(場内拍手)
(奥重)ははははっ。
ここやここや。
はははっ。
すみません!
(新名)いらっしゃいませ。
(奥重)予約している奥重です。
(新名)お待ちしておりました。
どうぞお掛けください。
(奥重)はい。
どうぞ〜。
(新名)すみませんこちらへご記帳お願いいたします。
(愛菜)あの〜さっきからすっごいいい香りがしますね。
(新名)ああ〜お向かいの「ラウシェン」さんですね。
ラウシェンさんはですね養豚場を併設しておりまして飼育方法にこだわった豚でハムやソーセージを作ってるんです。
(4人)へえ〜!
(新名)皆さんに夕食にお出ししますんでね。
(鮎美)わあ〜本格的!
(友見)楽しみ!
(まみ)こちらお預かりします。
(新名)ありがとうございます。
(まみ)あっお客様男性1人に女性3人…。
どういったご関係なんですか?
(愛菜)私たち敦史君の彼女なんです。
(奥重)今日はみんなで洗いっこしようか。
(3人)いや〜ん!
(奥重)そうだ君も参加しない?
(まみ)するかぁ!バコッ!
(奥重)痛ぁ〜!何すんねんあんた。
(まみ)すみませんつい…。
(新名)ちょっとまみお客様に乱暴なことしたらあかんやろ!
(まみ)だってあなた〜。
(友見)えっお二人はご夫婦なんですか?
(新名)あっはいそうなんです。
ところでまみお前の紹介で雇ったアルバイトの茂造さんまだ来てないんやけど。
(まみ)えっごめんなさい!「ごめんなさい」やあれへんがな。
初日から遅刻ってどういうことや?あの人は。
ほんまに。
言うとかなあかんで。
(茂造)ああ〜遅れてしもうた〜〜!!すみません遅れてしまいました。
ああ〜!おお〜。
(新名)なんで越えたんやおい。
すみません。
おいなんで蹴んねん!ははっ。
蹴った本人がいちばんびっくりしたわ。
(新名)言うてる場合かほんま。
お客様のかばんや!申し訳ございません。
茂造さん初日から遅刻してるじゃないか。
寝坊しとったんちゃうか!?誰が寝坊や失礼なこと言うな!えらいことやったんやぞ。
ガラの悪そうな2人がもめとんねや。
「組を抜けさしてください」。
「簡単に抜けれると思うなよ」。
「抜けさしてください!」。
「ああ〜そうかい。
抜けるんやったら命をもって示さんかい!」。
ブスッってナイフで刺したんや。
うわっ殺人現場見てしもうた思って見てたらやなそいつがパッと振り返って「じじい見やがったな。
どうなるか分かってんのかぁ〜」言うてナイフ持って追いかけてきたんや。
うわっそれでどうなったん?そこで目が覚めたんや。
(新名)夢の話かいお前は!やっぱり寝坊しとるやないか!そうや二度寝や。
二度寝や。
はははっ逆ギレ。
お前や!まみの紹介で雇ったったけどな初日からやる気ないならクビにするぞ!バコン!
(奥重)ああ〜!言い過ぎやろお前こらぁ。
(奥重)おい!何すんねん!八つ当たりじゃほんま!
(奥重)いやするな!なんちゅうじじいや!?茂造。
(新名)名前聞いたんちゃうねん。
あの〜本当に申し訳ございませんでした。
本人も謝ってるやないか。
(新名)お前が謝れ。
ごめんなぁ。
(新名)ちゃんと謝れお前は!すみませんでした。
本日は夕食をサービスいたしますんでどうかお許しください。
(奥重)分かりました許します。
ははっ。
あほや。
(新名)黙っとけ!ではお部屋の方にご案内いたします。
はいどうぞ。
(新名)ちょっと茂造さんお部屋の鍵お客様に渡すときは何々の間ですってちゃんとお伝えしないと。
何々の間?
(新名)そう。
「お母さん最近太ったん違う?失礼なこと言うて…私ダイエットしてんねんで!でもお母さんおなか三段腹やで間っ!」。
(新名)そんな部屋ないお前は。
すみません冗談なんです。
弥生の間でございます。
階段でどうぞ。
(奥重)夕食のあとは誰から食べちゃおっかな〜。
(愛菜・鮎美・友見)きゃあ〜!
(奥重)よ〜し決めたぞ。
あいにゃんから食べちゃうぞ!バン!
(奥重)うわ〜!おお〜。
めっちゃ飛んだなおい。
(新名)言うてる場合かお前は。
お前この階段どないなってんねん!わしの手作り。
(新名)勝手に改造すんなお前。
これ戻せ!バン!
(新名・奥重)うわっ!
(新名)どないなってんねんあの階段。
すみませんお客様こちらからも行けますのでどうぞ。
(奥重)腹立つなぁほんま!バン!
(奥重)うわ〜!
(新名)これもお前が作ったんか!うん!
(新名)「うん!」やないお前は。
すみませんお客様あちらからも行けますのでどうぞ。
(奥重)じじいお前ちゃんとしなあかん…。
痛っ痛っ痛っ…。
じゃかましいわこら〜!じゃかましいわこら〜!最近の若いやつはすぐキレる。
(新名)お前や!あんた初日から接客むちゃくちゃやな。
ええかげんにせぇよ!
(まみ)まだ慣れてないだけよ。
(新名)何甘いこと言うてんねや!
(まみ)失敗は誰でもあるでしょ!?
(新名)失敗どころの問題やない!
(まみ)いちいちうるさいわね!偉そうに言うな。
ごめんなさい。
(新名)なんで言うこと聞くねん。
旦那俺や。
おかしいやろ?
(西川)なんですか?騒がしい。
誰や?このおっさん。
(新名)「おっさん」言うたらあかん。
オーナーや。
あっオーナー。
(西川)この人は?あっどうもはじめまして。
私久しぶりに復活した矢口真里です。
(新名)違うやろ!アルバイトの茂造や!
(新名)偉そうに言うなほんま。
オーナーの西川です。
両親が亡くなって以来ここを継いでやってます。
お一人で?弟に令というのがいましてね神戸のレストランで修業を積んでるんですわ。
茂造さん分からないことがあったらなんでもこの新名君に聞いてくださいね。
はいはい。
「はい」は1回。
(新名)自分で言うなお前!お前オーナーに対して失礼な態度とるな!
(まみ)あなたは厳しすぎるのよ。
(新名)なんでこいつの肩持つん?
(まみ)かわいそうじゃないの!偉そうに言うな。
ごめんなさい。
(新名)なんで謝んねん!謝らなくていいから。
(由美)ごめんやしておくれやしてごめんやっしぃ〜!
