9ニュース 2015.10.02


こんにちは、正午のニュースです。
急速に発達した低気圧の影響で、北海道では暴風が吹いています。
北海道では、あすにかけて非常に強い風が吹く見込みで、気象庁は暴風や高波に厳重に警戒するよう呼びかけています。
ご覧いただいているのは、日本海に面した北海道留萌市の現在の様子です。
海面が真っ白になるほど、高い白波が立ち次々と打ち寄せています。
留萌市では午前8時40分過ぎに33.5メートルの最大瞬間風速を観測したほか、この時間もカメラが揺れ、そして風の強い音、ゴーという音が聞こえるなど強い風の状態が続いています。
外を出歩くのは大変危険です。
風が収まるまでは、必要のない外出などは控えてください。
このあとも引き続き暴風や高波に厳重な警戒が必要です。
釧路港です。
けさは近くの市道が深いときで20cmほど水につかり、一時通行止めとなりましたが今は水が引き、車も通れるようになりました。
港の中も白波が立っています。
この波が岸壁を越えて道路が冠水しました。
満潮から6時間余りたって岸壁を越えるような波は少なくなりました。
しかし港の外は依然、波が高くなっています。
風はけさから強い状態が続いています。
太い木の幹や街灯の鉄柱が揺れるほどです。
このあとも強い風と岸壁を越える波に警戒が必要です。
釧路港からお伝えしました。
低気圧に伴う前線の影響で首都圏でも朝の通勤時間帯、激しい雨と風になりました。
各地で被害が出ています。
川崎市では工事現場の足場が、強風にあおられて傾きました。
倒壊するおそれがあることから、市は付近の住民に避難勧告を出しています。
厚沢部町です。
ご覧のように農業用ハウスが壊れて、骨組みがむき出しになっています。
北海道滝川市では、道路の街路樹が倒れました。
青森県弘前市では、収穫間近のリンゴが落下するなどの被害が出ています。
北海道電力によりますと、午前10時現在、北海道で1万3000世帯が停電しています。
東北電力によりますと午前11時現在、東北地方の各地のおよそ1000世帯が停電しています。
低気圧はゆっくりと北上するため北日本を中心にこのあとも風の強い状態が続き、低気圧に近い北海道では、あすにかけて非常に強い風が吹く見込みです。
最大瞬間風速は、北海道で45メートル、東北で35メートルに達する見込みです。
また北海道の沿岸ではきょう夕方にかけて波の高さが9メートルの猛烈なしけが続くほか、東北でも大しけが続く見込みです。
北海道ではきょう夕方からあすの明け方にかけて、上空に寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定になり、1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、北海道では暴風や高波に厳重に警戒し、不要な外出は控えるとともに高潮にも警戒し、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
アメリカ南部のアトランタで行われているTPP環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日本時間のきょう午前、2日目の全体会合を開き、大筋合意を目指して当初の日程を延長し、交渉を続ける方針を確認しました。
2日目の全体会合は、およそ1時間で終了しました。
会合では、バイオ医薬品の開発データの保護期間や、乳製品の関税の取り扱いなどを巡って関係国の溝が埋まっていないことから、大筋合意を目指して当初の日程を延長し、交渉を続ける方針を確認しました。
日本政府関係者によりますと、交渉全体を主導するアメリカは、バイオ医薬品の開発データの保護期間を長くするよう主張して強硬な姿勢を崩していないほか、乳製品でも輸出の大幅な拡大を目指すニュージーランドとの間で、折り合えていないということです。
このため交渉当事者の間からは、日程を延長してもアメリカが一定の譲歩をしなければ交渉全体が前進しないという見方が出ており、今回の会合で大筋合意が実現できるかどうかは依然として予断を許さない状況です。
アメリカ・オレゴン州の短期大学で、男が銃を連続して発砲する事件があり合わせて10人が死亡しました。
男は発砲する前に学生たちを立たせ信仰する宗教を聞いていたという情報があり、警察は犯行の詳しい動機を調べています。
1日午前10時半ごろ、オレゴン州西部の短期大学アンプクワ・コミュニティー・カレッジに男が侵入し、銃を連続して発砲しました。
地元の警察によりますとこれまでに10人が死亡、7人がけがをして、このうち3人が重体となっています。
オレゴン州の知事によりますと銃を発砲したのは20歳の男で、警察と撃ち合いになり死亡しました。
