ボクらの時代 2015.10.04


今日の『ボクらの時代』は師弟愛で結ばれた俳優3人
(船越)失礼します。
(的場)失礼します。
(杉)失礼します。
(船越)いや何か不思議な感じですね。
(船越)こうやって3人で何となくカメラの前っていうのが。
(的場)めちゃくちゃ緊張します。
昨日からちょっと僕も久しぶりに緊張しております。
(杉)嘘。
ホントです。
自分なんか1週間ぐらい前から緊張してます。
いやマジです。
二十歳のときに歌手としてデビューしその後時代劇にも出演
(杉)「天に代わって成敗いたす」
俳優として一躍脚光を浴びた杉さんはおよそ1,400本以上のドラマに出演

数々の長寿番組でも主役を務め時代劇スターとして一時代を築きました
去年芸能活動50年を迎え自ら企画原作脚本主演を務めた時代劇で主題歌も担当するなど変わらぬ存在感を発揮し活躍しています
・「問題無い無い問題無い」
そんな杉さんを親分と呼び敬愛する…
「治せるのは天才外科医だけだ」「そしてその天才外科医はここにいる」
全ての民放キー局で主役を務めています
「自分が犯した罪と天命が来るまで向き合い続けることだ!」
2時間ドラマの帝王と呼ばれ老若男女問わず幅広い層から人気を集めています
(松坂)「連続殺人犯の可能性はありませんか?」
また2時間ドラマだけではなく数々の連続ドラマでも活躍しています
「何かあるんだ。
何か」
そんな船越さんを兄貴と慕い共演することも多いという…
「先輩とおんなじにしないでくださいよ」
19歳でデビュー
当時主流だったトレンディードラマに数多く出演し人気俳優の仲間入りを果たしました
硬派でワイルドな独自の存在感でドラマから仁きょう映画まで幅広い作品に出演し活躍
「うちに手出すやつは誰やちつぶしますけ」
近年はバラエティー番組などで見せるこわもてとは裏腹な気取らない素顔が人気に
また長年の甘いもの好きが高じてガイド本を出版するなど芸能界きってのスイーツ好きとしても知られています
スイーツは詳しいんだって?まぁ好きです。
いつから詳しくなったの?小学校のころから実は大好きで時間があるときはうろうろ探してました。
オッス。
いやーあのうずーっと今日のことを「いや兄やんこれは俺の公開処刑になるのでよろしくお願いします」ってずーっと言ってるんですよ。
何で言うんですかそういうことを。
何でそういうこと思うんだよ。
自分っすか?緊張するじゃないですかだって。
あのさ緊張するってのは面白くねえな相手にとっては。
じゃあ緊張しないです。
ちょっといいっすか?始まってもう汗出てきたんですけど。
今日の『ボクらの時代』は親分杉良太郎さんがカワイイ弟分2人へ思いやりあふれるアドバイスと時にお説教も交えながら熱く語り合います
視聴率気にするんじゃないの?しますねやっぱり。
どうなのよ?いや気にしますよ。
気にしてどうするの?数字が取れるように面白い作品を…。
だから数字を取れるために面白い作品ってどうやって撮ればいいんだよ?大いなるマンネリは残さなきゃいけないと思うんです。
最後に犯人と対峙して説教する。
例えば『水戸黄門』だったら必ず最後には印籠出して…。
それ待ってんだよ視聴者は。
はい。
生活費を私が微々たるもんですが運んでいくと。
奥さんが稼ぐからな。
はい。
僕はね…。
小遣いを一度もくれって言ったことないんだよ。
親分お小遣いないんですか?ありません。
お前とはもう親子の縁切る。
で帰ろうとしたら足に取りすがって泣いてるわけ。
そのときが一番嫌だった。
だから役者になるなって言ったんだ。
あのう『三国志』で会ったのって何年前?もう15年以上になりますかね。
俺はねこう言ったんだよ。
覚えてるかどうか分かんないんだけど。
「英ちゃんはね役者の世界では先輩があんまり言わないから若い人たちの面倒見れるような役者になってかなきゃいけない」って俺は言ったんだよ。
何かこう師弟関係というかそういうバランスがとっても取りにくくなってますからね。
僕らがやっぱりいまだに親分って呼ばしていただくのはそこですからね。
何から何まで教えていただいたんで。
的場ってあのころ家族を幸せにしていける家が欲しかった。
だから「来た仕事は絶対断るな。
どんな仕事でもやれ」とそう言ったんだよな。
はい。
自分もやっぱり親分に言われたことっていうのは人生でホントに念頭に置きつつ仕事をやっていこうと思っていますので。
お前だけど的場って神経質なんだよ。