(新名)ちょっと由美さんけったいな挨拶やめてください。
これを言わな湯婆婆に間違えられます。
(新名)似てますけどここ。
(西川)真希さん。
(真希)あっ忠志さんこんにちは。
(西川)こんにちは。
ご注文のハムとソーセージです。
(まみ)あっありがとうございます。
おいしそうやな〜。
(由美)あら?こちらの方は?あっどうもはじめまして。
私ふなっしーの弟でふなごろーです。
(新名)違うやろ!はははっ。
アルバイトの茂造や!
(新名)それやめなさい!
(由美)はじめまして。
私お向かいの主人で元ミス・ユニバースの末成由美と申します。
元ミス・ユニットバス?へっ!いや元ミス・ユニバース。
あっ「失敗」のミスね。
へっ!失敗じゃなくて美を競うコンテスト。
病気を競う!?へっ!へっ!へっ!あっご一緒に。
へっ!
(観客たち)へっ!8人ぐらいしたなぁ。
ありがとうございます。
じゃなくて美しさを競うコンテストのこと。
ああ〜。
昔のことですけどねぇ。
はははっ…はっひっふっへっほっ!なんや?それ。
後ろのきれいな方は娘さん?
(由美)あっいえ。
息子の婚約者ですの。
前田真希です。
じゃあ息子さんは今ソーセージ作ってんの?
(新名)ああ〜いやちゃうねや。
本場で勉強するために真希さんを残してドイツに行ったんや。
ドイツで勉強してんねや。
(由美)そうなんです。
こだわりが強くてね1年で帰る予定が3年も帰って来ないんですのよ。
もう真希さんに随分迷惑かけてごめんなさいね。
あっそうそう。
私ちょっと買い物行ってきます。
じゃあ失礼いたします。
ごめんください。
ケツおかしいケツおかしい!なんで振ってんねんあれ。
あれ頭重たいんやろこれ。
(新名)言わなくてええねんそんなこと。
(レイチェル)兄さん!
(西川)令!まみ!茂造!
(新名)お前らせんでええねん!二人知ってるやろ?
(西川)令おかえり。
幸恵ちゃんも一緒やったんか。
(幸恵)お久しぶりです。
(レイチェル)あれ?そちらの方は?あっどうもはじめまして。
私いつもこうやってジャージを着てるのでニックネームは「ジーパン」です。
(新名)ほな「ジャージ」ちゃうんかい。
アルバイトの茂造や!
(新名)偉そうに言うのやめなさい。
(西川)令急に帰って来てどうしたんや?
(レイチェル)実は昨日幸恵ちゃんのお父さんに結婚のお願いに行ったら猛反対されてしまってそれで兄さんに相談しようと思って。
(西川)なんで反対されたんや?
(幸恵)私の父が銀行の支店長で取引先の御曹子と無理やり婚約をさせられたんです。
(レイチェル)幸恵ちゃんと結婚したいんや。
兄さんは賛成してくれるやろ?
(西川)あっもちろん賛成や。
(新名)僕も応援してますよ。
(まみ)私も応援してますよ。
わしは反対や。
(新名)なんでお前反対すんねん。
そらそうやろ。
御曹子の方がええがなこれ。
(新名)なんちゅうこと言うねん。
お前黙っときなさい。
・私も反対よ!
(新名)誰や?
(珠代)はあぁ〜〜はあぁ〜〜!どうもどうもこんにちは。
(新名)なんや?おい!何?この人。
なんやねん?これ。
珠代といいます。
あはっ。
令君のストーカーです。
(新名)自分で言うたん?
(珠代)令君つきあって。
(レイチェル)つきあわんわ。
(珠代)や〜だつきおうて!
(レイチェル)つきあわん言うてるやろ!
(珠代)つきおうてぇ〜。
つきおうてぇ〜。
なあつきおうてぇな。
(レイチェル)おい!どこから顔出すんだお前は!
(珠代)つきあってくれなきゃ泣いちゃうぞ。
(レイチェル)泣けや勝手に。
(珠代)ここで泣いちゃったら迷惑するでしょ〜!
(レイチェル)知らんわそんなん。
うわ〜うう〜。
ううっ…。
ああ〜ドカ〜ン!
(レイチェル)何してんねんおい!フゥ〜!
(レイチェル)「フゥ〜!」やあるかい!おいいいか?俺はな彼女と結婚するんだ。
(珠代)そうなんだ。
ふふっ。
そうだったんだ…。
あはっ。
あなたが私から令さんを…。
そのしゃべり方腹立つ!口開けろ!
(珠代)ふふふっ。
いいわ。
今からあなたと愛の表現力勝負といきましょうよ。
愛の表現力勝負?
(珠代)ええ。
令君をどれだけ愛しているか体いっぱいで表現するの。
あはっ。
はいはい。
私が先攻でいいですよ〜。
なんも言うてない。
(珠代)じゃあ私からいかしてもらうわね。
・あっふぇっ!あっふぇっ!あっふぇっふぇっふぇっ!・あっ令君が好きや!あっ令君が好きや!
(珠代)・右左・右左右左・たまには前にもコ〜ンコ〜ン!・コ〜ンコ〜ン!・そんな私はパッパラパのパァ〜パッパラパのパァ〜これをやってちょうだい。
(新名)なんで?幸恵ちゃん令君をとられてええんか?勝ちにいこう。
(新名)まあまあ確かに。
令君言うたれ。
(レイチェル)勝ちにいこう。
(場内笑い)頑張れよ。
(新名)頑張って。
殻を破るんや。
(幸恵)・ふぇっふぇっふぇっ!ふぇっふぇっふぇっ!
(幸恵)・令君が好きや!令君が好きや!
(幸恵)・右左右
(幸恵)・左右左
(幸恵)・たまにはコンコン!
(幸恵)・たまにはコンコン!
(幸恵)・そんな私はパッパラパのパァ〜
(幸恵)・パッパラパのパァ〜
(新名)よかった。
引き分けね。
なんで!?お前の方がうまいはずやろそれ。
(レイチェル)もういいから帰ってくれ!
(珠代)帰らないわ島田珠代で予約を入れてますからね。
(新名)ああ〜確かにご予約頂いております。
(レイチェル)この…ストーカーめ!
