ガッテン！５０年近く前に同じ高校を卒業した皆さんに集まって頂きました。
一体何の実験ですか？これ。
この方たちにたくさん並んだ円い図形の中から四角を見つけ出して頂くというテストです。
まずは普通の照明で挑戦。
なんとほぼ全員がまぶしいと感想をおっしゃいました。
でもこのあとまぶしさがある事によって解消します。
教室の中が夕焼けのように赤っぽい色に変わりました。
この状態でテストに再挑戦です。
すると先ほどとは打って変わってスピードがアップ。
なぜそうなのか。
それは実はある自然現象と共通しているんです。
ご覧頂きましょう。
（宮本）夕焼け？これが一番のポイント。
そもそもなぜ夕日が赤く見えるのか。
これが太陽です。
ここが地球です。
私たちはここにいます。
周りを取り囲んでいるのは白く濁った水です。
ちりやそれから小さな水の粒でいっぱいの大気です。
これから日が傾いてくるとどうなるかご覧頂きましょう。
さあ３時４時５時…。
（宮本）もう変わってきてる。
６時！
（一同）お〜！赤くなりました！実は太陽の光はいろんな光の集合体です。
青い光が大気の中にある水の小さな粒やちりに当たって散乱します。
でも実は赤い光は散乱しにくい性質を持っているので一番最後まで届きます。
ああ！さて「くっきり見えるじゃん」とおっしゃってたあの皆さん実はこの状態とあの方々の目の状態とは同じだっていう…。
え〜。
あっ！はい。
ですよね。
ですよね？色は全然違いますよね。
目のレンズにあたる水晶体ここは健康な人であれば光をそのまま通します。
しかし白内障が進んできますと水晶体に古くなったタンパク質が散らばります。
そうなると同じように光が当たってもここで散乱を起こしまして「ああまぶしい！」と感じるんです。
６５歳以上の人の半数以上が程度の差はあれ白濁した状態になっていると考えられています。
白色を赤色に変えると無駄な反射や嫌な感じがなくなって白内障の方々も見えやすい読みやすいというふうになるんだという事なんでございますか。
いや〜ビックリしました。
さあそれでは次の項目はこちらでございます。
「味覚・内臓力アップ!?」。
実験にご協力頂いたのは一流のパティシエ。
用意したのは糖分の入った紅茶。
この中に僅かな量のブドウ糖を足します。
５つのコップの中でどれがその甘い紅茶なのかを当てるクイズです。
ブドウ糖たったの０．１ｇ。
普通の人ではほとんど感じる事ができない僅かな量です。
なんと３人が見事正解！すご〜い！それではここで皆さんにはないしょで照明の色を少し変えて同じ実験をします。
では先ほどは正解できた０．１ｇに挑戦。
およそ２倍の時間をかけてテイスティングしましたが…。
（不正解の効果音）外したか〜やっぱり。
なんとさっきまで見事に当てていたのに次々と不正解。
おっ間違った〜。
皆さん一体どうしちゃったの？甘みを感じたポイントを表したグラフです。
上に上がれば上がるほどいっぱい入れないと気付かなかったという意味です。
白っぽい光の下の方が少量の甘みでも「あっ甘みだ」と感じる事ができるという事が分かりました。
これは大事よあなた。
これ料理を作る時は絶対白っぽい光の方がいいよね。
そうです。
という事で電球の違いガッテンして頂けましたでしょうか。
ガッテン！今日のテーマは嫌〜な…2015/10/02(金) 00:10〜00:15
ＮＨＫ総合１・神戸
５分でガッテン！「まぶしくない！ 味覚も変化！ 照明のウラ技」[字]
５分でわかる「ためしてガッテン」これまでの放送の中から、えりすぐりの技をぎゅっと５分間に凝縮、わかりやすく紹介するミニ番組。これを見ればきっとあすが幸せになる！
詳細情報
番組内容
照明のフシギ！人が照明によって、いかに行動に影響を受けるものなのか、目の当たりに。ある実験で、照明を変えただけで間違い探しの記録がアップすることが判明。実は、その答えが夕日の光にあった！また、味覚だって影響を受ける。百戦錬磨のパティシエたちが、照明を変えただけで味覚テストを間違えちゃう！今すぐできる、照明のウラ技。
出演者
【ゲスト】小林幸子，宮本亜門，【司会】立川志の輔，小野文惠，【語り】生野文治
ジャンル :
情報／ワイドショー – 暮らし・住まい
情報／ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
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