そうです。
神経質は神経質です。
ねっ。
あのね京都から電話がかかってくるわけですよ。
一緒に仕事してるときに。
うわー。
「何時に入りますか?」「まだ東京だよ」「何やってんですか!俺ねこの部分が気になってどうにもなんないんですよ」「早く来てくんないと俺ホテルの部屋中壊します」っていう。
ハハハハハ。
それは神経質ですよね。
ホントにこの個性がもっといい方向へいったらいい役者になるんだけどな。
ハハハハハ。
あのうそもそも親分がお芝居をやろうって思われたのって…。
芝居は嫌い。
役者嫌いですから。
フフフフフ。
何言ってんですか?僕はもう芸能界は家が貧乏だったから親を楽にさせてあげたいと思って歌手になろうと思ってね歌でいったんだけど歌ってなかなかヒットしないもんで。
デビューして3カ月目ぐらいかな。
「時代劇のドラマやらないか?」って言われてそのときもホント腹が立って。
「何で俺がかつら着けるんだ?」と。
(杉・船越)フフフフ。
(的場)はぁ。
もうださいね。
嫌いなのになぜかっていうとやっぱり責任感で。
引き受けたからには一生懸命やる。
だから僕はもういまだにそんなに好きじゃない。
そうは思えないんですけどね。
ホントよ。
兄やんはじゃあ役者目指したのは?僕はねホントのこと言うと監督をする方になりたかったんですよね。
でもちょうどそのときに2世ブームみたいなのが来ましてお声が掛かったんでそれを足掛かりに監督業とかにいかれればいいぐらいなものすごく甘い。
そんな青写真を描いてこの世界に入ってきたんですけど甘いものはうまくいくはずもなくて。
それからずいぶん苦労することになるんですけど。
それが最初。
えっ?じゃあ2時間ドラマに対しては?初めて2時間の主役…。
もう40ですよ僕。
40ですか!?そうだよ。
えっその前までは?その前まではだからほら女優さんが主役でいてその相手役とか。
2番手みたいなところが長かったのねずっと。
そういうことってあるよ。
はい。
いきなりってないよ。
ええ。
だけど僕は一番2人には僕のようなことになってほしくないなと思うのが時代劇を1,400本もやると…。
とにかくストーリーも監督もだいたいおんなじ人でやるんだから何やっても同じに見えてくるんだよ。
数々の長寿番組でも主役を務めた杉良太郎さん
「これだけは言っとくぞ」
船越さんもまた350本以上の2時間ドラマに出演し数多くのシリーズ物で主役を務めています
同じシリーズをずっと続けると型にはまっていくことの善しあしを考えることもあるそうです
例えば『水戸黄門』だったら助さん格さん…。
僕は助さんだったけど。
必ず最後には印籠出して「ここにおわすは」ってね。
「先の中納言光圀公であるぞ」そんなことをまぁずっと言うわけじゃないか。
『遠山の金さん』だったら「この桜吹雪を」ってやるわけだよね。
それ待ってんだよ視聴者は。
はい。
それが俗に言ういいマンネリ。
そうですね。
でもスタッフとか出演者とか作り手がマンネリを起こしてそこでずるしちゃうとこれは悪いマンネリ。
そうでしょうね。
何となくなれ合っていくっていうことがやっぱり一番怖がらなきゃいけないことだとは思います。
ある?やっぱり。
ありますあります。
どうしてもシリーズも5本10本って続いていくとスタッフもわれわれもこうすればこうなるねって。
段取りが分かっちゃうから。
分かってきちゃうどうしても。
そうなるとホントにお客さまたちから見ててマンネリって言われるんだっていうのは。
でも大いなるマンネリは残さなきゃいけないと思うんです。
最後に犯人と対峙して説教する。
これは皆さんそこを楽しみにしていただいてるんだからそこにはお応えしてかなきゃいけない。
でもそこに至るまでの経緯は一作ごとにもう考えられないぐらい知恵を絞って汗をかいてっていうふうにやっていかないとその親分の言ういいマンネリというのは生まれないんだろうなと。
そういうのの闘いだよねシリーズ物をやらしていただくっていうことっていうのはね。
でもそういうもの考えながらやるのってすごく大切だなって思いますよね。
やっぱり『水戸黄門』で印籠を出すのって…。
そうそうねっ。
うん。
僕もちょろっとやらせていただきましたけど。
でもやっぱりそれおんなじことをやってるつもりではないんで。
何かやっぱり考えながらやっていくと楽しいしそれを待ってる人たちももちろんいるし。
すいませんでした。
