(石鍋キリ子)そういう事ですよね先生。
この石鍋キリ子を黙らせたかったら猛獣使いを連れてきなさいっていうの。
それも1人じゃ駄目ですよ。
10人は必要ですよ!じゃあ私は…私はこれで先に。
お先に…。
皆さんどうぞよろしくお願い致します。
よろしくどうぞお願い致します。
ありがとうございます。
(拍手)よろしくお願い致します。
ありがとう!ありがとう。
あー愉快愉快!今日は楽しかった!石鍋先生…!どうも!ありがとうありがとう。
夜道は危ない。
早く帰りなさいよ。
ありがとう。
どうもいつもありがとう。
ありがとう。
どうもありがとう。
ありがとうありがとう。
(竹内孝治)危ない!石鍋!乗って!
(銃声)危ない!下がって!出して!大橋!大橋ー…!大橋さん!…救急車。
大橋さん!大橋さん!!
(救急車のサイレン)大橋さん頑張ってください!頑張ってください!
(細川道子)はあ…。
あっあら…。
(辻博子)鉤を引いて。
はい。
鑷子。
はい。
オッケー取れた…。
なんでこんなとこで待ち合わせ…。
あー…!
(ドアの開閉音)先生…どうでしょう?ああもう心配ありません。
今は麻酔で眠っています。
ありがとうございます。
いえ。
あっ先生…。
あの…あいつが気がついたら伝えて頂けますか?拳銃発砲して逃走した犯人逮捕したって。
必ず。
あの…先生それともう一つ。
あいつ先週子供が生まれたばかりなんです。
奥さんには私の方から心配しないようにってうまく伝えるからってお願いします。
パパはすぐ元気になるからって赤ちゃんにも言っておいてください。
ありがとうございます。
(サイレン)
(うめき声)
(携帯電話)はい竹内です。
手術成功です。
大橋助かりました。
「そう!それはよかった…」「改めてお見舞いに行くけどくれぐれも大橋さんによろしく!」「竹内さんもご苦労さま。
これで警護解除よ」「また会いましょう」ありがとうございます。
(ため息)
(細川直人)あっ先生…よろしくお願いします。
(柳田信介)細川さん?はい。
外科から移ってこられたんですね?はい。
内臓疾患が見つかったからまさに怪我の功名ですよ。
しっかり治しましょうね。
あの…先生京都に戻ったらいけませんやろか?京都?祖母も僕も京都で…。
今はあまり動かれない方が…。
東京で治療を。
いやいや…そんな長い時間では。
わかりました。
ところでおばあさんを突き飛ばした人見つかったの?いえ…警察に届けたんですけど。
得体の知れん電話にのこのこ東京まで出掛けていくから…。
(柳田)お大事に!おおきに!もう少し飲む?うん。
(柳田)辻先生。
ああ…柳田先生。
先行ってて。
失礼します。
聞きましたよ。
先週もまた見事なオペをされたそうで。
難しいオペでしたがなんとか…。
それより先生…。
私理事長に呼ばれたんですが…。
先生のゴッドハンドに金一封臨時ボーナスでも支給してくださるんじゃ…。
例の件…不正経理の噂先生理事長に話されました?いえ…話してません。
まだ調べ始めたばかりですがやはり噂は本当のようで…。
(ため息)そんな事がこの病院であるならこの際きちんと膿を出しきるべきですよ。
僕も出来る限り応援を!ありがとう柳田先生。
(高島雅典)「僕が日頃口にするのは僕を必要としているクライアントがいるなら僕は必ず力になる」「それと同様に京都府民が僕を必要としているなら僕は力になります」
(男性)「高島先生それは今度の京都府知事選挙出馬宣言と受け取って…」
(神原剣一郎)今のところ有力な対抗馬はいないんだろ?
(香西淳司)そのようです。
なんせ選挙は素人だ。
十分バックアップしてやってくれ。
私も応援に京都に行く。
何よりです。
高島先生お喜びになります。
(ノック)はい。
失礼します。
あー先生!どうぞどうぞ。
おお辻先生。
いやああなたはまさにうちのエースだ。
それに天才だ。
先週の大手術成功の一部始終聞きましたよ。
恐れ入ります。
理事長が私に優れたスタッフと環境を与えてくださったおかげだと…。
先生は手術室が戦場だ。
私や事務長の香西はそこへ食糧や兵器を届ける係だ。
我々にはそれぞれの役割がある…。
辻先生理事長がおっしゃってる意味おわかりになりますね?いえわかりかねますが…。
手術に専念し病院の中をむやみに歩き回らないで頂けないかと…。
それはどういう意味でしょう?
(神原真弓)お邪魔しまーす!おい真弓打ち合わせ中だぞ。
パパ!ランチ行こう!柳田先生も午前の回診終わったから一緒に行くって。
わかったわかった。
今の話はまた改めて。
なんかごめんなさい…。
パパ!どうする?
(神原)お前は邪魔ばっかりするんだから。
先生ちょっとお時間頂けますか?
(ノック)どうしても自分の口から先生にお礼言いたいって言うもんですから。
ああ大丈夫ですよ起きなくて。
(大橋拓哉)先生…ありがとうございました。
握力は回復してるみたいですね。
(大橋)竹さんの言ったとおりだ。
美人の先生で…よかった。
(大橋の笑い声と咳)
(斉藤美江)奥の細川さんの容体が!
(杉本要平)細川さん…細川さん!神原病院外科部長の辻先生ですね?私に何か…?先生は病院で医療機器の発注を担当されてるとか。
その件でちょっとお話をお伺いしたいのですが…。
この袋が先生の部屋のクローゼットの奥から見つかりました。
えっ…!?知りませんよ全く。
2か月前購入した医療機器の正規の発注書と先生のお作りになった偽造の発注書の差額がちょうどこの袋の中にあります。
私は機器の選択に意見は出しますが支払いや金額は事務局任せで…。
(刑事)神原病院から告訴状が出てます。
先生今回の不祥事についてひと言!大変有能な心臓外科医でした。
神原病院は断腸の思いで彼女を告訴した。
(携帯電話)竹さん…!
(刑事)待て…!山口!山口!山口…捜したぞお前は!ほら乗れ!はあ…。
(携帯電話)
(携帯電話)
(携帯電話)もしもし…。
私の電話を切るなんていい度胸ね。
竹内さん私今どこにいると思う?