(珠代)ストーカー!あはっ!最高の最高の褒め言葉だわ!あはははっ!頼むから病院行って…。
(珠代)あはっ。
(新名)とりあえずお部屋の方に。
分かりました。
それではお部屋の方は「お母さんカレーにニンジン入れんといてってあれほど言うたやろ!あんた好き嫌いはあかんでうわ〜サラダにピーマン入ってるやんか。
ピーマンも嫌や言うたやろ!ほんまにあんただけはもう!わがま間」。
(新名)そんな部屋ないねん!すみません冗談でございます。
いや書いておりませんので。
さつきの間でございます。
階段でどうぞ。
ふふっ令君早くあなたのもとへ私は飛んでいきたい!バン!おお〜!うわぁ〜!
(新名)危ない!なんでお前落とすねや。
飛んでいきたい言うたから。
(新名)落とさんでええねん。
戻しなさい!バン!
(新名)すみませんあちらからも行けますのでどうぞ。
(珠代)もう!おじいさんほんとに怒ってるんだからね!珠代ちゃんはもうカンカン!カンカン照りなんだからね!んん〜!あとから燃やしとく。
(新名)燃やしたらあかん。
(一の介)失礼いたします。
(西川)どなたさまですか?私花月銀行大阪支店長の秘書手島と申します。
えっ何?あれ〜。
不自然な横分けピッチリ。
(新名)ほんまやな。
ピチ〜ッ!
(新名)何?
(一の介)幸恵お嬢さんやっぱりここにいてましたね。
少々お待ちください。
えっ?お父さんに見つかったん?
(幸恵)はい…。
えっ?どうすんねんおい。
(一の介)支店長!お嬢さんいてました!おい来たで。
どうする?令君!バタン!
(平山・新名)わあっ!
(新名)いらんことせんでええねんお前は!めっちゃ驚いてはるやん。
(平山)幸恵!お父さん!真希!
(真希)じ…じっちゃん!本気でびっくりしたやろ?びっくりした。
(新名)お前が急に呼ぶからこんなことになんねやほんまに。
(平山)お前…娘をかどわかしやがって!お父さん待ってください。
(平山)あんたは?令の兄です。
二人のことを認めてやってください。
黙れ!幸恵はこのまさじ君と結婚するんだ。
(安井)幸恵さん心配しましたよ。
幸恵ちゃんは渡さない!
(安井)ほう〜。
じゃあここはひとつ一発ギャグで勝負しようじゃないか。
ええっ!?何を言いだすねんおい。
より爆笑を取った方が幸恵さんと結婚できる。
どうだ?ほんまにそんなんで決めてええんか?望むところだ。
やんの!?はい。
ほなしゃあないわ。
では幸恵ちゃん争奪ギャグ対決〜!勝敗を決めるのはそうあなたたちの拍手だ〜!では先攻は?私からいきましょう!分かりました。
まさじ君の一発ギャグです。
どうぞ!あなたは1週間も水分をとらなかったのでここに表します。
あぁ〜…やっと頂いた〜…脱水賞状〜。
続きまして令君の一発ギャグです。
どうぞ!ええ〜「イラッとするかめはめ波」。
くらえ!か〜め〜は〜め〜はあ!?さあ判定の方お願いします。
まずまさじ君がよかったと思う方拍手!パチパチパチ…
(場内拍手)令君がよかったと思う方拍手!パチパチパチパチ!
(場内拍手)令君の勝利〜!よっしゃ〜!
(平山)こんな茶番わしは認めん!こいつが言いだしたんや!自信満々で負けとるやないかお前。
(平田)失礼します。
(西川)ああ〜平田さん何かありましたか?
(平田)大阪から刑事さんが来られました。
(桜井)大阪府警の桜井です。
(サキ)同じく五十嵐です。
こちらの責任者の方は?
(西川)私ですがなんの御用でしょう?
(桜井)平山昌雄さんに御用がございます。
(平山)私に何か?
(サキ)先日送られてきた脅迫状の件ですが。
(一同)脅迫状!?えっ?なんて書いてたん?なんて書いてたん?
(一の介)平山の命を奪うと。
命を奪う!?
(平山)ただのいたずらに決まっとる。
(サキ)実は同一犯により採石場からダイナマイトが盗まれまして…。
追い詰めた上司が拳銃を奪われ撃たれました。
えっ!?
(サキ)あれはどしゃ降りの夜でした。
ザァーー…
(雨音)ウウゥー!
(パトカーのサイレン)
(警部の声)よしそこまでやおとなしくしろ!
(犯人の声)捕まってたまるかぁ!バキ!
(殴る音)
(警部の声)ああっ…。
(刑事の声)やめろ!パン!
(銃声)
(警部の声)うわぁ〜!
(刑事の声)警部〜!!タッタッタッタッ!
(足音)あっもしもし?
(新名)着信音かいおい!はい。
仕事中や!ははははっ。
(新名)何?そのドラマ仕立ての着信音。
びっくりしたやろ〜。
(新名)言うてる場合かほんま。
音紛らわしいから替えときなさい。
めぇ〜。
(新名)替え方腹立つなぁ!
(サキ)とにかく今も犯人は逃走中です。
これが似顔絵なんですが見覚えはありませんか?
(平山)まったくありません。
(サキ)そうですか。
犯人が検挙されるまで外出は控えてください。
(西川)平山さんすぐにお部屋をご用意します。
(一の介)それは助かります。
(桜井)では失礼します。
(平田・サキ)失礼します。
(西川)茂造さんお部屋を。
分かりました。
それではお部屋の方は「・ハッピーバースデートゥーユーお母さんお誕生日おめでとう!ありがとう誕生日祝ってくれて。
とってもうれしいわ。
でも年を取ると1年なんてあっという間」。
(新名)そんな部屋ないねん!すみません冗談でございます。
きさらぎの間となっております。
どうぞ階段で。
(一の介)じゃあ参りましょう。
(西川)令ご案内して。
(レイチェル)こちらです。
(新名)どうぞ。
ごゆっくり。
バン!うわぁ〜!
(新名)危ない!ああっ!お前はなんで落とすねん!期待に応えただけや!
(新名)応えんでええお前は!戻せ!バン!
(新名)すみません平山さんこちらからも行けますので。
失礼いたしました。
ああっ!間に合わんかった!
(新名)間に合わんでええねん!もう〜間に合わんかったぁ〜!
(新名)挟まるから平山さんが。
(由美)真希ちゃん真希ちゃん!健二がドイツから帰って来ました。
(西川・真希)えっ!?
(西川)健二が?よかったやんか〜。
(由美)健二!健二〜!どんな人?おかえり。
(健二)ただいま!ははははっ!どんな人かな思うたら横顔新幹線やんこれ〜。
横顔新幹線やん〜。
(健二)誰が新幹線や。
新幹線やから白と青できめてんねやろ?違うわこれは。
はは〜ん今東京向いてるやろ。
(健二)向いてへんそんな方向。
(まみ)「のぞみ」?