お前さしゃべってるの見てるといつもそうだっけ?といいますと?いつもそんな顔して人と接してんの?といいますと?「といいますと?」じゃねえよ。
オッス!ありがとうございます。
何も食べてないじゃないかお前さっきから。
スイーツが好きですとか言いながら。
アハハハハ!いただきます。
オッス。
ちょっと食べてほらいいとか悪いとか言ってみなよ。
いただきます。
いただきます。
オッス。
うん。
いかがですか?的場さん。
どうなの?いやもうシナモンパウダーが効いていてリンゴも酸味がそんなに強くなくおいしく頂いております。
あのさ的場ってすっごいオーバーだろ?はい。
そんなことないです。
自然体です。
「自分は何とかで…」私は真面目でございますってここに書いて話してるみたい。
いやいややっぱりあれなんですよ。
親分と話してるとこういう普通の話をしてるときでも何かを必ず教えていただいてるっていう思いがあるんで。
アハッ。
面白くねえな。
ホントお前と話してて面白くない!もう。
どうもすいません。
親分はでも僕らが子供のころって言ったら失礼ですけどホントにお仕事されてましたよね。
レギュラーの時代劇。
はい。
週に必ず2本ずっとやってたんだけど。
今考えられないですよ。
連続ドラマの主役ですからね。
すごい本数もね今のだって5倍ぐらいあるわけだから。
主役をやるから2人とも分かると思うんだけど。
このテレビの世界っていうのはやっぱり視聴率じゃない?
(的場・船越)はい。
視聴率を上げるためには戦ったわけだよね。
ワンカットワンカット命懸けに取り組んできたわけだよね。
そうするとそこでねプロデューサー脚本家ディレクターまぁ監督だよね。
やっぱりね摩擦が起きるわけだよ。
はい。
やっぱり主張しないといいもんできるわけないじゃない?誰かが嫌われ者になるっていうかね。
英ちゃんも戦ってるだろ?そうですね。
戦わざるを得ない。
親分とご一緒して…。
やっぱり八方美人でいるっていうことは決していいことじゃない。
現場っていうのは潤滑油になればいいっていうわけでもないっていうのを身を持って教えていただいたんで自分を鼓舞して鼓舞してやってるとは思うんですけども。
俺は…。
英ちゃんは俺みたいにならないんだよ。
的場もならない。
それは言葉が柔らかいから。
俺は直接の言葉で言うからきついんだよ。
「もうちょっとこうした方がいいよ」じゃなくて「お前もう駄目だ」と。
ええええええ。
だけど視聴率が悪かったらあのプロデューサーが悪かったとかディレクターがいけないんだとは言わないんだよ世間では。
その主演者が言われるわけじゃない。
「もう終わりだな」とかね。
主演者がもう人気がないんだとか実力がないんだとかってやられちゃうんだよな。
はい。
そこで表に立ってる人だからやっぱりそれだけの責任を持たなくちゃいけないししっかりしなきゃいけないと思いだすわけよ。
視聴率気にするんじゃないの?しますねやっぱり。
それはもうしょうがないです。
だろう?だって視聴率悪かったら自動的に切られるんだから。
そこで終わりですからね。
終わるんだから。
どうなのよ?いや気にしますよ。
気にしてどうするの?数字が取れるように面白い作品を作れればと思ってますけど。
だから数字を取れるために面白い作品ってどうやって撮ればいいんだよ?脚本家の方とお話をして出来上がってきたものを見てこれだったら皆さんに楽しんでもらえるんじゃないかなっていう理解ができたら…。
それで視聴率上がるの?いやどうなんですかねでも。
一生懸命僕はやるしかないと思うんで。
あのね今的場が一生懸命って言ったよな?この「一生懸命」素晴らしい言葉だと思うんだよ。
だけど…よくオリンピック系のスポーツなんかを見るじゃないか。
そうすると一生懸命だよな。
水泳なんかでもさ指1cm2cm先着いたやつが金メダルじゃないか。
「お前何で一生懸命やんないんだ?」って言って「一生懸命やってます」って言うんだよ。
それじゃ金メダル取れないんだよ結局は。
役者って狂気の世界だからさ。
そうですね。
尋常な精神の仕事じゃないんだよ。
ただ脚本ができてきてそれを暗記して監督が用意スタートかかったら自分がしゃべるんだっていうような世界じゃないんだよね。
1cmでも前に芸を進めたいっていう世界じゃないですか。
ええ。
はい。
だから視聴者大衆国民に夢と希望を与える仕事をしている人が普通の一生懸命では通じないっていうことなんだよ。
そうですね。
その一生懸命が見えてもいけませんしね。
