サワコの朝【笑福亭鶴瓶/想定外が面白い!▽今回で、放送200回】 2015.10.03


(阿川)おはようございます。
阿川佐和子です。
ええ〜私事で恐縮なんですけれどもこの番組いよいよ5年目に入ることになって。
丸4年が終わって200回目という記念すべき時期を迎えました。
この回にふさわしいゲストお招きしております。
大変なんですよこの方。
段取りは絶対守ってくれないような人なんです。
何がどうなるか分かりませんがよろしくお願いします。
笑福亭鶴瓶さんです。
どうもすみませんなんか。
どうもありがとうございます。
いやいや200回とかそんな節目に呼ばれるとちょっと緊張するんですよね。
何よ緊張なんかしないでしょ。
ほんまですよ。
割とねお互い力入れられるとあかんのですよ。
そうですね。
フニャって…。
なってるのがいいんですよこれ。
(ナレーション)今日のゲストは「そんなんいらんわ」って言いやったんですよ。
二十歳のとき落語家の人気に火がついたのは本業の落語ではなくテレビやラジオでした。
63歳になった現在レギュラー番組は8本。
相手の懐にいつの間にか入り笑いを生み出すフリートークの天才です。
(鶴瓶)お前んとことお前んとこのお母さん「うちあほですから」言うて。
(観客たち)あははっ!
(百田・高城)ちょっと〜!更に2009年には映画「ディア・ドクター」に出演し日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。
僕の言うことよう聞いてお薬のんでちゃ〜んと治さんと駄目ですよ。
今や俳優としても注目を集める存在です。
最近では原点ともいえる落語に心血を注ぐ鶴瓶さん。
その笑いの哲学とは…。
今日は「噺の達人」鶴瓶さんとサワコの予定調和一切なしのトークをお楽しみください。
一度決めた椅子を変更した人初めてですよこの200回の中で。
いやいやだけどなんていうかそっちがその椅子やったらこっちもこの方がいいかなと思ってね。
あんまりなんかこうなんのも…。
家にある椅子は好きなんですよきっちりしてる方が。
だいたいでもあんまりゲストで出ることはないですか?
(鶴瓶)ないというかたまたま忙しいからそういうことになってしまってんねやろうけど別に全然…。
忙しいでしょ?だって「家族に乾杯」もいわばロケ…ロケトークでしょ?だって時間かかるでしょ。
あれねいやもう非常に失礼ですけどもなんの予定もないから早く終わるんですよ。
でもええの撮れますまったく決めてないから。
あれ決めてないからええの撮れるんですよ。
まあそうだけど。
一緒に行きましたやんか。
2回呼んでいただいたけど。
ほんとに鶴瓶さんってどっちかっていうと見知らぬ人に声かけることの方が多いでしょ?うまいと思うな〜。
(鶴瓶)うまいんじゃない。
「うまい」っていうのやめてくださいそういうやり口みたいなのは。
違ううまいとか違う。
ほんま子供の頃からこんなんですから。
子供の頃からそうですか?そうですよ。
うち兄弟5人の僕末っ子ですけど。
そうなんですってね。
その鶴瓶さんの今でも記憶に残ってる一曲を選んでいただいてると思います。
江利チエミさんっていう方が大好きやったんですよ。
まあ三人娘の中では一番好きな方なんです。
美空ひばりさん雪村いづみさん江利チエミさん。
はいもう皆好きですけども。
「カモンナ・マイ・ハウス」っていう。
うち長屋なんですけども…。
大阪の?大阪の。
テレビのあったうちに集まるんですよ「紅白」のときに。
ぎゅうぎゅうなんですよ。
近所みんな集まるから。
ぎゅうぎゅうがなんか好きな…。
今でもぎゅうぎゅう好き。
ぎゅうぎゅう好きなの。
今でもなんかあったらぎゅうぎゅうが好きなんですけどね。
それでそのときにあの〜まあ紅白はいつも近所の人と見てたんでしょうねたぶんその辺りで。
そのときに江利チエミさんが「カモンナ・マイ・ハウス」を歌って。
紅白で歌った?歌った。
これ格好ええなこの人…。
顔もかわいいじゃないですか僕あの顔も好きなんですよ。
まあ「サザエさん」になりはったときはもう別にそんな好きやない。
あははっ!おお〜!なんかこの響きがねあの〜いい…いいですし。
4軒長屋なんですけど割とぎゅうぎゅうになってその紅白を見るっていうんかね。
たぶんそのときハヤシのおばちゃんの所で見たんかな。
いや知らない知らない。
あははっ!台風になったらうちに逃げてくるんですよ。
じゃあ家は頑丈だったんですか?いや頑丈って長屋やからおんなじ柱やから。
ええっ!?おお〜。
だけどなんかこっちの方が安心する家族だったんでしょうね。
伺ってるとお父様もお母様も人に対してオープンっていうか。
そうですね。
あの〜父親なんかは僕ら子供の頃に「赤胴鈴之助」ってあったじゃないですか。
・赤胴鈴之助あれを映画館に見に行ったときにもうぎゅうぎゅうじゃないですか昔の映画館って。
臭いし汗の臭いはするし。
(鶴瓶)そうそうそう。
ほんで肩車してもうてたんです。
ああ〜はい。
おやじが足踏んだかなんかでまあ忘れましたけどその前の人とえらいケンカしだして。
お父様?俺…。
上から!?あははっ!何ケンカしてんねん。
(スタッフ)あははっ!俺を肩車して…。
カッとする人ですからうちのは。
そのかわりまたもう自分の言うたシャレが面白いって笑うてね。
自分で?自分で笑うてね横隔膜がおかしくなったんでしょうね「ああ〜!」言うて救急車で運ばれたんですよ。
ええ〜!?