(看守)580番出なさい。
(解錠音)こんにちは。
法務大臣の石鍋です。
さあどうぞ座って!はあ…。
まもなく仮出所だそうね。
おめでとう。
あなたは私のSPの命を救ってくれたから私も力を貸した。
まあそれはいい…。
お返しはあなたの日本で一番と言われるその心臓外科医の腕で待ち望む多くの患者さんたちを助けてあげて。
私はもう…現場に戻るつもりは…。
第一医師免許も停止され…。
止まってるなら動かせばいい。
わけないわ。
辻先生あなたはこんなところにいちゃいけない人なの。
一刻も早く外へ出てその腕を存分に振るう。
ねっ!それが国民全ての願いよ。
石鍋キリ子に呼び出されてます。
今日私邸の方に来るようにと。
(長岡宗男)はっ!相変わらずお気に入りだねえ竹さんを。
また恐らく強引に誰かの警護を頼まれるんだと思います。
そのとおりだ。
こっちにもな大臣直々電話があった。
座って…。
はあ…。
(長岡)塚本平八知ってるだろう?家電総合メーカー塚本電機の総帥だ。
最近すこぶる評判が悪い。
この人警護するんですか?いや違う。
塚本はね見かけは意気軒高だが実は…重篤な心臓病らしい。
警護対象はな…。
(長岡)こっちだ。
彼女を…!?うん。
大橋の命を救ってくれた女医さんだ。
まああれから日を置かず逮捕されたのでビックリしました。
(長岡)彼女ねまもなく仮出所する。
石鍋先生は彼女に塚本平八の心臓の手術をさせたい。
石鍋大臣がどうして…?塚本平八は昔から石鍋キリ子の金づるだ。
(長岡)後援会の会長を務めてた事もある。
それで彼女を警護しろと?うん。
全くなあ…公私混同も甚だしい。
あの…彼女を警護する要因ってあるんですか?誰かに脅迫されてるとかあるいは命を狙われてるとか…。
さあ…?人気者がねたまれるのは世の常で私同様彼女にも敵が多い。
彼女の逮捕だって誰が仕掛けたかわかりゃしない。
冤罪って事ですか?そんな事法務大臣の私の立場で軽々しく言えない…。
無論厳正な捜査公正な裁判で有罪になったのは間違いない。
まあ彼女が逮捕されたあと患者の遺族から手術ミスだって告発されたって記事なんかで読みましたけど。
そういう人たちから逆恨みされてると…。
あり得る。
手術を受けたくても受けられない患者やその家族から恨まれてる恐れも…。
それとはまた別に今回彼女が執刀する塚本社長もこれまたもう…敵が多い。
手術を阻止して早くあの世へ送りたいと考える連中がいる。
だったらこの塚本氏を警護すればいいじゃないですか。
塚本平八にはしっかりボディーガードがついてる。
万全よ。
だから…。
大臣…。
大臣はその女医さんへのこれと似た具体的な脅迫やあの…身体に危険を及ぼしそうな人物やその動きを把握されてるんですか?これ見て。
書かせたのは神原先生よ。
自分と病院の評判を下げさせた彼女がどうしても許せない。
彼女を利用しようとする私も…。
警護課の長岡課長は個人的な後援者のためにSPを要請するのは公私混同も甚だしいとおっしゃってました。
自分もそう思います。
竹内さん断るつもり?私の頼みを。
いえ引き受けます。
辻先生には大橋の命助けてもらった大きな借りがあります。
ああ〜!そうこなくっちゃ!
(投げキッスをする音)
(矢部まゆ)久しぶりにまともな夕飯食べたんじゃない?お父さん。
私も久しぶりに真面目に料理した。
だってうちの人毎晩帰り遅くって…。
静かだと思ったら…。
あーちゃん。
おじいちゃんのお鼻つまんで起こして。
んんっ…。
んんっ!?なっ…何?もう〜…。
ハハハハ。
何?じゃないわよ。
この頃食べるとすぐ寝ちゃうね。
おじいさんになった証拠。
違う。
まずいもの食べるとすぐ眠くなるの。
ご挨拶ね。
せっかく精魂込めて作ってあげたのに。
帰ろうか。
お母さんもよくお父さんみたいな人と一緒に暮らしてたわね。
母さんの話するなよ。
さっき寝言でお母さんの名前呼んでたわよ。
フフフ。
嘘よ。
悪い冗談やめろよ。
もう帰りな。
(まゆ)帰るわよ。
あっいつかの…。
覚えててくださいました?今回は警視庁警護課のSPとして辻先生警護担当する事になりました。
伊藤。
(伊藤悟史)伊藤です。
秋山。
秋山友恵です。
どうぞ。
聞いていますがなぜ私が?あっこっちこっち。
さあどうぞどうぞ。
どうぞ。
SPは離れて待機。
加藤さんもちょっと外して。
はい。
さあさあ…。
はあ…。
ご苦労さん。
最初に言っときますが私はあなたの過去に興味がない。
関心もない。
あなたの抜きん出た心臓外科医としての能力にのみ関心がある。
以前にも申しましたが私はもう…。
最後まで聞く!彼は私の昔からの大切な友人で今重い心臓病に苦しんでる。
(塚本平八)主治医から手術を勧められたんやけど成功率50パーセントや言うんですわ。
一か八か賭けでっしゃろ?辻先生。
あなたなら50パーセントを60…70か80パーセントにまで上げられるに違いないと社長も私もそう信じて…。
待ってください私は…。
話はまだ!先生。
あなたが心配してた医師免許の件クリアにしておいた!先生はいつでももう執刀出来る。
先生!このとおり!私を助けてください。
私の気持ちは変わりません。
お断りします。
ここに生きるか死ぬかの病人がいるのよ?見捨てるの!?あなたそれでも医者なの!?私諦めないわよ!自宅まで送ってください。
それで引き揚げてください。
そういうわけにはいきません。
交渉決裂。
私はもう用なしの前科者の元医者よ。
解除命令は下りてません。
引き続き警護に当たります。
税金の無駄遣いね。
安全確認。
はい。
ああっ…乗っててください。
今安全確認します。
大丈夫よ。
私は命狙われるような大物じゃないから…。
(男性)うわあ!
(バイクの急発進する音)
(ドアの閉まる音)先生!ああっ!ああーっ!