(健二)誰がやねん。
(新名)「ひかり」?「レールスター」?
(健二)違う言うとんねん。
新幹線違うねや。
真希!ファ〜ン。
(健二)なんの音やそれは!前を通過したから。
(健二)いや通過したけどそんな音出さんでええねや別に。
なんで確認してんねんお前は!
(まみ)ビールにお茶〜。
(健二)売りにも来んでええわ。
はっ!
(健二)ウンチしてたらドア開いてもて閉めたくても閉められへんようになったんもすな!何をしてんねやほんまに…。
いやなんで下がんねやこれ。
黄色い線まで下がらんと。
(健二)いや新幹線やない。
真希!ファ〜ン。
(健二)鳴らすな言うてんのに!確認もすな。
売りにも来んでええ。
それもすなって!ええかげんにせぇよほんま。
いやなんで下がんねやいちいち。
黄色い線まで。
(健二)ええかげんにせぇよほんま。
やったぁ連結連結。
ははっ!
(健二)連結ってなんやねん。
おいおいおいおい!あんた無理やろ?先頭。
こうなってへんねんから。
先頭こっち。
あっしっくりくるしっくりくる。
(健二)やめろや!わしら先頭無理やで。
それはなぜか?こうなってないから。
(健二)いやだから新幹線やないねや。
下がってて。
えっ?黄色い線まで?
(健二)いや違う!せぇ〜の…。
(一同・東海道新幹線の車内チャイム)・タンタンタンタタン
(健二)駅に到着する前に鳴る曲やないか!ああっ!グリーン車や。
いや色だけやろほんで!50周年おめでとうございます。
(健二)もうええわほんまに。
なんやねんさっきから!誰や?このおじいさん。
あっどうもはじめまして。
私チャン・グンソクです。
(新名)いや違うやろ!アルバイトの茂造や!
(新名)偉そうに言うのをやめなさい!
(健二)バイトかい!忠志久しぶりやな。
(西川)ああ健二3年も帰って来ぉへんから心配したぞ。
どうしても本場の味を追求したくてな。
でもその成果が実って今年俺のソーセージがドイツで金賞を取ったんや。
(西川)ああ…おめでとう。
(健二)うん。
真希ただいま。
あっ…おかえりなさい。
(由美)健二疲れたでしょ?早く家に帰って休みなさい。
(健二)ああ〜せやな。
ほなまたあとでな。
(西川)おう。
ファ〜ン。
(健二)やめろ言うてんねんそれ。
プシュップシュ〜。
(健二)いやドアの音もやめろ!毎日遊べるなぁ。
(新名)遊んだらあかん。
じゃあ茂造さん僕たちは2階のお客様4名様にお茶を運びましょか。
分かりました。
今からお茶のロシアンルーレットをします。
3つの湯飲みにお茶を入れて最後の1つの湯飲みにわしのおしっこ入れたろ。
(新名)絶対あかんぞそれ!だめよ〜!やめなさいよ!なんてこったパンナコッタ。
どうしたらいい?僕の気持ちは変わらへん。
真希のことを愛してる。
私も忠志さんを愛しています。
絶対に幸せにする真希もおなかの子供も。
ガタン!
(3人)ええ〜!?ほんまかいな?それ!ほんまかいな?それ!えっ?えらいこっちゃえらいこっちゃ!
(まみ)ええ〜!
(新名)オーナーそうやったんですか?あんたらびっくりした?落ちてびっくりした?はははっ。
わしは落ちるん分かってて音でびっくりした。
えっ?二人はそういう関係やったんですか?
(西川)なんやこんな所で立ち聞きしてたんか!?失礼なこと言わんといてください。
立ち聞きなんかしてませんよ。
裏を通りかかったら最後だけ聞こえてしまったんですよ。
(西川)最後ってどこからや?「なんてこったパンナコッタ」。
最初からやないか!あんたこの大変なときによう言うたな!なんやねん「なんてこったパンナコッタ」って。
なんやねん「なんてこったパンナコッタ」って。
(新名)どこ気になってんねんお前。
あの二人のことや。
そうかそうか。
二人はなんでそうなってしまったんですか?真希ちゃんが寂しそうにしてたんでなんとかしてやりたくて。
忠志さんの優しさに惹かれて。
なるほどね。
でも健二さんが二人がつきあっていて妊娠してることを知ったらどうなんねやろ〜!?
(新名)お前楽しんでるやろ今。
これは絶対しゃべったらあかんで。
黙ってられるかな〜!?
(新名)黙っといて。
絶対に黙っといて。
真希。
来た〜!!静かにしろ!静かに!待たせてごめん。
待てずにごめん。
(新名)おい!寂しい思いばかりさしたな。
楽しい思いばかりしてたわ。
(新名)やめろ!元気で安心したよ。
元気で妊娠したよ。
黙れ!
(健二)えっ?なんか言うた?
(新名)いえなんでもないです。
(健二)真希燻製作業始めるから手伝ってくれ。
(真希)あっ分かったわ。
さあ頑張って…。
痛っ!大丈夫か!?おなかの子供は!
(新名)言うな〜!
(健二)おなかの子供?忠志の子供妊娠してるんや。
(新名)お前はっきり言わんでええねん!
(健二)忠志の子供を妊娠してる!?ええっ!?
(新名)お前が言うたんや!わしが言うたん!?
(新名)言うたよ。
なんてこったパンナコッタ。
(新名)それ言わんでええねんお前は。
おい忠志それほんまか!?
(西川)健二すまん!
(健二)お前とは親友やと思ってたのに裏切りやがって!やめて!忠志さんは悪くないの!最初に食事に誘ったのは私なの。
(西川)悪いのは僕や。
先に真希ちゃんの手を握ったのは僕や。
(真希)先に寄りかかったのは私よ。
(西川)先に抱き締めたのは僕や。
(真希)先に目を閉じたのは私。
(西川)先にキスをしたのは僕や。
(真希)先に電気を消したのは私。
(西川)先にパンツを脱いだんは僕や。
(健二)もうええ!よう俺の前でそんな話できんな。
そのパンツはいてるのわしや。
(新名)参加すな。
参加しなくていいから下がりなさい。
(健二)お前ら二人絶対許さんからな!うわぁ〜〜!!ははっなんでこうなったんや?