(鶴瓶)ほんまですよ。
ええ〜!
(鶴瓶)びっくりしましたもん。
そんなおもろないんですよ。
誰かが言うておもろいのやったらええけど自分が言うてああ〜ってなって。
ふふっ…面白い人でしたわ。
お母ちゃんは?お母ちゃんもそんな人です。
お母ちゃんも「喉渇いた」って言うたらねおかんが「つば飲んどき!」。
(一同)あははっ!喉渇いてんのに「つば飲んどき!」ってね余計喉渇くわ。
それで兄貴もおもろいねん。
お兄ちゃんも面白い人なの?兄貴はもう町の無法者ですね。
あははっ!僕だから末っ子の僕が一番学君が一番おもろないって言われてます兄弟で。
ええ〜!?あとの4人の方が圧倒的に面白いんですか?おもろいことを言おうとかじゃなくおもろいんですね。
何をやろうという気もないのに。
なんにもないことがおもろいですね。
やっぱりそういう家庭環境とか近所環境にいて面白いことに対してなんかやってやろうとか笑わせてやろうみたいな。
やっぱ今ってなんか想像することっていうのがだんだん欠如していってるでしょ。
スマホとか…まあそれはそれで文明はいいんですけど。
日本人って割と察する力っていうんかねよそよりもこれが長けてるんですよ。
相手の気持ちの居所を探すのはやりますよね。
(鶴瓶)そうそう…。
だから僕はそういう長屋で生まれたことによって察する力っていうんかね5人兄弟の一番下ですけどそういう意味では察する力っていうのは人よりまああの〜よかったんじゃないですかね。

(妻)よいしょ。
(夫)大丈夫か?
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
洗濯槽を浅く取り出し口を広く。
奥の物まで取り出しやすい洗濯機。
世界で一番軽いボディ。
持ち運びが負担にならない掃除機。
これからの日々に上質を。
パナソニック「Jコンセプト」なんか私好きなエピソードが。
えっ小学校幼稚園?「シンデレラ」…。
あっそうそう幼稚園のときにね割りゼリフで挨拶するんですよあの…。
あっ「今日は」…。
保護者の人に「今日は」とか。
(2人)「皆さん」。
うん。
で後に僕はその挨拶ともう一つは王子様の役なんですよ。
お芝居のね。
お芝居の中の。
3人出てきて真ん中で「白雪姫よ生き返れ!」って言うんですよ。
(スタッフ)あははっ!ねっこんなん簡単でしょ?でも割りゼリフのラストが俺やったから立ってフッと忘れてしもたんですよ。
最後のセリフを?ほんなら後ろで「はよ下りといで」みたいにもう言えてないからざわついてきだしてだから「はよ下りといで」みたいなこと言うたんでしょ俺。
あははっ!
