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ノーベル平和賞 候補にメルケル首相や「九条の会」10月9日 6時44分
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ことしのノーベル平和賞について受賞者の予想を行っているノルウェーの研究所は、難民の受け入れに主導的な役割を果たしているドイツのメルケル首相や、日本の憲法9条を守ろうと活動している「九条の会」などを候補にあげており、日本時間9日夕方の発表に注目が集まっています。
日本時間の9日午後6時に、ノルウェーの首都、オスロで発表されることしのノーベル平和賞について毎年、受賞者の予想を行っている「オスロ平和研究所」は、有力だとする5つの候補をあげています。このうち、最有力の候補には、内戦が続くシリアなどからヨーロッパに押し寄せる難民の受け入れに主導的な役割を果たしているとしてドイツのメルケル首相をあげています。
また、4番目の候補としてノーベル賞作家の大江健三郎さんなどが呼びかけ人となって、戦争の放棄などをうたった憲法9条を守ろうと活動している「九条の会」をあげました。これについて「九条の会」を候補に推薦したイギリス、ブラッドフォード大学のデュンゲン研究員は、「戦争の放棄をうたった憲法9条の本質は年々変質しているように感じるが、九条の会が受賞すればその本質をもとの状態に戻すことができるかもしれない」と話しています。
このほか、被爆者の立場から核兵器廃絶を訴え続けてきた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会や長年、貧困問題に取り組んできたローマ・カトリック教会のフランシスコ法王の受賞の可能性も取り沙汰されていて、世界の注目が集まっています。
また、4番目の候補としてノーベル賞作家の大江健三郎さんなどが呼びかけ人となって、戦争の放棄などをうたった憲法9条を守ろうと活動している「九条の会」をあげました。これについて「九条の会」を候補に推薦したイギリス、ブラッドフォード大学のデュンゲン研究員は、「戦争の放棄をうたった憲法9条の本質は年々変質しているように感じるが、九条の会が受賞すればその本質をもとの状態に戻すことができるかもしれない」と話しています。
このほか、被爆者の立場から核兵器廃絶を訴え続けてきた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会や長年、貧困問題に取り組んできたローマ・カトリック教会のフランシスコ法王の受賞の可能性も取り沙汰されていて、世界の注目が集まっています。