(新名)お前のせいや!えっ?わしのせい!?なんてこったパンナコッタ。
(新名)それもうええねん!仕事終わったら食事に行こか。
(まみ)うん。
(新名)そこで二人は何をしとんねや。
まみもやめなさい。
(レイチェル)でも兄さんそりゃ健二さんが怒んのも無理ないよ。
・
(健二)くそ〜〜!!ブヒッブヒッ…
(新名)健二さん豚に当たってはるやんか。
ブヒッブヒッ…もしもし?
(新名)着信音かい!仕事中や。
ははははっ。
(新名)びっくりするわお前。
わしこれいちばん好き。
(新名)言うてる場合か。
音紛らわしいから替えときなさい。
ブヒッ。
(新名)豚で替えるな。
やめろ。
(まみ)ねえ茂造。
真希さんのおなかの子供のためにも健二さんに許してもらえる方法ないかしら?いい方法考えたらあとでチュウしてくれる?するする!
(新名)お前ら頭おかしいんか。
いやもういい方法浮かんでんねや。
友情と愛情を全面的に押し出す芝居をするわけや。
例えば健二さんが大事にしてるソーセージに「おい髪の毛入ってるやないか」って因縁つけてもらうやん。
ただの因縁ちゃうで。
「おいどう落とし前つけるんじゃ!」ってナイフを突きつけられる窮地に追いやる。
それをオーナーが命を懸けて助ける。
そしたら「忠志そこまで俺のこと…」。
友情が元に戻るわな。
そしてピンチに陥った次オーナーを真希ちゃんが助ける。
二人が命を懸けて助け合う。
それを見てたら「そこまで二人は愛し合ってんのか。
しゃあない。
長い間ほったらかしにした俺が悪かった。
結婚を許そう」ってなれへんか?
(新名)なるほどええ考えやな。
でもちょっと待って。
因縁つける役誰にやってもらう?どっかにおらんか…。
すみません貸し切り風呂予約したいんですけど。
(一同)おった!やりましょう因縁つける役。
(新名)なんで知ってはるんですか?
(奥重)そこまで聞こえてました。
よっしゃ話は早い。
あとは流れやな。
(新名)流れ僕つけていきましょうか?まずここに健二さんを呼び出します。
健二さんが来たら僕が「お客様からクレームです」って言いますんで次はあなたです。
「あんたえらいもん食べさしてくれたのう」って言うてください。
健二さんは「何か入っていましたか?」って聞いてくるでしょう。
そこで茂造さんが奥から髪の毛の入ったソーセージを持ってきます。
じゃああなたはそれを見て「おいソーセージに髪の毛入っとるやないか。
どう落とし前つけるんじゃ!」って因縁つけてください。
そこで健二さんが「すみませんでした」って謝ってくるでしょう。
じゃあもうひと言言うてください。
「謝って済んだら警察いらんのや。
覚悟しろ!」と言ってナイフを突きつけましょう。
そこでオーナーが「待て刺すなら俺を刺せ!」と助けに出てきてください。
それを見た健二さんがですね「なんで助けるんや?」って聞いてくるでしょう。
健二さんに対するセリフを茂造さん。
ええっ!わしも参加すんの!?めっちゃ緊張するやん。
いくで。
「二人は親友なんや」。
(なまって)二人は親友なぁんやぁ。
ちょっとなまってるな。
二人は親友なぁんやぁ。
だいぶなまっとるなこれ。
緊張したらこうなるな。
緊張したらそうなんの?ほなしゃあないそれでいこか。
じゃあそれを言いました。
そしたら健二さんは「そこまで俺のことを?」って言うてくるでしょう。
健二さんに対するセリフを茂造さん。
また?うん。
「そのとおりなんや」。
(なまって)そのとおりなぁんやぁ。
二人は親友なぁんやぁ。
オッケーオッケー。
それを言いました。
じゃあ今度真希さんが出てきます。
「忠志さんを刺すなら私を!」って言うてください。
それを見た健二さんがですね驚いて「二人はそれほどまで…」って言うてくるでしょう。
そのあとにあなたはですね「二人の愛に負けた」と言ってナイフを捨てましょう。
じゃあそのあとに健二さんに対するセリフを茂造さん。
3つ?「許してやったらどうや」。
(なまって)許してやったらどぉやぁ。
そのとおりなぁんやぁ。
二人は親友なぁんやぁ。
オッケーオッケーオッケー。
それを言いました。
そしたら今度オーナーが親友を脅されてその怒りで「よくも健二に…許さん!」と言ってこの人にナイフを突きつけましょう。
じゃああなたはですねその勢いに負けて悲鳴を上げてください。
じゃあそこでオーナーを後押しするセリフを茂造さん。
4つ?「とどめを刺したらどうや」。
(なまって)とどめを刺したらどぉやぁ。
許してやったらどぉやぁ。
そのとおりなぁんやぁ。
二人は親友なぁんやぁ。
オッケー!すばらしい。
じゃあそれを言いました。
そしたらそれを見た健二さんが「もうやめたってくれ。
俺も二人の愛に負けた」と言ってそこで二人のことを許してくれるでしょう。
じゃあそれを聞いたあなたはですね「僕はどうなるんや?」って聞いてください。
じゃあこの人に対するとどめのセリフを茂造さん。
ふふっ…どうしてわしを追い込むんだ。
5つやで。
お願いします。
「あんたは消え去るんや」。
(なまって)あんたは消え去るぅんやぁ。
とどめを刺したらどぉやぁ。
許してやったらどぉやぁ。
そのとおりなぁんやぁ。
二人は親友なぁんやぁ。
オッケー!すばらしい!よし!
(新名)じゃあそれを言いました。
そしたらそれを聞いたあなたは「すみませんでした!」と帰っていく。
こうなるわけです。
じゃあだいぶややこしいんで皆さんで練習しましょうか。
練習はさせて!
(新名)しよう。
5つもあるから。
(新名)5つもあるからね。
じゃあ練習のときだけ令君健二さんの代役お願いします。
分かりました。
(新名)二人はこちらに来て…。
じゃああなたの凶器必要ですね。
わし持ってくるわ。
(新名)ええものがあったはず…。
あっ茂造さんあるかな?ああ〜これ使いましょ。
はいこれ包丁使ってください。
お願いします。
じゃあ茂造さんはソーセージの準備お願いします。
オッケー。
(新名)じゃあ練習のときだけ健二さんが来たところからやりましょうか。
いきましょう。
練習用意スタート!・二人は親友なぁんやぁ。
(新名)まだや!それまだ。
出てきてからやから。
ほんでどこで言うてんねんなあんたほんまに。
すみません。
もういっぺん最初からいきましょうか。
いきましょう。
練習用意スタート!
(奥重)あんたえらいもん食べさしてくれたのう。
(レイチェル)何か入っていましたか?