(鶴瓶)ここで言わはることを「はよ下りといで」とかなんか言うたらダァ〜ってうけたんですよねっ。
ほんで帰って来て母親がね「格好悪いわもう!」。
あははっ!「表歩かれへんわ!そんなぐらいのことなんで言われへんねん!」みたいに言われてええ〜って思って。
ショック!で次にね今度「白雪姫よ生き返れ!」…。
次の出番があるからね。
挽回しようと思って。
あっ挽回をね。
もうこれ王子様やから…。
もうプライド傷ついたから。
ほなあほみたいな馬に乗って出ていくわけですよ。
あははっ!ほんなら俺出ていったらさっきセリフ忘れた子やって…。
顔が分かっちゃったの。
分かってるんですよ。
ほなみんながダァ〜って笑うたんですよ。
なんにも言ってないのに?なんにも言うてないのに俺何を笑われたか今やから分かるけどえっ?って思ったんや。
ほなもう何言うてええか分かれへんから「ぱぁ〜ん!」。
あははっ!ほんならまた母親が来て「なんであんなこと言われへんねん!」。
あははっ!でそれがねなんかねちょっとおかしかったんですよね。
自分で?自分でね面白い…。
傷ついてなかったの?傷ついてないっていうか。
怒られても。
でそれが最初みたいですね。
なんかお笑いの最初はそれでしょうねたぶん。
笑わせた快感の…。
そうですね笑わせたんじゃなしに笑われたんですけどかわいかったというやつですね。
あははっ!鶴瓶さんは落語を始めたのはいつなんですか?高校んときかなんかでしょ?高校んときに一番最初に始めたんですよ。
友達と一緒に落研を作ったんですよ。
でも鶴瓶さんは大学時代もずっと落語をやってでいよいよ松鶴さんに弟子入りなさるわけでしょ。
そうですね。
でなさった途端に落語を教えてもらえなく…。
(鶴瓶)そうなんですよ。
例えばね南光にいさんっていう方がおられるんですがべかこさんね。
南光にいさんがうちの師匠のところに「仏師屋盗人」というのを稽古つけに来てはるんですよ。
で俺が行くでしょ「あっべかこ鶴瓶が聞いてるから風呂行って稽古しよう」って言わはったんですよ。
あははっ!いじめみたいじゃない…。
(鶴瓶)いやでもそれはね僕はオーディションにたくさん通ったんですね。
オーディションっていうのはバラエティー番組とかラジオとか?で仁鶴三枝が出てきたからそういう人をまた探してはったんでしょうね。
テレビの方やラジオの方もね。
そうなんです。
ほんで噺家から見つけようみたいなとこがあったんでしょう。
だけど兄弟子との…ちゃんと古典をやる兄弟子もいますから兄弟子とのバランスもある。
それはやっぱりテレビに出た人たちっていうかそっちの方がまあ生活的には楽ですからね。
嫉妬されたり…。
いやそんなんうち…絶対兄弟子しないですよ。
先輩はよくかわいがってくれたんですよ。
松葉っていうのが…。
おにいさん?兄弟子がもう市民寄席とかの割りをやってるんですよ出番割りを。
あの〜俺のことを気遣ってで「お前市民寄席出え」って言わはって「ほな市民寄席出ますわ」言うて。
で「ほんならネタこれします」「ネタなんかせんでええ」と。
兄弟子がね。
ふふふっ!「テレビでしゃべってるようなあんなんやったらええやん」って兄弟子が言うてくれたんですよ。
「そんなんよろしいんか?」「いやお前それおもろいで」と。
「だからそれにタイトル付けて最後のオチのとこで太鼓たたいたらそれが落語や」って言わはったんですよ。
みんな割に心が広いというか。
まあだから自分で言うのは愛されないとね…絶対愛されないと次に行かないですよ。
へえ〜!
(妻)あなたには小さくない?
(夫)いやこれぐらいがちょうどいいんだよ。
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
2人分でもかまど炊きの美味しさに炊き上げる小さな炊飯器。
これからの日々に上質を。
パナソニック「Jコンセプト」
(ナレーター)自分で歩きたい。
自分で食べたい。
年を重ねるとそれが当たり前ではなくなってしまう。
だから私たちはささえ続ける。
よりそうささえるパナソニック。
これからの介護。
これからの暮らし。
パナソニックのエイジフリー。
(ナレーター)かけがえのない暮らしを守るために。
パナソニックは水と太陽光といった自然エネルギーから生み出した水素を使い効率的に発電する技術の研究・開発を進めています。
自然の力を活かしたクリーンなエネルギーでつくる次の社会へもう動き始めています。
20代から関西で絶大な人気を得ていた笑福亭鶴瓶さんは30代半ばで東京に進出。
しかし思うように活躍できない日々が続きました。
正解でございますがVTRスタートです。
大阪でレギュラーあれ17本やってたんですよ。
テレビラジオを17本!?