(伊藤)警部補!追うな追うな!追うな!追うな。
安全確保。
はい!先生怪我は?私が何したっていうの…?私ずっと順調な人生だったんですよ。
大学でもアメリカでもいい先生に恵まれ帰国したら神原病院が好条件で迎えてくれて…。
スタッフも設備も優れた場所で存分に腕を振るい患者さんやご家族はもちろん病院からも信頼感謝されていると思ってた。
ハハ…。
浅はかね…。
竹内さん。
はい。
私これからどうすれば…?私は答える立場にありません。
私は私の仕事をするだけです。
そうね。
やっぱり自分の仕事をするだけよね。
大臣。
私京都へ行きます。
大臣の要請に応えて執刀します。
ただし一つ条件が…。
(記者)あっ辻先生。
心臓外科医の辻博子です。
ご存じかと思いますが以前勤めておりました恒健会神原病院の不祥事に巻き込まれ刑事罰を受けしばらく現場から遠ざかっておりました。
この度強い依頼を受け塚本電機社長塚本平八氏の手術を京都大路病院で執刀する事になりました。
前科ある私への非難があるのは承知しております。
しかしその罪が作られたもの…。
本人のあずかり知らぬところで捏造されたとしたらどうでしょう?私が偽造したと指摘された発注書は私は全く知りません。
「真実は必ずや法廷で明らかにされるものだと思いいったん罪を認めてしまいました」「それが誤りだと気づいた時私はもう刑務所の中でした」「不正経理の噂を聞き青臭い正義感で調査を始めましたがそれに職場が急激な化学反応を起こしたようです」
(吉原保)許せねえな。
ここまで言っちゃ駄目ですよ先生。
どうも先日は。
石鍋先生。
ああ〜!どうもどうも神原先生!先日はありがとうございました!いやいやこちらこそ。
ちょっと…1〜2分。
あっ…はい!喜んで!昔うちにいた女医をかわいがって頂いてるそうで。
先生の病院で起こした失態は失態。
そのため彼女は罰を受けそして罪を償った。
彼女はまだ若い。
あの腕をあのまま腐らせるのは惜しいと…。
まさに人間国宝級の扱いですな。
ハハハ…。
SPを3人も張り付かせて…。
警視庁警護課が要警護と判断したようで…。
あの記者会見も警護課が必要と判断しましたか?それとも誰かの差し金ですかな?見る限り辻先生ご自身の強い意思を感じましたが冤罪をにおわせておりましたので法務当局としましても対応を協議してるところで…。
それは結構。
告訴した我々としてもぜひ真相が知りたいものですな。
真相といえばあの会見…結局一部新聞動画のネット配信以外外に出ませんでしたが先生はその真相をご存じでいらっしゃいますか?いやあ一向に…。
ニュースバリューがなかったからでしょう。
そうとも思えませんが…。
いずれにしろ彼女を知る者の一人として私は速やかな社会復帰が実現せん事を願ってますよ。
先生。
彼女にSPより就職の世話してやってくれませんか?あんな女でも1つや2つ出来る仕事があるでしょう。
(2人の笑い声)失敬。
どうも失礼致します。
タヌキ。
(吉原の笑い声)それいい。
それいいよ!先生気持ちが乱れて手術失敗するかも。
ハハハ…。
塚本さんどうですか?こんにちは辻です。
お加減いかがですか?はあ…。
動悸はどうですか?辻先生。
ごめんなさいね。
ちょっと見ておきたくて。
続けて。
はい。
あの先生…。
今度のオペよろしくお願いします。
オフポンプの経験は?あります。
大丈夫です。
辻先生!柳田先生…。
あっ大丈夫です。
お久しぶりです。
その節は力になれず…。
不起訴に持ち込もうと走り回ったんですが力及ばずで…。
私が世間知らずで愚かだっただけで…。
いつ京都へ?京都に神原病院が開業した事はご存じでしょう。
軌道に乗るまでちょくちょく顔出しを…。
あっ…オペの準備進んでますか?病院一丸となって積極的に動いてくれるので思った以上に。
それはよかった。
本来なら神原でやってもらえれば私もサポート出来たんですが…。
顔見せてくれるだけで心強いです。
終わったら飯行きましょう。
ありがとう柳田先生。
(館内の音楽)あっ先生!驚かせてすいません辻先生。
怪しい者では…。
私に何か?あっ近所でおばんざいの店やってる者ですけど。
辻先生京都滞在中いっぺんうちにお越しください。
この前の記者会見ネットで拝見しました。
うちの祖母は去年東京の神原病院で亡くなりました。
今祖母の跡を継いで店やってるんですけど先生と祖母が死んだ時の話をしとうて。
細川さん…?記憶にないわ。
先生は直接関係は…。
神原病院についてちょっとお聞きしとうて。
祖母の死に不審な点があるもんで。
お待ちしてます。
おやすみなさい。
(一同)おやすみなさい。
あっ先生。
柳田さんは神原病院の内科の先生です。
真弓さんは理事長のお嬢さん。
結婚式の招待状ですね。
いつですか?今週の日曜…。
これ心当たりは?ないわ全く。
我々これで引き揚げます。
念のため秋山残します。
誰が出したにしろこれ以上の嫌がらせはないわ。
私柳田先生と付き合ってた事がある…。
あっ…戸締まり厳重にお願いします。
失礼します。
竹内さん結婚は?ええ一応人並みに。
奥さんどんな方?もう亡くしました。
ああ…ごめんなさい。
いえ。
恋愛結婚?忘れました。
竹内さん奥さんを裏切った事ある?裏切る?嘘を少々…。
ささやかなやつですが。
竹内さんの奥さんお幸せだったでしょうね。
まだ少し早いでしょ?竹内さんちょっと寄り道しても?
(柳田)嬉しいですよ。
辻先生がわざわざ足を運んでくださるなんて。
若手連中に紹介したら驚くだろうなぁ。
何せ先生は彼らにとって神様みたいな存在だから。
長居するつもりは…。
これ頂戴しました。
先生が届けてくださったんですか?どうしてこれがあなたのところに?まさか僕では…。
ご結婚おめでとうございます。
それを申し上げたくて。
すみません。
昨日話そうと思ってつい…。
お幸せに。
帰りましょう。
(神原)やあ辻先生ようこそ。
ご紹介しましょう高島京都府知事。
高島です。
お話はかねがね。
先生にお会い出来て本当によかった。
我々も今度の先生のオペ陰ながら応援してます。
柳田先生はそれどころじゃないみたいだが。
そんな事ありませんよ。
先生今日東京へお戻りですか?真弓に式の直前まで引っ張り回されてるんだろう?柳田先生と理事長のお嬢さんめでたく挙式を…。
伺いました。
そうだ柳田先生。
式の挨拶で例の話喋ろうと思うんだが。
(神原)例の話って?
(高島)いやいや…先生酔っ払って近くにトイレがない時に鴨川の水を汚しましてね…。
おいおい…。
もう忘れましょう知事!
(4人の笑い声)塚本さんは前下行枝と冠動脈に1か所ずつ狭窄部位がある。
グラフトは内胸動脈の2本を使うわ。
ここでつまずく事のないように。
(一同)はい。
あとはみんなが気を抜かないようにしっかりね。
(一同)はい。
お疲れになったでしょう?あっいいえ私は。
竹内さんたちこそ…。
ええ…。
若者は大丈夫でしょうけど私彼らの父親のような年齢ですので少々…。
それと京都に入ってから手術を受けられる方の命まで守ってるような気がして。
竹内さんたちのおかげでいい準備が出来た。
ありがとう。
それは何よりです。
さあ明日に備えて今日は早く帰るか。
先生この前の話なんですが…。
私が今まで一番経験したひどい裏切り…。
はい。
女房です。
えっ?結婚した時約束したんです。
私より先に死ぬなって。
一人残されるのはみっともないし嫌だって言ったら女房わかったって言ってくれて。
それが先に逝って…。
ひどい裏切りです。
生きてさえすればなんとかなる。
たとえ寝たきりでも生きてさえすりゃいいって言ったんですが…。
死ぬと…。
いなくなるんです。
さっきまでそこにいたのがいなくなる。
こんなつらい事ありません。
あの…うちの大橋の命助けて頂きました。
大橋が助からなかったら生まれたばっかりの赤ちゃん抱えて大橋の奥さん一体どうしたのかって…。
それが今すくすく育って来月1歳の誕生日です。
大橋も奥さんも笑顔が絶えません。
よかったわ。
先生…。
先生には人を生かせる力がある。
その人の周りをつらい思いさせない力がある。
でも…。
私これからどうしたらいい?って聞かれた時なんで手術するのをためらってるのかなってそう思いました。
先生明日の手術必ず成功します。
私そう信じてます。
ありがとう竹内さん。
(賛美歌)よし。
グラフトいいね?はい。
まず前下行枝にくくりつけるよ。
(賛美歌)スタビライザー。
水出して。
はい。
装着しました。
オッケー。
じゃあメッツェン。
(看護師)はい。
(賛美歌)
(携帯電話)ああ…。
(携帯電話)はいはい…。
竹内です。
竹内さんおめでとう!塚本社長の手術大成功だったそうじゃない。
朝までかかってやっと…。
それで今仮眠を。
起きたらご連絡…。
大臣その情報どこから?誰からだと思う?私も叩き起こされたのよ!神原先生直々に電話を。
不機嫌だった。
「フフフフ…」神原先生その情報どこから?くのいちでも忍び込ませたんじゃない?そっちに。
フフ…。
天才心臓外科医辻博子!見事復活ね。
伊藤…車裏口に回せ。
はい。
(伊藤)どうします?時間潰そう。
そのうちに諦めていなくなるだろう。
あの…。
はい。
時間があるならちょっと寄り道を。
お邪魔します。
ちょっとチェックさせてください。
なんですか?おたくら。
ああ失礼。
あの2階は?誰もおりませんよ。
伊藤念のため確認。
(伊藤)はい。
裏口は?