杉良太郎さんの息子は俳優の山田純大さん
船越英一郎さんは2001年に女優の松居一代さんと結婚
1児の父となりました
的場浩司さんは1997年に一般人女性と結婚
1男1女をもうけました
皆さん家族ぐるみの付き合いがあるそうです
ここの子供たちはねよくできてんだね。
ホントにいい子ですね。
はい。
これはねやっぱり子供見りゃ親分かるしさホントにいい教育をして育ててると思うよ。
ホントによく言うことを聞くんだよ。
親の言うことを。
はい。
ありがとうございます。
いやでも兄やんのとこもそうですけどやっぱり親分にうちの家族すごい世話になってるんですよ。
でも怖いんすよ。
(杉・船越)うん?子供たちが以前親分におすし食べに連れてってもらったときに「パパの悪いところがあったら何でも俺に言え」って親分が言っていてそれを今でも覚えてるんですよ。
今日の朝も「パパ親分に渡す手紙玄関に置いといたから絶対持っていってね」って言われて。
ホントにドキドキしたんですよ。
たぶん何かいけないこと書かれてる…。
あのさその内容がカワイイんだよね。
「小さいときに食べたおすしの味が忘れられません」カワイイ。
あのねちっちゃいんだけどすし屋さんに連れてくとうるさいから駄目ですよって言うんだよ的場が。
「んなことはない小さいときから連れてった方がいい」って言って。
そしたらねそのときの味が忘れられないって。
カワイイんだよ。
だからじゃあもうスケジュール入れようって言ってね。
ええええええ。
ありがとうございます。
浩ちゃんのさ何かこう子供に対する父親としての信念みたいなものって何かあるの?強く優しくですね。
特に坊主に関しては。
兄やんのとこどうなんですか?うん?何?どうって。
奥さんってさ。
英ちゃんとこって英ちゃん稼ぐじゃないか。
いえいえ大した稼ぎではないです。
一応稼ぐじゃないか。
自分が管理するの?稼いだものは。
そして奥さんに「これ生活費」って渡すの?結婚してからは…。
10年ぐらいですかね。
…は全部献上して。
全部?全額?全額です。
私貯金がほとんどありませんでしたのでそこからお小遣いをもらって。
今は?今は5年ぐらい前から別なお財布にしようということで生活費を私が微々たるもんですが運んでいくと。
奥さんが稼ぐからな。
はい。
だからそういうことできるんだ。
ええ。
僕はね芸能界へ入って50年一度も給料を自分でもらったことないんだよ。
はい?全額入れちゃうんだよ。
どこへですか?奥さんに渡すんだよ。
そしてその中から小遣いを一度もくれって言ったことないんだよ。
親分お小遣いないんですか?ありません。
えぇー。
俺は…男は稼いだものを家庭に全額渡してやるのが男なんだよ。
あのねお金も欲しくないしそして物も欲しくないし何か欲しいものないんだよ悪いけどホントに。
えぇー。
それで前はロールス・ロイスとかベントレーだとかポルシェだとか色々乗ってたよ。
車もういらないんだよ。
マジすか?おう。
お前ホントだよ。
俺車めっちゃ欲しいっすよ。
買やぁいいじゃない。
今日買えよほんじゃあ。
今日駄目ですよ。
今日これから撮影ありますから。
欲しいと思ったときに買うんだ人生は。
あしたもあさっても生きてると思ってるからいけないんだ。
生きてねえかもしれないじゃないか。
ちょっと兄やん。
うん?助けて。
フフフフフ。
怒られてる。
あれ?隆一って幾つになったんですか?25になりまして。
ことしから社会人になりました。
役者っていう商売に興味を持ったり…。
持った時期もあるとは思うんですけどね。
僕もほらそういう意味じゃね父親も同じ仕事してましたから。
父親は僕をなるべく自分の仕事から遠ざけて遠ざけて育てたんですね。
やっぱりこの世界に向かわせたくなかったっていう思いが父親強かったようなんで。
必ずしも努力すればそれが結果に結び付く世界ではないっていうことが親父の口癖でしたし。
僕はでもそこが遠ざけられればられるほど逆に興味を持っていったんでなるべくせがれには自分の仕事を見せようと。
これも反面教師みたいなもんだよね。
自分の現場を見せたりあるいは自分の仲間たち。
浩ちゃんもそうですけど一緒に食事に連れてったりとか何とかって見せたらうわこんなに大変なんだ。
こんなに寝る間もなく朝から走って仕事が終わっても次から次にいろんな人が来ていろんな打ち合わせを繰り返していくんだって。
息子の中には染み込んだようですね。