(鶴瓶)そうですね。
もう全部やめて来ました。
全部やめて来てたんですか!ほとんどやめて来ましたから。
で来たときにねすべてが…例えばTBSでやるテレビで「世界No.1クイズ」というのが「元気の出るテレビ!!」の裏ですわ。
うんうん。
それと日テレでやるテレビの裏が「ひょうきん族」やったんですよ。
全部たけしにいさんの裏に行ったんですよ。
だからそのときにやっぱりそうですねいろんなことがあってもう…。
クビになったんですか?クビになったんですよいろんな番組が終わっていって。
正月でも向こうの番組に…番組っていうか寄席に出るときがあったんですよ。
大阪で。
大阪の角座にね。
そのときに地下鉄に乗ってたらこの車づりってあるじゃないですか。
あの…ええ〜雑誌の広告。
はい。
「東京進出失敗」って書いた…「鶴瓶東京進出失敗」の下に僕はつり革を持ってた。
あははっ!でねほんで俺ここの人としゃべってたんですよ「おめでとう」言うて正月やからね。
知らない人と?もちろん知らない人と。
ほなその子がね「鶴瓶ちゃんそんな下におったら格好悪いで」って言うからなんやねんと思って「上見てみぃな」って言うからパッと見たら「鶴瓶東京進出失敗」って。
そういうふうに見られてたところはあるでしょ?大阪の人にも。
そうですよね。
それは傷ついたりしなかったんですか?全然傷つかなかったですね。
それはね「東京進出失敗やで。
お前失敗したな」って大阪ってそういうね傷に塩塗るところがあるんですよ。
あははっ!で塗られて治っていくっていうか。
あっはいはい。
東京は割とそこはほっといてあげようと…。
触らないようにしようとか。
向こうは全員触りますからね。
あははっ!
(鶴瓶)全員触るとねちゃんと治ってくるんです。
痛みが取れてくると。
こっちも平気になってきますから。
うん。
だからそのへんはすごいですね。
えっじゃあたけしさんについてそのときはどう思ってたんですか?その笑いとかどうとかっていうよりも人間のすごさっていうのがもう見たら分かるじゃないですか。
今がどうこうじゃないですよ。
この人すごいなっていうのはありました。
で「HOWマッチ」でご一緒したんです。
ああ〜!はい。
巨泉さんのね。
そうですそうです。
「イースト」っていう制作会社とやることになったんですけどそれが帰らなあかんことになってそれが終わるっていうんで。
それでそのときにそこの人に聞いたんですけどたけしにいさんと大橋巨泉さんがイーストの社長に…「お前このまま鶴瓶を帰したら笑われるよ」っていうのを言われたってイーストの社長が言ってました。
後々?後々。
で俺はそれ一緒に焼き肉食いに行ったときにたけしにいさんに聞いたんですよ。
「言った?」って言うたらあの人も「言ってないよそんなの」って。
(スタッフ)あははっ!「言ってないよ」って…絶対言ったんですよそれ。
あははっ!
(鶴瓶)ええ。
へえ〜!鶴瓶さんにとってなんていうかこうテレビの中とかまあこの業界の人たちとそこの電車でばったり会ったおばちゃんとかに差がない?差がない…うん差がない…差がないでしょうね。
差がないって思いますね。
大阪では「ガバチョ!」?「突然ガバチョ!」っていうテレビ番組がめちゃめちゃヒットしたっていう。
そうですね。
その映像があるんでご覧いただきましょう。
えっあるの?鶴瓶さんの素人いじりの原点が関西で視聴率20%以上を記録したバラエティー番組「突然ガバチョ!」。
(鶴瓶)はいいいですよ〜。
はい!はい。
鶴瓶さんと観覧のお客さんの掛け合いから生まれる何が起こるか分からない展開が人気を博しました。
(鶴瓶)あっ応援団!ちょっと応援やっていただきましょう。
ちょっと応援団やってくださいお願いします。
(場内拍手)うお〜!
(観客たち)あははっ!
(鶴瓶)自信なくして…。
(観客たち)あははっ!
(鶴瓶)はよ来なさい。
思い切り恥かきなさい。
ここに…。
(観客たち)あははっ!
(鶴瓶)朝からみんなに見せなさい。
ピンポ〜ン!って。
(観客たち)あははっ!