(新名)茂造さん持ってきて。
はい。
これです。
(奥重)おい髪の毛の中にソーセージ入っとるやないかい。
(新名)ああ〜違う違う違う。
(なまって)逆様なぁんやぁ。
(新名)言わんでええねん!すごいですね…。
お客さん間違ってはりますから。
(奥重)間違ってる?えっ?
(新名)ソーセージに髪の毛が入ってる。
逆で言うてはりました。
(奥重)ああ〜すみません。
(新名)でも…待ってください。
今のおもしろいですね。
(奥重)えっ?
(新名)ユーモアのあとに一気に恐怖感を与える感じ。
これ使いましょう。
(奥重)使う…。
(新名)はい。
茂造さんも追加で「逆様なんや」言うてください。
ええ〜!6つになるやないかお前のせいで!
(奥重)すみません。
5つでもあっぷあっぷやのに6つなんか覚えれるわけないやろほんま。
(新名)でも茂造さんやったら絶対できるから。
やってみようか?
(新名)お願いします。
じゃあすみませんもういっぺん練習お願いします。
練習用意スタート!
(奥重)あんたえらいもん食べさしてくれたのう。
(レイチェル)何か入っていましたか?
(新名)茂造さん持ってきて。
これです。
(奥重)おい髪の毛の中にソーセージ入っとるやないかい。
逆様なぁんやぁ。
(奥重)ソーセージの中に髪の毛入っとるやないかい。
どう落とし前つけるんじゃい!
(レイチェル)すみませんでした!
(奥重)謝って済んだら警察はいらんねや。
覚悟しろ!
(西川)待て刺すんなら俺を刺せ!
(レイチェル)なんで助けるんや?二人は親友なぁんやぁ。
(レイチェル)そこまで俺のことを?そのとおりなぁんやぁ。
(真希)忠志さんを刺すなら私を!
(レイチェル)二人はそれほどまで…。
(奥重)二人の愛に負けた。
許してやったらどぉやぁ。
(西川)よくも健二に…許さん!ひえ〜ひえ〜ひえぇ〜!とどめを刺したらどぉやぁ。
(レイチェル)もうやめたってくれ!俺も二人の愛に負けた。
(奥重)僕はどうなるんや?あんたは消え去るぅんやぁ。
(奥重)すみませんでした!
(新名)オッケー!いけた!オッケーちゃうちゃうちゃう…。
おいあれええんか!?
(新名)何?「ひえ〜ひえ〜ひえぇ〜!」いうやつ。
下手くそすぎるやん。
なんやねん?お前。
ナイフ突きつけられて「ひえ〜ひえ〜ひえぇ〜!」って。
あれあかんやろ。
(新名)本番はもっと感情入れて悲鳴を上げてください。
もうしゃあない。
あれでいこう。
「ひえ〜ひえ〜ひえぇ〜!」。
(新名)もう分かったからそれ。
じゃあ髪の毛の準備茂造さんお願いします。
本番いきますんでね。
じゃあ令君健二さん呼んでください。
(レイチェル)あっ分かりました。
健二さん健二さん!ちょっといいですか?なんの用や?
(レイチェル)すみませんこちらへ。
(新名)あの〜お客様からクレームです。
(奥重)あんたえらいもん食べさしてくれたのう。
(健二)何か入っていましたか?
(新名)茂造さん持ってきて。
・はい。
これです。
ええ〜〜〜!?いやお前これ…ソーセージの上にお前…髪の毛のっかっとるやないか〜い!どう落とし前つけるんじゃい!
(健二)ふざけんな!
(奥重)えっ?
(健二)こんなに髪の毛入るわけないやろが!因縁つけて金にしようとしてんねやろ!バキ!
(奥重)あっ!すみませんでした!
(健二)謝って済んだら警察はいらんねや!逆様なぁんやぁ。
(新名)言わんでええねん!
(健二)覚悟しろ!
(西川)待て刺すんなら俺を刺せ!
(新名)いや行ったらあかん!
(健二)なんで助けるんや?二人は親友なぁんやぁ。
(新名)言うなって!
(健二)親友やと?二人はグルか!?そのとおりなぁんやぁ。
(新名)言うな〜!
(健二)お前というやつは…。
バキ!許してやったらどぉやぁ。
(新名)意味変わってる!
(健二)許さん!ひえ〜ひえ〜ひえぇ〜!
(新名)それやらんでええねん!
(健二)忠志死ね!
(奥重)ああ〜!
(新名)空振りでよかった…。
とどめを刺したらどぉやぁ。
(新名)渡すな〜!
(桜井)悲鳴が聞こえましたが!
(健二)死ね〜!
(桜井)やめろ〜!パン!
(奥重)うわ〜〜!
(新名)お客さん!ちょっと!大丈夫ですか〜!?
(奥重)僕はどうなるんや?あんたは消え去るぅんやぁ。
(新名)やかましいわ!ちょっと〜!チュチュチュチュチュチュチュチュチュチュ…。
(新名)お前らはどういうつもりやねん。
そんなことより茂造さん。
ほんまに…刑事さんの拳銃な1発目が空包やったからよかったもののあんたのせいでむちゃくちゃや!
(2人)許してやったらどぉやぁ。
(新名)それやめろ!なんで二人で言うてんねん。
(健二)俺が子供の父親になる!
(平山)わしがお前の父親だ!
(健二)お前は誰にも渡さん!
(平山)誰にやるかわしが決める。
(健二)お前俺の邪魔すんなや!
(平山)お前こそ邪魔をすんな!
(健二)なんやと!?
(新名)あっ…。
めっちゃすごいやんこれ〜。
もう一回見たい?アンコール!アンコール!
(場内手拍子)はい。
(健二)なんやと!?
(新名)おかしい!
(新名)シンクロみたいになってますよ!
(レイチェル)落ち着いてくださいお父さん。
(平山)お前に「お父さん」と呼ばれる筋合いはない!じゃあ「お母さん」?
(新名)そういう意味違うねん。
アンコール!アンコール!
(場内手拍子)じゃあ「お母さん」?
(新名)このアンコールいらんやろ!
(新名)あっいらっしゃいませ。
ご予約のお客様でしょうか?どうぞどうぞ。
(新名)あの…。
(ながい。
)平山…死んでもらう!ああっ!
(ながい。
)死ね!やめろ!
(ながい。
)じじい邪魔すな!小手!面!
(ながい。
)うっ!
(新名)すごい。
あっ…あんた刑事さんの持ってた似顔絵の男!ほんまや。
(ながい。
)助けてくれおやじ!