(細川)ありません。
どうぞ。
突然すいません。
辻先生来てくれはったんですか。
救急で外科に運び込まれて内臓疾患が見つかったんですね。
ええ。
糖尿病で血糖値をコントロールせんと合併症が出るて柳田先生から…。
担当は柳田先生?とてもようしてくれはりました。
内科に移って少しして僕はいったん京都へ帰ったんですが夜中に病院から電話で容体が急変したて…。
僕はその時直感的に祖母は殺されたんやないかと…。
殺された?せやかて柳田先生は2〜3日もしたら退院出来るって言うてはったし実際祖母はものすごう元気やった。
病院はなんと?心不全やったとだけ。
柳田先生が?いえ。
先生は学会へ出張とかで結局会えずじまいで。
そのあと何度か病院に電話したんですけど柳田先生とは直接話せんまま…。
神原病院が何か隠してると?わかりません。
けど最初の転落事故からおかしかった。
あとで常連さんらに聞いたらここに誰かから電話があってそのあと祖母は急に東京に行く事になったって…。
事故現場は雑居ビルの外階段で…。
年寄りを東京のしかもそんなところに呼び出すやなんておかしいと思いません?ああ…確かに変ね。
そのおばあさんを呼び出した相手が神原病院に忍び込み病死に見せかけ…。
そう推理しました。
けどなんも証拠がない。
でこの前たまたま先生の会見を見て。
神原病院を遠回しに批判されてはったし先生が病院を追い出された頃祖母も死んだわけやからなんか繋がりがあるん違うかとわらにもすがる気持ちで…。
先生が京都に来はると聞いて話せたらと…。
今はいい知恵は浮かばないけど柳田先生は私もよく知ってるから聞けば何かわかるかも。
おい…裏口ないって言ったよな?チェック済みです。
隣にはありますが空き家で。
辻先生は?トイレへ。
トイレはどこ?そこまでついて…。
どこ!?上です。
先生!先生!竹内さん。
どうしたの?血相変えて。
何やってんですか…。
彼に隣と迷路みたいになってるって聞いて探検してたの。
脅かさないでくださいよ。
棟割りになってて店には裏口はないけどこっちは空き家で裏口がある。
「テナント募集」って貼り紙出てましたよ。
不法侵入になります。
実は細川さん隣も借りてるんですって。
貼り紙はカムフラージュだそうよ。
で話はもう終わったんですか?竹内さんこれは東京へ帰ってからでいいんだけど竹内さんに手伝ってほしい事が…あっ!やめろ!何やってる!警部補!竹内さん病院行きましょう。
検査だけでも…。
東京に戻ってゆっくりと…。
(中条えり)人殺し!主人を返せ!返してよ!!
(えりの泣き声)覚えてます。
29歳男性。
難しいオペでした。
マンション前で襲ってきたのもあの女でした。
自供しました。
私は最善を尽くしました。
わかります。
私は万能ではない。
わかります。
もちろん神でもない。
ゴッドハンドなんて言われたくは…。
今回の傷害事件表に出しません。
あっ先生だ!先生!辻先生!先生おめでとうございます!京都で大手術に成功されたそうですね。
塚本社長今朝もう散歩されたそうですよ。
先生のところに手術の申し込みが殺到しているそうですが。
ひと言お願いします!
(店員)いらっしゃいませ。
あああれですね。
確かにこんなところに70近いお年寄りを呼び出すなんておかしいわ。
どう思う?竹内さん。
また答える立場にない?そうですが…よろしいですか?どうぞ。
これ先生の仕事じゃないと思います。
そう警察の仕事よ。
わかってるわ。
でも京都の彼に頼られたし無職で暇人の私には格好の時間潰し…。
先生には仕事があります。
京都の手術の評判を聞いて依頼が殺到してるって伺ってます。
手当たり次第引き受けて成功して褒められてたまに失敗して金属バットで殴られろと?竹内さん。
はい。
前からそうだったけどこの前京都で襲われてからますますオペが怖くなった。
手術台の患者の命だけに集中してきたけどその命の向こうにたくさんの命がある。
この前竹内さんも言ったけど大橋さんには奥さんも子供もいる。
手術の成否は周りの人の未来も決める。
今さらながら自分の仕事の重大性に気づいた。
そうでしょうが…。
なんか寒くなってきたわね。
帰りましょう。
(バイクのエンジン音)乗って!
(銃声)大丈夫ですか?