(鶴瓶)すみません。
(観客たち)あははっ!ふふっ。
うわぁ〜。
これはだから鶴瓶オカンのコーナーいうて。
だからみんなアドリブですよ。
だって相手はみんなそのスタジオに集まってるまったくの素人さん。
でどうなるか分かんないわけですよね。
そうですね。
だからそれが楽しいっていうか…。
そういう「突然ガバチョ!」の若い頃からいわゆる素人の人たちを見つけて面白いところを探るっていうマニュアルじゃないけど…。
だから一番大事なのはねまあ僕はですよもうお笑いみんないろいろな考え方あると思うんですけど僕の中ではですねプロっていうのは予測もしないアクシデントが起きたときいかにそれを面白くするっていうのがまあ僕らの中でのプロなんです。
それはアクシデントに見せないでいかに面白いなって思うように逆転するっていうことがプロだと僕は思ってるんですよ。
でそれは予定調和にないことが一番いいんですよ。
あのねこれ上岡龍太郎っていう方と一緒にずっと番組やってて…「パペポ」でやってたんですけど。
あの人は素人が嫌いなんですよ。
あっそうなんですか。
ある所にね海女さんの取材に行ったんですって。
潜る海女さん。
あっ潜る海女さんね。
もうだいぶ前やからねまあ師匠も若い頃やと思いますけどで「行ってなんかええ話ありますか?」って。
前もってこう取材しはるんでしょうね。
しけのときにね2人でグッと潜っていってね…うん。
でずっと1つのアワビをガァ〜ッと取り合いして…。
そうなんだ。
取り合いして潜ってるからガァ〜って…フッと上がってパッと取ったら親子の海女やったと。
ああ〜!だからしけのときに親子でもそれを取り合いするなんかすごいなって。
「それいいですね」って言うて。
で「聞かせてください」って…「はいまわしますよ」って言うてはいまわりました。
そのときフィルムですからね。
「なんかありますか?」って言うたらね「あれはしけの日じゃった」と。
「親子の海女がずっと潜って争って上がってきたら親子やった」と。
言うとるやないかい「親子」って。
あははっ!「親子」いらんねんと。
って思ってんねんけど俺はそれがおもろいんですよ。
「親子の海女が」って。
あの人はもうこれは台なしやと思うんですよ。
ああ〜。
俺はもうそれが「言うてるやん親子の海女って。
今言うてるよね親子の海女って」って。
だから…予定調和にないことがまあそれが一番すばらしいっていうかだから予定調和にないことを楽しむ。
はあ〜なるほどね。
前もお話したけども鶴瓶さんと雑誌の対談で会って一緒に歩いてたらそしたらあっちからおじちゃんが「おう」って言ったら鶴瓶さんが「おう」って言ったから「お友達ですか?」「いや知らん人」って言って。
(スタッフ)あははっ!そのなんかナチュラルかげん…。
みんな友達かと思っちゃう。
(鶴瓶)いやみんな友達…。
みんな親戚かと思っちゃうような…。
簡単に言えば人間が好きと言えばそれまでなんでしょうけど。
んん…。
やっぱほんまに人間って面白いなって思う瞬間はもう毎日起きますね。
いや俺ねなんやろな…うん…。
まあまあもちろんまあ噺家になりたくてなったんですけどもとは俺大学の頃にいろんな大学の司会呼ばれたんですよ。
そんな素人やのに別にテレビ出てないのにいろんなとこ行って…。
顔が知られてた?顔が知られてた。
四条のね河原町のとこで「サインして」言われたんですよ。
「僕に?」って言うたら「そう」って言うて。
サインしたんですよ目の前で。
そしたらそのサインしたときになんか気持ちよかったんですよ。
ああ〜はい。
ああ…って。
だからサインするという行為みたいなものがこの世界へ入って当たり前のようにできだしたことがすごいうれしいしそういう意味ではねやっぱりサインってちゃんとせなあかんなと思いますね。
しとうて入ったんやからこの世界に。
やりたくて。
でこの前フィンランドでこれから関空に帰るところの所でこうやって待ってたんですよ。
すると「写真撮って」って来はったんですよ。
でまあ撮って。
するとなんか呼び水になってぎょうさん…。
もう関空に帰る人暇やからガァ〜って来た。
うちのマネージャーがね空気読まんと大阪のおばちゃんですよおばちゃんを止めに行ったんですよ。
えらい怒りはった。
「そんなんやったら最初から撮るなや〜!」とか言うて。
「すみません。
おばちゃんみんなやる」と。
「お前なそうやおばちゃんの言うとおりや」と。
「そりゃあ1人やったらみんなあれやねんからやったらええねん。
なんぼでもするがなおばちゃん。
俺はやるよ」って言うて全員でもう…全員にまた終わる座るまたこうする終わる座るまたこうするまた座る…もうず〜っと。
全員!?関空の飛行機が出るまでずっとやってたらねこっちの方みんな見てた…まあしてもうた人もみんなが全員が…拍手が起きた。
(スタッフ)あははっ!気持ちよかった。
偉い!だからもうみんな鶴瓶さんはもう隣のおっちゃんみたいな気持ちなんですね。
自分が一度会ったら…。
でもうちのやつはね「関わり過ぎや」って言うてる。
奥様?そうね。
では今鶴瓶さんの心に響く曲。
そうですね。
僕はこのいきものがかりの「YELL」っていう。
いきものがかりお好きで…。
(鶴瓶)いつも自分自身が新しいところに行くことの勇気っていうのを自分が持つべきなんだなっていうまあそういう歌なんで。
なんかいい歌だなって。
またあのメロディーもいいしね詞もいいっていう。
鶴瓶さんジ〜ンとくることある?あははっ!えっ殴っていいですか?