(平山・茂造・新名)「おやじ」?息子を放せ。
お前ら親子か?
(平山)どういうことなんだ?
(一の介)平山これが何か分かるか?カステラ。
(新名)そんなわけないやろ。
こんなときに出せへんやろカステラ。
(西川)ひょっとして…爆弾?そうや爆弾や!
(一同)うわっ!
(一の介)おい余計なことするなよ。
さあ息子を放せ。
早くしろ!!
(ながい。
)あっ…くそっ。
(平山)手島!目をかけてやったのに恩をあだで返す気か!?
(一の介)黙れ!最初からなお前に復讐するために近づいたんや。
15年前わしは小さなネジ工場を経営していた。
経営厳しなってなそれでお前んとこの銀行から融資してもらうことになってたんや!どっかで聞いたことあるなこれ。
(一の介)ところが直前になって融資は取り消された。
そのせいでな工場は倒産や。
ま…まさか!?やられたらやり返す。
倍返しだ!!きた〜〜!これを言うだけのためにこうやって横分けピッチリやったんやこれ。
(新名)言わんでええねん!これを言うためだけにこのためだけに横分けピッチリやったんや。
(新名)言わんでええから。
(平山)私は君のことは知らない。
(一の介)とぼけるな。
(平山)ほんとに君のことは知らないんだ。
(一の介)ああ…そうか。
じゃあこれでどうだ!?島田一の介。
なんで分かったんやお前。
めっちゃハゲてるやん。
(一の介)お前もハゲてるやないか。
はっ…。
(新名)今気付いたんかい!ああ〜!
(桜井)そこまでだ!
(サキ)無駄な抵抗はやめて爆弾を渡しなさい!
(一の介)おい近づくな!近づくなよ。
近づいたら爆発さすぞ。
おいやれ。
(ながい。
)どけこら。
こっち来い。
(レイチェル)幸恵ちゃんを放せ!
(ながい。
)邪魔すなこら!こっち来い。
(一の介)近づくな!お嬢さんこれ持っていただきましょうか。
(幸恵)えっ…。
ピピッえっ?
(平山)何をしたんだ?
(一の介)爆弾にスイッチを入れたぞ。
(平山)えっ…。
(一の介)少しでも振動を加えるとなドカ〜ンじゃ!うわっ!
(平山)幸恵!
(レイチェル)幸恵ちゃん僕が身代わりになる。
(幸恵)だめ!そんなことしたら令さんが死んじゃう!幸恵ちゃんのためならどうなってもかまわない!嫌!死ぬときは一緒よ!おいわしに貸せ。
(平山)いやわしが行く。
わしが行く!
(平山)わしが行く!ほなお前が行けや。
(新名)押すな!ピピピピピ…
(新名)やばい!ピィーーー
(新名)爆発するぞ〜!もしもし?
(新名)着信音かい!おいおかげでなちゃんと愛情を示すことができたわ。
(一の介)なんやて?人間は窮地に追いやられたら大切な人を守る。
令君は幸恵ちゃんを。
オーナーは真希ちゃんを。
まみは茂造を。
(新名)お前こっちやろ!なんでそっちや。
(ながい。
)お前ら何ごちゃごちゃ言うとんじゃ。
こうなったら全員まとめて吹っ飛ばしたらぁ!
(桜井)やめろ!死ね〜!
(一同)ああ〜!
(桜井)危ない!ピピッ…
(タイマー作動音)
(桜井)カウントダウンが始まった!えっ!なんやと?おうそうや。
今の衝撃でなタイマーが動きだしたぞ。
ははっ。
1分後にドカ〜ンじゃ!
(新名・茂造)えっ!
(桜井)ここに暗証キーを入力するんか?そうや。
4文字のなアルファベットを正しく入れたらタイマーは停止する。
おい3回間違ったらドカ〜ンやぞ!
(桜井)3回…。
ピッピッピッピッ
(一の介)おいおいおい…。
ブー!
(エラー音)ああ〜!ああ〜!失敗や〜!失敗や〜!
(新名)お前何勝手に押してんねん!押したかったんや。
(新名)3回しかない…。
あと2回やでお前。
刑事さん。
(サキ)はい。
(新名)いけます?お願いします。
よし。
(新名)刑事さん…。
ピッピッピッピッブー!
(新名)ああ〜くそっ。
なんて入れたんや?「KISS」。
「KISS」?「KISS」…したい!
(新名)この人は何を言うてんねや!?お前…何言うてんねんお前。
(新名)なんの願望ですか?お前どうすんねん?この空気盛り返すのに…。
(一の介)こら!遊んでる場合ちゃうぞお前。
あと10秒で爆発やぞ。
えっ!
(桜井)あと1回ですよ。
よし。
ピッピッピッピッカチッ
(タイマー停止音)
(茂造・桜井)ええっ?いけた。
(一の介)お…おい!なんでお前暗証コードが分かったんや!?「NKPC」。
(一の介)えっ?「なんてこったパンナコッタ」。
(新名)いけたん!?それやったん!?なんで!?なんで知ってるんや?
(一の介)なんで知ってるって…これはお前有名やないかい。
うそ!はやってんの?
(一の介)はやってんねん!
(桜井)お前らそこまでやぞ!
(一の介)やかましい。
こうなったら…。
おいこらどけ!おいどけ!
(まみ)きゃあ〜!
(一の介)近づくな。
近づくなよ。
おい近づくな。
おい。
おい平山お前前出ろ。
早くしろ!おいこの拳銃でなお前の頭ぶち抜けこらぁ。
(平山)えっ?
(一の介)早くせぇ!でないとなこの女殺すぞ!平山死んでくれ。
(新名)向けるなお前は!しゃがめ!パン!ガン!
(ながい。
)痛ぁ〜!よし。
あっ…ああ〜!わしのまみちゃ〜ん!
(新名)いや俺のまみや!
(一の介)むちゃくちゃしやがって。
解放せぇへんのか?
(一の介)そうじゃ。
どうなっても知らんぞ!バン!
(一の介・ながい。
)うわっ!
(新名)でっかい包丁出てきたよ。
よしよし。
(新名)なんや?あれ。
防犯システム。
(新名)役に立ったけど戻せあれ。
バン!
(一の介)おい逃げるぞ!
(ながい。
)うわ〜!くそ〜!バン!
(ながい。
)うわ〜!ああ〜!おいおい!これがほんまのハゲしい衝突。
(新名)何うまいこと言うてんねん。
バン!
(桜井)確保!
(平田・サキ)はい!