(磯貝康一)ネットになるとどうして人間こんな下等動物になるんですかね?ちょっと目立つと寄ってたかって目の敵にする。
しかし彼らはネットでおだを上げるだけで自分の体を使って実際に行動しない。
(磯貝)バイクはこの連中じゃないでしょうね。
京都の時みたいに先生の手術の逆恨みですかね?捜査を続けて。
はい。
竹さん。
転落事故の件所轄から回答がありました。
サンキュー。
「精査したが記録にない」か…。
大橋晴海署がここまで出張ってきた上にSPの手伝いか?命の恩人の先生のためならなんだってやりますよ。
竹さんその事故がどうしたんですか?事故じゃない事件だって言いたいんですか?女医さんは。
事故で神原病院に運び込まれた老人に内臓疾患が見つかった。
内科に移って治療中容体が急変して死亡した。
その死亡に至る過程に不審を持ってるらしいんだ。
坊主憎けりゃ…じゃないんですか?神原病院を追い出されたもんだから恨み骨髄でなんでも…。
そんな事をする方じゃないですよ。
辻先生は。
俺もそう思う。
なあ竹さん。
いい加減に女医さんの探偵ごっこやめさせてくれないか。
いくら腕が立つからといっていつまでもSPを張り付かせておくわけにはいかん。
ですがネットでは批判中傷の嵐が…。
それにオートバイで実際に襲ってくる奴もいます。
勘違いしないでくれよ。
私が言ってるんじゃないんだよ。
石鍋先生が電話をしてきたんだ。
自分の用が済んだらSP用なしですか?うんそれもある。
ああ…あのね神原病院の人間ドックに石鍋先生が行ったっていうニュース知らないか?いえ知りません。
(長岡)神原ヨイショのパフォーマンスだと永田町ではもっぱらの噂だ。
犬猿の仲じゃないんですか?うん。
最近新聞に神原剣一郎が次の次の首相って書かれてるだろ?ハハ…機を見るに敏な石鍋キリ子としては…。
ですが大臣がどうおっしゃっても今辻先生の警護は必要です。
おはようございます。
おはようございます。
先生本日の予定は?神原病院へ行きます。
柳田先生とアポを取りました。
会ってくださるそうです。
あの例の細川道子さんの件ですか?担当の柳田先生に事情を聞けば何かわかると思って。
竹内さん。
はい。
これで最後にします。
聞いて京都の彼に報告したら私元の外科医に戻ります。
(香西)辻先生!ちょっとお時間頂けませんか?出掛けるところです。
ああ…。
おお…。
ああお手間は取らせません。
これから神原病院に行く予定で柳田院長と約束を…。
そうでしたか知りませんでした。
病院で話せば…。
少しお時間を…。
いいわ。
(香西)柳田院長となんのお話を?言えません。
そちらの用件を。
去年うちで亡くなったお年寄りの患者さんの事を調べ回っておられるとか。
よくご存じですね。
スパイでも張り付かせてるんですか?先生即刻やめて頂けませんか?過去をほじくり返し病院の評判を落とすような真似は。
では反対に伺いますがその患者さんの事を調べれば病院の評判を落とすような事実に行き当たるんですか?おかげさまで京都神原病院はとても順調に滑り出した。
地元の評判も上々です。
東京も柳田先生を新院長に迎え盤石の体制です。
神原先生も存分に政界で力を振るえるとお喜びです。
その邪魔を私がしてると?そうは申しません。
横領の告発をして私を厄介払いしたのは事務長ですね?私ではありません。
では誰です?昔の事は忘れませんか?それは先生のためでもある。
私もただお願いするわけではありません。
それ相応の事は…。
とりあえず…。
なんの真似ですか?足りなければいつでもおっしゃってください。
そんな話してません!いやいや…。
ちょっと…!ちょっと何するの!やめて!うわっ!すいません事務長…。
大丈夫ですか?ふん。
よっ!はぁ…はぁ…はぁ…。
はぁ…。
すいません警察呼んでください。
警察。
お巡りさんお巡りさんこっちこっち。
(香西)あれあれあれ!暴力女。
さあ参りましょうか。
ちょっと待ってください。
我々本庁警護課の者です。
彼女目下警護対象者で…。
警護中に暴力事件の抑止出来なかったんですか?フッ…まあとにかく署までご同行ください。
さあ…。
ちょっと待った!彼女は我々の責任下にある。
渡すわけにはいかない。
わかりました。
それではご一緒にご同行ください。
行きましょう。
(警察官)さあ参りましょうか。
(香西)はい。
前代未聞ですね。
SPが警護対象者を所轄に連行するなんて。
おう。
話はつけた。
じきに出てくる。
お手数かけました。
いや…事前に防げなかったのかよ?申し訳ありません。
なんか辻先生ともみ合ったと思ったらなんか自分から倒れたように見えたんですけど今度は立ち上がって110番。
でパトカーすぐに来て…。
あんな事で連れていくと思いませんでした。
まあ普通はさ簡単な注意説論でパトカー引き揚げるがな。
待てよ…。
もしかして上から事を荒立てろなんて命令されてたら?はい?そうかまだあの女医さんを許せんらしいな。
元の雇い主は。
そういう関係ですか?あっ…。
もしかしたら我々の行動を事前に把握されてた可能性ありますね。
思い過ごしだといいんですけども…。
(ドアの開く音)申し訳ありませんでした。
いえ私が悪いの。
あんな挑発に簡単に乗せられて…。
本庁警護課課長長岡です。
ご自宅までお送りします。
あの一つ大事な約束が…。
お送りします!ご同行ください。
竹さん石鍋先生が私邸でお待ちだ。
大至急!
(伊藤)警部補。
警護を解除ですか?辻先生自宅に戻った。
伊藤お前詰めろ。
はい。
私は…?お前さんどうしたい?えっ?今日は出がけに事務長が現れた。
オートバイで襲撃された時当日の行動予定知ってるのはごくわずかだ。
ごくわずかだが襲われた。
なぜだ?四六時中我々の行動を監視している者がいるとしか…。
京都の手術の成功もいち早く東京に伝わった。
石鍋代議士はくのいちがいるって言ってたが秋山…お前どう思う?私は…。
秋山お前まさか…。
お前一人の考えじゃないだろう?神原代議士の気持ちを忖度した本庁の上の人間が…。
外れろ。
長岡課長には私から話をしておく。
わかりました。
秋山。
お前にどんな事情があるかわからんが警察官失格だ。
辞めろ。
信じられません…。
まあ気をつけろ。
人間は弱い動物だ。
警察官とて例外じゃない。
竹内さんご苦労さま!私が塚本社長の手術を支援したのを公私混同だって批判するケツの穴の小さい連中が多くて。
今日でお役ごめんよ。
厄介かけたけどあなたはいつもどおりよく働いてくれた。
これ見て。
好きなもの選んで。
私からのささやかなお礼の気持ちよ。
結構です。
あのそれより辻先生まだ危険な状態にあります。
あの…冤罪と思われる去年の事件に端を発した問題がまだ未解決のままで…。
冤罪だなんて法務大臣の私の前で口にしないで。
実際彼女は服役罪を償って仮釈放になった。
彼女自身罪を認めてるじゃない。
まあしかし彼女の記者会見のセッティングに力をお貸しになった大臣彼女の心中ご存じでしょう?あんなろくに外にも出なかった会見なんか意味ないわ。
会見が外に出ないように妨害した連中と大臣手を組もうとなさってると聞きましたけども。
誰がそんな事を?竹内さん!いくらよく知ってるとはいえ一介の警察官に政治家の自由な政治活動に余計な口挟んでほしくないわ!不愉快!実に不愉快!言いすぎましたすいません。
私の話は以上よ!ご苦労さん!帰って!大臣!大臣!早くしなさい早く!お先。
先生。
申し訳ありません。
突然お時間頂戴して。
(柳田)辻先生と事務長が何トラブったか知りませんがうちの香西はいつもやりすぎるところがあって…。
院長の私からお詫びを…。
いえ…。
いや本来ならば辻先生直々に柳田先生にお話しになるのが筋なんですが…。
まあそういうわけで私がお節介買って出ます。
そのお年寄りの患者さんなら私覚えてますよ。
えー…救急で外科に来られて内科に移られた。
当直から急死されたと報告もらって驚きました。
先生が最期をみとられたんじゃないんですか?夜中でしたから当直医が。
あっ杉本君に聞いてみればいい。
彼が当直でしたから。
あっ僕から連絡入れておきます。
じゃああの明日にでも病院お邪魔します。
あの…杉本君は今関西にいます。
じゃあ連絡先教えて頂けますか?