(スタッフ)あははっ!殴らせてください。
口ひねっていいですか?ひひひっ!ジ〜ンときますよ!ほんと?なんで笑うて…それやったら聞くけどさジ〜ンとくることあるんですか?うんいっぱいある〜。
うそつけ!あははっ!ふふっ。
ジ〜ンときた?「ジ〜ン」って…あほ。
(スタッフ)あははっ!一人で泣いたりするときあるんですか?ないですよそれは。
それはないですね。
ないですけどやっぱり子供の声ってやっぱり泣けますよね。
ああ〜。
「おばあちゃんいてんの?家に」って言うたら「いてる〜」って言うてバァ〜って走っていくんですよ先に。
「おばあちゃん!おばあちゃん!」って言うてるその声がねやっぱりなんか聞いてたら純粋でねそれはなんかいいな〜って思いますよね。
だから「家族に乾杯」をできる日本であってほしいですよね。
ああいう番組をスッといけるっていうね日本であってほしいですよいつまでも。
うん。
それだけです。
ほかは望まないですよ。
わあ〜真面目な話で最後締まった。
(スタッフ)あははっ。
ふふっ。
ちょっと止めていただいていいですか?スタートで泣いちゃうんですか?今後も…。
豪華なゲストが続々登場します。
お楽しみに。
期間限定で行ってきた無料見逃し配信は今回で終了します。
2015/10/03(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝[字][解]【笑福亭鶴瓶/想定外が面白い!▽今回で、放送200回】

ゲスト・笑福亭鶴瓶/落語家▽「アクシデントがおこったとき一番、大事なのはね…」祝・放送200回!日本中を“笑い”で包み続ける笑福亭鶴瓶に阿川佐和子が迫ります。

詳細情報
番組内容
2011年の放送開始から節目の放送200回を迎える今回のゲストは、落語家の笑福亭鶴瓶さん。20歳の時に六代目笑福亭松鶴さんに入門。瞬く間にテレビやラジオで活躍し1982年に始まった『突然ガバチョ!』は、平均視聴率30%という伝説のバラエティ番組となった。その後、本格的に東京へ進出した鶴瓶さんは『笑っていいとも!』のレギュラーをつとめ2014年の番組終了まで28年間出演しました。
番組内容2
2009年には映画「ディア・ドクター」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。名優の座も手に入れました。初対面の人の懐にふっと入っては、人々を笑いで包み続ける鶴瓶さん。60歳を過ぎた今も更なる“笑い”を生み出しながらTBS『A−Studio』などの人気番組を抱えています。どこまでも続くその笑いの原点とは!?阿川が笑顔に隠された本音に迫ります。
 
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
笑福亭鶴瓶(落語家)
1951年、大阪府生まれ
1972年、大学を中退、六代目笑福亭松鶴に弟子入り。すぐにラジオやテレビで活躍
1974年、大学時代に出会った女性と結婚
1982年、バラエティテレビ番組『突然ガバチョ!』放送開始
1986年、本格的に東京進出。『笑っていいいとも!』のレギュラーに
1994年、トークライブ「鶴瓶噺」スタート。以後、毎年開催
出演者2
2003年、落語家の会「六人の会」を結成。上方落語協会理事に就任
 
音楽
【番組テーマ曲】
「Tea for Two(二人でお茶を)」歌:ドリス・デイ
お知らせ
【解説放送あり】
制作
【製作】MBS TBS
【制作協力】TBSビジョン
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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