めなければ、この問題の前進は不可能だ」としていることから、今回の交渉でもロシア側の主張を受け入れるよう迫ったものとみられます。また発表では、「この交渉は、日ロ両首脳の指示に従って行われ、継続する」としていて、ロシアとしては、北方領土がロシアの一部であることを前提としながらも、双方に受け入れ可能な解決策を目指し、日本と交渉を続ける姿勢を示しました。
ロシアはこれまで「日本が戦後の歴史的な現実を認めなければ、この問題の前進は不可能だ」としていることから、今回の交渉でもロシア側の主張を受け入れるよう迫ったものとみられます。また発表では、「この交渉は、日ロ両首脳の指示に従って行われ、継続する」としていて、ロシアとしては、北方領土がロシアの一部であることを前提としながらも、双方に受け入れ可能な解決策を目指し、日本と交渉を続ける姿勢を示しました。