(柳田)杉本君うち辞める時有能な看護師1人引き抜いてって…。
いや突然一緒になるって手に手を取って…。
あのカップル全然気づかなかったんですよみんな。
あっいえいえ…すこぶる円満に辞めてった。
神原先生自ら音頭を取って式を挙げて…。
そうなんですか。
ちょっと見てほしいの。
こちらが看護師の斉藤さんです。
杉本先生と一緒になられたそうです。
この人覚えてます。
祖母の死に化粧丁寧にしてくれはったり…。
病院出る時もわざわざ見送ってくれて…。
こんばんはー。
どうもー。
こんばんは。
あ…すいません。
今日は珍しゅう予約で満席で。
あっごめんなさい。
こちらこそ突然に…。
帰りまた寄ります。
一緒に行けたらよかったんやけどわざわざ祖母や僕のためにお手数を…。
乗りかかった船よ。
気にしないで。
すみません。
こんなところまで付き合わせて…。
まだまだ先生の身から危険が去ったわけじゃありません。
正式にはもう警護対象じゃないんでしょう?私も所轄に戻るように言われてるんですが警護課長がそこんとこごまかしてくれまして…。
(美江)おばあちゃん次尿検査ですからね。
こちらのトイレでやってきて。
辻先生?覚えててくれた?もちろん!あなた!
(杉本)うん?神原にいらした辻先生が。
えっ?あ…辻先生。
久しぶりねぇ。
仲よさそうで安心したわ。
私の知らない内科の患者さんだし頼られても困るんだけどその時期同じ神原病院に籍を置いてた人間としては知らん顔も出来なくて…。
杉本先生細川道子さんが亡くなった夜の当直だったと。
ええ確かに。
お孫さんの細川直人さん看護師の斉藤さんの事よく覚えてらっしゃいました。
私も覚えてます。
私もあの夜先生と同じ当直でしたから。
奥の細川さんの容体が!あの夜退院間近の細川道子さんの容体が急変して亡くなりました。
直人さん神原病院に不審持ってます。
でいまだに担当医の柳田先生と直接話が出来てない。
病院側が話をさせてくれないのかと思い込んでます。
柳田先生とは…?私が話をすればよかったんだけど色々あって…。
私が会いました。
で調査には出来る限り協力するとおっしゃってくださいました。
ただ自分は臨終の場にいなかったので杉本先生に聞いてくれって…。
それでここへ。
それから前もって自分から連絡しておくから訪ねていってくれって。
連絡はありましたけど…。
お聞き及びでしょうが我々2人は神原病院を辞め結婚してこっちへ。
挙式は神原理事長自ら音頭を取ってくださり大変豪華な式が出来ました。
(美江)病院にも理事長以下スタッフの皆さんにも私たちはとてもよくして頂いて…。
喋れないの?喋りたくないの?どっち?当直だったあなたたちも我々同様細川道子さんの死に不審を抱いてると判断しても?医療事故かなんかあったんですか?京都に神原病院が出来たでしょう。
2人とも最初はそちらに誘われました。
それもかなりの好条件で。
でも…私たちは断りこっちに来た。
もう関わりたくなったから。
それが自分たちの最低限の良心だとおっしゃりたいんですか?あなたたちは自分たちがどんな仕事に携わってるかわかってるの?人の命に関わる重大な責任があるの。
そしてその死にも…。
(杉本)わかってますよ!わかってます。
もちろん…。
(美江)辻先生ごめんなさい。
(扉を叩く音)直人君!いる?何度も電話したんだけど…。
「京都府の高島雅典知事が京都映画村で犯罪撲滅キャンペーンのイベントに参加しました」「新選組の近藤勇に扮しテロリストに見立てた忍者と立ち回りを行い剣道三段の腕前を披露しました」「善良な府民の命を守るためテロリスト及び暴力そして全ての犯罪を撲滅しましょう!」
(アナウンサー)「南太秦署副署長は悪を裁き不正は許さないとコメントしました」「京都府の高島雅典知事が京都映画村で犯罪撲滅キャンペーンのイベントに参加しました」「新選組の近藤勇に扮しテロリストに見立てた忍者と立ち回りを行い…」竹内さん。
これが下の座敷に…。
直人君の手帳。
仕入れのメモとかレシピとか。
それとギャンブルだと思うんだけどここえっと…予想と賭け金と当たり外れの印が…。
何かわからないかと思って…。
「タカシマだったか」その1行意味深でしょ?先生ちょっとこれ見てください。
「京都府の高島雅典知事が…」ローカルニュースだと思うんですが…。
京都府の高島知事?この前京都の神原病院でお会いしましたよね。
神原先生がずっと肩入れを…。
自分の派閥の広告塔にしようと考えておられたようで…。
高島氏は確か最近知事に…。
私が刑務所に入ってる間に…。
神原先生応援したの間違いないんです。
だけど選挙に必要な3つの「バン」ってありますよね。
地盤看板それに…。
あとはカバン?すなわち金。
ちょっと失礼。
隣の裏口からあの2階の部屋に行く事が出来る。
直人さん2階のあの部屋について何か他に言ってませんでした?ああ…おばあさんがやってた頃お忍びの客をとってたと。
ここから入って入り口を通らず2階へ…。
まあ世間をはばかる男女のカップルとか…?恐らく。
あるいは人に知られたら困るお金の受け渡し場所に使われたとか。
え?
(携帯電話)あっ失礼。
(携帯電話)あっかかってきた。
あっよかった連絡取れて。
はい竹内です。
(大橋)「やっぱり竹さんですか?」「大橋です驚きました」「ガイシャの携帯に竹さんの名前があったんで…」ガイシャって…細川直人どうした?
(大橋)ビルの外階段から突き飛ばされて手すりを越えて地面に落下したようです。
現場の外階段の踊り場に黒いマフラー「J.K.」のイニシャルが…。
昨日あなたが来た時は表の鍵は…?《細川直人はニュースを録画し何を知ったのだろう?》《そして祖母の細川道子の時同様誰に東京まで呼び出され殺されたのか?》《この部屋で知事選の選挙資金が高島に渡りそれを直人が知ったとする》《高島は選挙に出知事にも当選したから当然直人は高島の顔を知ってる》《今になって気づくのはおかしいが…》「全ての犯罪を撲滅しましょう」《高島知事は普段眼鏡をかけていない》《黒縁の眼鏡をかけると人相が一変する》《直人は偶然テレビで裏口から出てきた男が高島知事だと知った》《その高島に金を渡した男は恐らく…》《それで東京へ誘い出されたのか…》院長の柳田ですがこの物々しい騒ぎはなんですか?みんな怯えてますわ。
帰ってください。
用が済んだら帰りますよ。
事務長の香西淳司さんはいらっしゃいますか?イニシャル「J.K.」。
今日は休んでおります。
今日は休んでいます。
香西が何か?ちょっとお聞きしたい事が…。
妙なところで彼の物らしきマフラーを見つけたもので。
それは香西が犯罪に関わっているとでも?そうではない事を祈っていてください。
香西さんのためにもこの病院のためにも。
ここをどこだと思ってるの?神原剣一郎の病院よ!
(大橋)香西の行方が知れません。
(磯貝)女房は?
(大橋)独り者です。
女にも当たりましたが誰も知らないと。
みんな神原病院の看護師でしたよ。
よくやるな。
京都のほそ川が京都府知事選の選挙資金の受け渡し場所だとしたらその高島に金を持っていったのは事務長の香西だと推理したんだけどさ…。
奴の行方不明が竹さんの説が正しいって証明です。
例の暴走バイクなんかわかったか?