なので自分はやっぱり父親とは違う世界で生きていく。
これはうまくいったような気がしますね。
純大いるじゃないですか。
役者じゃないですか。
純大親分に役者になるって言うときって相談したりしました?ないよ。
突然言いだしたんだよ。
はぁー。
俺は英ちゃんところとおんなじで親としたら同じ業界に入ってほしくない。
だってどうしたって杉良太郎の息子って見られるじゃん。
そうですね。
それはついて回りますからね。
だけどパパには世話にならないって言ったの最初はね。
だからずっと何にも言ってこないんだよ。
でも僕はね純大うらやましいなって思う瞬間も幾つかあったんですよ。
親分が演出された舞台にね純大が座長として。
親として一度だけやっておいてあげたいな。
劇場の座長をやらしてやろうと。
「お前やれるか?」「やれる」っていうことで稽古に入ったんだけど手も足も出ないしさまったくもう声も出ないみたいなもんなんだよね。
まぁ駄目だからもう打ち切ると。
お前にはもう教えない。
お前とはもう親子の縁切る。
何甘ったれてお前は人生生きてきたんだ。
これお客さんがね高い入場料を払ってわざわざ来てくれた人に対してお前のその芝居は値するか?親子だっていう気持ちがどこかにあって甘えてる。
だから親子の縁切って。
で帰ろうとしたら足にすがって「稽古つけてください」って足に取りすがって泣いてるわけ。
そのときが一番嫌だった。
だから役者になるなって言ったんだ。
今までに時間があって何年も時間があるのになぜ習いに来なかった?そしたら。
はい。
「パパの世話にはならない」だけで。
で足で取りすがったからもう蹴ってね。
はぁー。
で帰っちゃったの僕は。
そしたら古い役者がみんな集まって教えたみたいね。
はぁはぁはぁはぁ。
そしたら本気になってまるで違った人間になって。
はい。
芝居にこう取り組んできたと。
でやってみろと。
どっかでこう稽古場に入った瞬間から親子の情みたいなものが持ち込めない。
特に親分ってそういう人じゃない?言ってましたよね純大も。
稽古行ってて自分が壊れていく。
自分が壊れていくって。
ただ今振り返るとね親父を見送った後振り返るとなぜ僕が同じ道を…。
父親の反対まで押し切って同じ道を歩んだのに父親と同じ作品を残せなかったんだろうというのはこれは親分やっぱり後悔ですね。
だから英ちゃんなっ。
はい。
今日まぁ本当に3人で話し合うなんてことは今までなかったんだけどまたあしたもあさっても3人で会えるとは思わないんだよ。
はい。
これが人生だって。
これがはかないんだよ。
だからはかないから今後悔しないで生きることだよ。
はい。
そうですね。
じゃあさよなら。
あっ突然終わりにしましたね。
それでは今日も素晴らしい一日を
2015/10/04(日) 07:00〜07:30
関西テレビ1
ボクらの時代[字]

杉良太郎×船越英一郎×的場浩司

詳細情報
番組内容
 『ボクらの時代』は、毎回、様々なジャンルで活躍する3人が集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組。学者、デザイナー、ビジネスマン、アーティスト、教師、映画監督、タレント、そして政治家まで、一つのジャンルにとらわれることなく、今、旬で話題の人はもちろん、海外で評価を得ている人、大きな発見・発明を成し遂げた人、日本に感動を与えた人など、多彩な顔ぶれ。「日本のトップランナー」であり
番組内容2
「先駆者」であり「成功者」でもある彼らが、何を語り、何を想うのか。司会者を置かず、あくまでゲストの、気負わないトークのみで番組を構成。ある種、原点回帰ともいうべきシンプルな構成で、ゲストの顔ぶれと興味深いトークをお楽しみいただきたい。
 今回の『ボクらの時代』を彩るのは杉良太郎、船越英一郎、的場浩司の3人。ドラマ、バラエティー、音楽と、マルチに活躍する“いぶし銀”の3人が織り成す、極上の30分間を
番組内容3
ご堪能あれ。
出演者
杉良太郎 
船越英一郎 
的場浩司

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
バラエティ – トークバラエティ
趣味/教育 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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