地元の新聞は、事件の現場に居合わせた女子学生の証言として、男は、教室で発砲する前に学生を立たせて信仰する宗教を聞いていたと伝えました。
警察は、男が犯行に及んだ動機について詳しく調べています。
日歯連・日本歯科医師連盟の政治資金を巡る事件で、逮捕された日歯連の当時の会計責任者が5年前の参議院選挙のあとに開かれた内部の会議で、議員の後援団体への寄付金は、1億円だったと明言していたことが、NHKが入手した内部資料などで分かりました。
この会議には元会長ら逮捕された2人も出席していたということで、東京地検特捜部が実態解明を進めています。
日歯連の前会長の高木幹正容疑者ら3人は、参議院議員を後援する日歯連関連の団体に寄付した際、収支報告書にうその記載をした疑いが持たれています。
日歯連は、5年前の平成22年参議院選挙に立候補した民主党の西村まさみ議員を後援する団体に、法律の上限の5000万円を超えない形を装って、合わせて1億円をう回寄付したとみられていますが、村田前副理事長が、選挙後の9月に開かれた内部の会議で、日歯連の政治活動の決算について報告した際、西村議員の後援団体への寄付金は1億円だったと明言していたことがNHKが入手した内部資料などで分かりました。
この会議には堤元会長や高木前会長も出席していたということです。
東京地検特捜部は、元会長らが法律の上限を超えるう回寄付を認識していたとみて調べています。
関係者によりますと3人はいずれも容疑を否認しているということです。
iPS細胞から作った目の網膜の組織を移植する世界初の臨床研究を行っている理化学研究所などのグループが、手術から1年がたったことを受けて記者会見し、手術を受けた女性に、がんなどの異常は見られず良好に経過していることを明らかにしました。
神戸市にある理化学研究所と先端医療センター病院などのグループは、去年9月、加齢黄斑変性という重い目の病気の70代の女性の患者に対し、患者自身のiPS細胞から作った目の網膜の組織を移植する世界初の手術を行いました。
女性の経過については、がんなどの健康上の異常は見られないということで、安全性の確認について現時点では結果は良好だということです。
また手術前、徐々に低下していた視力は安定し悪化が抑えられているということで、女性は、見える範囲も広がったように感じます。
思い切って新しい治療を受けてよかったと話しているということです。
理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーは、あらゆるリスクを考えてきたので、予想どおりの結果だと思っている。
早く多くの患者に使ってもらえる治療にしていきたいと述べました。
人工衛星の打ち上げと称して事実上の長距離弾道ミサイルを発射する可能性を示唆している北朝鮮のリ・スヨン外相が、国連総会で演説し、平和的な人工衛星の発射を問題視する不当な行為に対しては、自衛のためにすべての措置を取ると述べて、発射を自制するよう求めているアメリカや日本などをけん制しました。
ニューヨークで開かれている国連総会で、北朝鮮のリ・スヨン外相は、宇宙開発は主権国家の自主的な権利だと述べ、2012年12月以来となる長距離弾道ミサイルの発射を強行する可能性に改めて言及しました。
そのうえで、発射を自制するよう求めているアメリカや日本などをけん制しました。
ただ、リ外相は発射の具体的な時期については触れませんでした。
ことし8月の家庭の消費支出は、猛暑が続いた影響で、エアコンや飲料の購入が増えたことなどから、物価の変動を除いた実質で去年の同じ月を2.9%上回って3か月ぶりの増加となりました。
総務省が発表した家計調査によりますと、8月の消費支出は、ひとり暮らしを除く世帯で29万1156円となり、物価の変動を除いた実質で去年の同じ月を2.9%上回りました。
消費支出が増えるのは3か月ぶりです。
これは自動車の購入や住居の修繕など高額な支出が増えたことや、猛暑の影響で、エアコンの購入が増えたり飲料などへの支出が増えたりしたことが主な要因です。
総務省は、8月は天候による影響が大きい。
自動車などへの高額な支出が今後も増えていくか見極める必要があるなどとして、消費は緩やかな回復の動きが見られるという見方を維持しました。
また、自営業者などを除く勤労者世帯の8月の収入は、実質で去年の同じ月を2.2%上回って、5か月連続で増加しました。
では、為替と株の値動きです。
日本に秋到来。
2015/10/02(金) 12:00〜12:20
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合

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