(磯貝)持ち主は吉原保37歳フリーターのようです。
ヤサはもぬけの殻でした。
何かにおいます。
香西もしくは神原病院との接点は?まだ何も…。
細川直人は恐らく高島をゆすって香西に殺されたんですかね?ゆする?
(大橋)ええ。
いや細川直人ってそんな奴に見えないけどな。
いや相当なギャンブル好きだったようです。
死んだ祖母の道子にもしょっちゅう借金を…。
調理師学校に通って祖母の店を継ごうと他の店で修業したまではよかったがそこでギャンブルを覚えて…。
なんか手口がさ細川道子と似てないか?細川道子も最初はビルの階段から突き落とされて神原病院に運び込まれた。
道子も金をゆすってたって事ですか?親代わりの道子がギャンブル狂いの孫の借金をきれいに清算してやりたかった…。
そっちのホシももしかしたら香西かも。
竹内さんチャック。
失礼します。
政治家にとってお金の問題ってのはとってもデリケートでナーバスな問題なの。
特に今は神原先生にとってとても大事な時期でしょう?私だって軽々しく動けないの。
しかし辻先生が横領したと濡れ衣を着せられたお金…実は着服したのは神原先生でその金はそのまま京都府知事選の高島氏に投入されたって考えるのが一番筋道立てやすいんですけど…。
それ全部竹内さんの推理でしょう?なんの証拠もありゃしない。
ですから大臣になんか突破口を作って頂けないかと…。
何?「こんな話があるんですけど本当ですか?」って神原先生に聞けって言うの?この一連の出来事で2人の人間が死んでるんです。
それは2人共欲かきすぎたからじゃないの?政治家ゆすって金せしめようなんて図々しいにも程がある。
いやしかし…。
竹内さん話はよくわかった。
どうすればねえ…あなたの大好きな女医さんの汚名を晴らしかつ政界を浄化出来るか考えてみる。
実はこれから神原派の資金集めパーティーに顔を出すの。
神原先生と立ち話する時間があるかもしれない。
探り入れてみる。
竹内さんの話が本当だとわかれば私は元の反神原に転じる。
でもね竹内さん。
私も汚い金にまみれてるわ。
うちの父もそうだった。
晩年は金権政治家の代表のように言われ最後はあっけなく葬られた。
だから私は父と同じ轍は踏まない。
(携帯電話の振動音)
(長岡)なんでもね辻先生がつかまらないんで竹さん訪ねてここまで来たそうだ。
ありがとうございます。
小会議室な。
はい。
(ノック)
(美江)申し訳ありませんこんなところまでお邪魔して…。
なんか先生にお話があるとか…。
辻先生はご無事ですか?携帯も出ない何度も自宅を訪ねましたがずっとお留守で…。
ご安心ください。
先生は安全な場所にいらっしゃいます。
それより先生に話があって淡路から来られたわけですよね?辻先生と竹内さんが帰られたあと何度も主人と話し合いました。
なかなか結論は出なかったんですがやはりきちんと事実をお話しするべきだと…。
あの夜…細川道子さんが亡くなったあの夜の事ですよね?はい。
実は…。
あっどうぞどうぞ…いや先生今日は神原先生の会ですから。
おお…ご苦労さん。
ああ…神原先生どうもどうもどうも。
どうもどうも。
石鍋先生…心強いな。
娘の…。
お嬢さん。
(真弓)はじめまして真弓です。
まあはじめまして。
いつも父がお世話になって…。
とんでもございません…。
お父さん?お父さん?いるんでしょ?お父さん?あっ…お邪魔してます。
どうも…竹内の娘です。
あっ辻です。
ち…父は?まもなくこちらへ。
さっき連絡が…。
そうですか…。
あっ明かりがついてたもんでてっきり父がいるのかと…。
私少し前からこちらにご厄介に…。
そうですか…。
って言いましても竹内さんは近くのビジネスホテルに泊まられて…。
そうですか…。
本当です。
私ちょっと自宅にいられない事情があって。
そうなんですか…。
本当です。
(ドアの開く音)先生!どうしたの?どうして私の電話無視するの?メールも返事くれないし。
勝手に入ってくるなよ。
もしものために合鍵作ったでしょ?忙しいんだ。
帰れ。
え?帰って。
えっ…。
お邪魔しました。
お父さん改めて話聞かせてもらうから。
お前に話す事はないって。
(まゆ)ちょっとあっ…。
(ドアの閉まる音)
(拍手)「神原剣一郎でございます」先生…。
淡路島の杉本先生に会いました。
奥さんの方ですが。
えっ彼女東京へ?細川道子さんの死因わかりました。
え?
(メールの着信音)柳田院長からメールです。
なんとか直接話がしたくて連絡を…。
「これから会ってもいい」と。
場所は?まだ…。
あっそうだ。
え?先生のマンションにしてください。
私の部屋?時間今から2時間後。
はい。
先生柳田先生と付き合ってたとおっしゃってましたよね?彼合鍵を持ってますよね?持ってました。
今は?もう捨てたと…。
けど先生返してもらってないでしょ?…それが?
(神原)「私はね何も政策批判をして足を引っ張っているとかなんとかそんなんじゃないんですよ」「利害関係だけで物事を進めて本当にそれでいいのか?」「私は皆さんの声を代弁してるだけなんだ」
(メールの着信音)「了解した」と。
先生今でも柳田先生の事を?フッ…バカでしょ?まだ忘れられない。
「私はね皆さんがやれと言うのならやりますよ」「この沈滞した今の日本を見事再生させる策は十や二十立ちどころに用意…」「立ちどころに…ううっ…」
(真弓)お父さん!?先生!お父さんどうしたの?救急車!誰か救急車!
(男性)先生!
(救急車のサイレン)お父さんしっかりして!お父さん!先生!
(真弓)しっかりしてよ!お父さんしっかりして!
(ラジオ)「次の曲をかける前にただ今緊急ニュースが入りました」「前の財務大臣神原剣一郎氏が意識不明に陥り目黒区の神原病院へ緊急搬送されました」「今夜都内のホテルのパーティー会場で…」恐らく心臓です。
以前私も理事長を診察した事が…。
重いんですか?先生?運転手さん行き先変更。
目黒区の神原病院。
(運転手)はいわかりました。
竹内さん私行きませんよ。
先生今神原先生助けられるのはあなただけです。
助けたくない。
助けない!事務長の香西は万事計算高く自分の保身と栄達にしか興味のない嫌な男でしたが自分で策略を巡らせたり人を陥れる行動力はない。
裏で香西を操っていたのは理事長に違いない。
神原先生は大変な野心家です。
病院経営も成功。
政界でも頂上に上り詰めようとしている。
まあしかし今回の一件で頂上は少し遠ざかったかもしれない。
しかし早期に回復すると同情票を集めて一気に頂点を極めるかもしれません。
私は支持しません。
罠にはめられ刑務所に入れられたからですか?それより柳田先生を娘さんと結婚させた事が一番気に食わないんでしょう?違います!恨みなさい。
恨んでいいんです。
ただあなたが医者でなけりゃ…。
あなた淡路島で杉本先生たちにおっしゃいましたよね。
我々は人の命に関わる重大な責任があるって。
先生ご覧なさい。
窓がたくさん並んでる…。
あの病室の窓の向こうに命がある。
命もあの窓と同じでみんな同じ大きさ。
どれが大きくてどれが小さいなんてないんです先生。
理事長先生は?中?辻先生!お久しぶりです。
挨拶はあと!今応急処置を…。
院長先生に伝えて。
何か出来る事があれば手伝うからって。
院長先生いらっしゃいません。
えっ今どこに?わかりません。
連絡取れないんです。
私たちもどうしていいんだか…。
神原先生は放ってあるの!?
