対馬・仏像窃盗:韓国籍の被告に懲役3年の実刑判決 長崎

毎日新聞 2015年10月08日 19時16分

 長崎地裁は8日、長崎県対馬市の寺から仏像と経典を盗んだとして窃盗などの罪に問われた韓国籍の自称カラオケ店経営、朴奉緒(パク・ボンソ)被告(43)に懲役3年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。宮本聡裁判長は「被告は監視役という不可欠な役割を果たし、刑事責任は重大」と指摘した。

 判決によると、朴被告は韓国人数人と共謀し昨年11月24日、対馬市美津島町の梅林寺から市指定有形文化財の仏像「誕生仏」1体と経典「大般若経(だいはんにゃきょう)」360巻(合計約1億1000万円相当)を盗み、韓国に密輸しようとした。

 これで、この事件で逮捕・起訴された5人全てに実刑判決(懲役2年6月〜6年)が言い渡された。【竹内麻子】

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