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イオンとセブン&アイ いずれも総合スーパー事業で赤字
10月9日 4時11分

イオンとセブン&アイ いずれも総合スーパー事業で赤字
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2大流通グループの「イオン」と「セブン&アイ・ホールディングス」のことし8月まで半年間の決算は、グループ全体ではともに増益を確保しましたが、業績が低迷している「総合スーパー」の事業は、いずれも営業赤字となり、厳しい状況が続いています。
両社が発表したことし3月から8月までのグループ全体の中間決算によりますと、本業のもうけを示す営業利益は、コンビニ事業が好調な「セブン&アイ」が去年の同じ時期より3%増えて1724億円と過去最高となったほか、食品スーパーが好調だった「イオン」も66%増えて722億円と、ともに増益となりました。一方で、両社とも衣食住に関わる幅広い商品を扱う「総合スーパー」は衣料品などの販売不振が続き、営業損益は、「セブン&アイ」が90億円の赤字に、「イオン」も87億円の赤字となりました。中間決算で総合スーパーの事業が営業赤字となるのは、セブン&アイが5年ぶり、イオンは2年連続です。
業績の改善に向けて、「セブン&アイ」の総合スーパー「イトーヨーカ堂」は今後5年間で40店舗を閉鎖する一方、「イオン」は店舗の改装を進める方針です。総合スーパーは、専門店やドラッグストアなどとの競争で客離れが進み、流通大手の「ユニー」も数十店舗の閉鎖を検討するなど、厳しい状況が続いています。

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