(解錠音)おい。
ガーゼ!はい。
僧帽弁が弱ってる…。
血流もかなり逆流してます。
リングでの形成は難しいわね。
弁置換しよう。
25ミリ。
25ミリお願いします。
人工心肺回ってる?はい。
じゃあ心臓止めるよ。
大動脈鉗子。
(看護師)はい。
クランプするよ。
どうなってるの!?手術…。
きっと助かるわ…。
助けるのよ!
(吉原のうめき声)
(吉原のうめき声)辻先生いませんよ。
神原剣一郎氏執刀中です。
神原氏が倒れた事は…?知ってます。
病院行かないんですか?どうしてこの部屋にいるんですか?神原先生助けるより辻先生殺す方が先ですか?私は彼女に話があると言われ…。
この合鍵その男に渡し殺させようとした…?私はこんな奴知らない。
もう調べはついてます。
吉原保っていいます。
あなたと同じ施設で一緒に育ったあの保です。
彼ここにいるの恐ろしい偶然ですか?ともかく知らない。
去年この合鍵を使って紙袋に入れた現金をクローゼットに放り込んだのは誰ですか?
(笑い声)何を根拠にそんなデタラメを…?細川道子さんの容体が急変し亡くなったあの夜当直看護師の斉藤美江さんあなたの後ろ姿目撃してます。
奥の細川さんの容体が!それと当直医の杉本先生駆けつけた時道子さんが持ってた吸い飲みを不審に思った。
容体の急変に疑念を持ってるからそういう事に気がつくんでしょう。
だが2人ともその後の病院からの厚遇に口を閉ざした。
よからぬ推測を喋っちゃいけないと貝になった。
言っておきますが私はなんらやましい事はない。
訴えるんならいつでもどうぞ。
法廷で会いましょう。
先生。
最近街中に防犯カメラが設置されてる。
年々増えてる。
計算高いあなたにしてはうかつでしたよね。
細川直人さんを突き落とした瞬間のあなた防犯カメラが捉えてる。
(大橋)そこまでだ!遅いよお前。
すいません。
実は事務長の香西が見つかったんです。
(大橋)監禁されていたところから自力で脱出したみたいで近くの所轄に出頭してきて…。
(大橋)先生香西さんがどんな証言をしてくれるのか楽しみにしててください。
先生。
私先生に嘘一つつきました。
防犯カメラの映像なんてありません。
(刑事)おいおい…!おい!おい!辻先生ご苦労さま!神原先生がよく頑張られましたから。
私あなたが神原先生殺すかもしれないと思った。
ほら因縁があるから…。
でもあなたはそんなバカな事はしない日本一の…いえ世界一の名医なんだって。
信じてよかった!!ありがとう辻先生!ありがとう!!鬼の目にも涙よね?アハハ…。
ありがとう…ありがとう!先生。
ああお疲れさま。
あなたもよく頑張ったわね。
先生こそ。
今竹内さんって方から電話が。
辻先生に柳田院長が逮捕されたと伝えてくれと。
わかった。
ありがとう。
私たちこれからどうなるんでしょう?この病院は…。
患者さんがいる限りあなたの仕事は何も変わらないわ。
わかりました。
涙がうつった…。
ばあさんも孫も結局同じ穴の狢でしたよ。
(柳田)香西がばあさんを信用してあの店で高島先生に選挙資金を渡したのが間違いの始まりで…。
ばあさんが孫のギャンブルの借金を返済しようと神原病院を脅かしてきたから香西に処理を任せたが失敗。
(柳田の声)私が手を下さざるを得なくなった。
ん…。
(道子)あ…先生?うっ…。
(柳田の声)孫も金をせびってきたので同じ目に。
あっ…うっうわあ!香西に手伝わせなければよかった…。
あいつは鈍で臆病で使いものにならない。
(柳田の声)最後は抜けたいと脅かしてきたのでとりあえず監禁をして奴に罪をおっかぶせようと。
(香西の悲鳴)神原ファミリーのステータスは決して侵されてはならない。
近い将来日本の宰相となる人物を輩出する家は固く強く結束し外敵の侵入を決して許してはならない!お前は結局ファミリーに入り損ねたわけだ。
せっかく神原剣一郎のために身を粉にして働いたのに…。
刑事さん言っておきますが私と香西が関わった全ての件神原先生は何もご存じ…。
嘘だ。
そんな話誰が信じる?
(柳田)本当です。
全て私の独断で。
柳田。
お前ますます哀れな奴だな。
(神原)おかげさまで。
ああ嬉しいなあ…。
(記者)理事長おめでとうございます!
(記者たち)おめでとうございます!さあ皆さんやりますよ。
お待たせしました!ゆっくりね会見の…。
日本一の外科医が旅立とうとしてるのにカメラ1台ない。
神原先生の手術成功の記事も先生の名前見事ありませんでしたね。
その代わりファーストクラスゲットしたわ。
神原先生の精一杯のお礼なんでしょう。
帰りもファーストクラスですか?片道切符よ。
帰りはいつになるか…。
学ぶ事が山のようにある。
待ってます。
早く帰って来てください。
じゃないといつ何時私も…。
竹内さんの健康遠くの街で祈ってます。
あっそれとあの…大橋忙しくて見送れないからってこれ渡してくれって…。
こんなもんって思ったんですけど。
ああ幸せそうねえ。
私も大橋家の幸せのおこぼれにあずかれそう。
いってらっしゃい。
ありがとう竹内さん。
(刑事)コラッ!待て!
(刑事)この野郎!待てえ!《最近心臓の調子がおかしい》《辻先生に診察してもらっとけばよかった》《まだまだやれる!》《やれるに違いない!》《…と信じよう》2015/10/03(土) 12:00〜14:15
ABCテレビ1
ドラマスペシャル SP 警視庁警護課4[再][字]
サスペンス特別企画「SP警視庁警護課4〜渡瀬恒彦がベテランSPを演じる人気シリーズ第4弾!!定年刑事vs女性外科医・巨大病院の連続殺人!!祇園の密室トリックの謎!?」
詳細情報
◇番組内容
竹内(渡瀬恒彦)は、代議士・石鍋キリ子(高畑淳子)の要請で、冤罪疑惑の外科医・辻博子(松下由樹)の警護を担当することに。欲望渦巻く巨大病院、政界を巻込む裏金疑惑…、そして謎の連続死!?東京〜京都〜淡路島700キロの殺人捜査が始まる!
◇出演者
渡瀬恒彦、松下由樹、杉本哲太、松村雄基、渡辺大、三倉茉奈、竜雷太、平泉成、高畑淳子 ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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