(サキ)手を出しなさい。
(ながい。
)ちっ!くそ〜。
(サキ)立ちなさい。
皆さんご協力ありがとうございました。
(平田)ありがとうございました。
(サキ)行くわよ。
(平山)待ってください。
島田さんほんとに申し訳ないことをいたしまして…このとおりです。
許せるか!土下座しろ平山〜〜!!
(新名)お前が半沢なってるやん。
(「テーマ・オブ・半沢直樹〜MainTitle〜」)すっとすんなよおい!あるやろお前「ああぁ〜!ああぁ〜!」いうやつ。
「ああぁ〜!」いうやつ見たかったんやあほ!
(「テーマ・オブ・半沢直樹〜MainTitle〜」)ああぁ〜!立つとき言うな!立つときに言うんはリハビリのおじいちゃんだけやあほ。
ほんま〜。
盛り上げたったのに。
(新名)やっぱり携帯やったんかい!
(桜井)よし行くぞ。
あっ刑事さん拳銃です。
(桜井)あっはい。
(ながい。
)じじい邪魔しやがって。
覚えとけよ!誰に言うてんねやお前。
(新名)危ない。
誰に言うてんねん。
(ながい。
)お前何してんねや。
撃てるもんやったら撃ってみぃこらぁ!パン!
(ながい。
)熱っ!熱っ!なんか飛んできた…熱っ!こいつほんまに撃ったで!?こいつ逮捕せぇや!
(桜井)この人は何をしても許されるんや!
(ながい。
)どういう意味やおい!
(ながい。
)なんの敬礼やおい!熱っ。
(桜井)いいから行け!
(ながい。
)ええことないわおい。
(新名)あっあの〜すみませんカツラ忘れてはります。
大事なもん忘れてるやないかお前は。
ほんまに何してんねん。
(新名)反対や反対!スネ夫みたいになってるやんか。
ほんまや。
スネ夫スネ夫。
(一の介)うるさい。
(平田)行くぞ。
(ながい。
)熱ぅ〜。
(安井)令君僕は幸恵さんを守れなかった。
潔く負けを認めよう。
平山さん幸恵さんのことは諦めます。
(幸恵)まさじさん…。
(西川)お父さん二人のこと認めてやってください。
違う!
(なまって)認めてやったらどぉやぁ。
(新名)もうええねんそれ!
(なまって)認めてやったらどぉやぁ。
真面目!真面目!
(平山)令君幸恵のことどうかよろしくお願いします。
おっ。
(レイチェル)はい。
必ず幸せにします!よかったな。
よかったよかった。
(珠代)令君あなたの心の中にもう私はいなくなってしまったようね。
ずっとおれへんで。
(珠代)あぁ…。
あっでも私彼氏ができたんだ。
うふっ。
えっ?
(珠代)タマオ君!ふふっ。
「タマオ君」?
(低い声で)珠代の彼氏です〜。
どうもはじめまして。
珠代の彼氏です。
何が始まったんや?これ。
(珠代・低い声で)はははっ…。
どうも。
珠代行くか。
あっ行こうふふふっ。
(低い声で)すみません失礼します。
どうも。
行こう。
あはっうふっあぁ〜ん。
(低い声で)行こう。
お前待て!結論出せやお前!
(低い声で)なんですか?すみませんまた寄りますよ。
もう〜寄らない寄らない。
ふふっ行こう。
(低い声で)レディーファーストだよほら行け。
あはははっ。
はははっ…。
ああ〜…もらおう。
盗むな!
(由美)えっ?私もこれで失礼します。
まさじ君今のでもう普通に帰られへんなったな。
幸恵さんが僕のものにならなくてショックで頭がチンチロリ〜ン!チロリンチロリンチロリンチロリンチロリ〜ン!頂きま〜す!あいつら二人結婚したらええねやほんま。
(新名)ほんまや。
なあ?まだ1つ問題が残っております。
気まずい三角関係の皆さんですどうぞ!
(新名)司会せんでええねん!
(新名)ほんまに出てきたでおい。
(健二)忠志お前には負けた。
爆弾騒ぎのときお前は真希を守ったのに俺は腰が抜けて動かれへんかった。
ははっ脱線した脱線。
(新名)新幹線ちゃうねん!
(健二)忠志。
真希を幸せにしてくれ。
分かった。
必ず幸せにする。
(真希)健二さんありがとう!
(由美)健二あんたそれでええのんかいな?
(健二)ああ。
俺には夢がある。
ドイツで店を出すことや。
そんときはお母ちゃんついてきてくれるか?ダンケシェーン。
なんでドイツ語やねん!「ダンケシェーン」って「ありがとう」っていう意味やで?「ついてきてくれるか?」「ありがとう」会話になってへん!
(新名)もうええからほんまに。
いやでも皆さんすべて解決してよかったですね。
よかった。
おぇっ!
(新名)あれ?真希さんつわり始まってるんですか?
(西川)えっ真希大丈夫か?私と忠志さんの子供やもんこれぐらい平気よ。
おぇっ!
(西川)えっ?もしかしてまみちゃんも?できたみたいです。
(新名)ほんまかいなまみ!俺たちにもやっと子供ができたんか!やった〜ばんざ〜い!あははっ。
(まみ)徹郎さん父親はあなたじゃないの。
(新名)えっ?お前以外全員気付いとるで。
おめでとうママ。
(まみ)ありがとうパパ。
ああ〜。
(新名)えっ!?相手は茂造さん?僕はどうしたらいいんや?あんたは消え去るぅんやぁ。
(新名)やかましいわ〜!まみ〜!2015/10/02(金) 09:55〜10:50
MBS毎日放送
よしもと新喜劇[字]【「茂造の、愛・LOVE・トライアングル」】
「茂造の、愛・LOVE・トライアングル」▽ペンションアルバイトの茂造オーナーの彼女が本当は親友の婚約者である事が判明!そんな時海外から婚約者が帰って来る…!!
詳細情報
お知らせ
この番組は2014年11月15日に放送されたものです。
番組内容
ペンションアルバイトの茂造
オーナーの彼女が本当は親友の婚約者である事が判明
そんな時海外から婚約者が帰って来る
茂造達は解決するための作戦を考えるが失敗・・・
果たして魔の三角関係の行方はいかに
出演者
辻本茂雄/西川忠志/レイチェル/新名徹郎/前田まみ/前田真希/伊賀健二/鮫島幸恵/平山昌雄/島田一の介/島田珠代/安井まさじ/末成由美/桜井雅斗/五十嵐サキ/平田健太/タックルながい。/奥重敦史/木下鮎美/福本愛菜/吉岡友見
ほか
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。
ジャンル :
劇場/公演 – その他
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字(字幕)
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