(藤堂真紀)えーせっかく食事楽しみにしてたのに。
(北村一平)急に司法解剖の予定が入っちゃったんだよ。
文句なら殺人の犯人に言えよ。
また殺し?そう。
なんか金持ちの女の人が殺されたらしい。
あそれって…エステの女性社長殺しの事件?
(一平)「そうそうそれ」この人すごいよね。
自分とこのエステでキレイになって自分が広告塔になってんだから。
お肌とかツルッツルだよ。
解剖は中を見るの。
お肌は関係ないの。
ま仕事がんばって。
それじゃあね。
な…なんですか?
(田代千春)残念やねえ。
せっかくのデート。
ええ…人の電話聞かないでくださいよ。
(南條宏美)あなたの電話聞いてるだけで彼氏情報いっぱい入ってくんだから。
えー…。
(杉本美佐子)ちょっと軽いけど基本的にはいい人みたいよね。
所長まで…。
(飯島妙子)要するにガードが甘いのよ。
外で仕事の情報まで漏らさないでね。
じゃあお先に失礼します。
(一同)お疲れ様です。
まあねえ…飯島さんはちょっとガードが固すぎるかもしれませんね。
(麻生恵理)でも依頼人にはそういう弁護士の方が頼もしく見えるんじゃないでしょうかねえ?見習おう…。
ありがとうございましたー。
いらっしゃい。
これ?はーい。
はいありがとうございました。
哲夫さん…?
事件は5月11日に発生した
エステサロンのチェーンティアラを経営する女性山崎佳恵が自分の店で殺害されているのが発見された
あなたが訪ねてくると社長さんつまりあなたのお姉さんが殺されていたんですね?はい。
ここへ来たのは何時頃ですか?8時頃だったと思います。
お姉さんはいつもここに?ここは本社も兼ねていて奥に社長室があるんです。
首を絞めたコードからは指紋の検出は難しそうですね。
そうか…。
あの…。
私犯人を知ってます。
え!?見たんです…私。
被害者の妹和美の証言により被害者の別居中の夫山崎哲夫が取り調べを受けた
(刑事)被害者の妹さんが被害者を訪ねて店の前まで来た時あなたが店から出てくるのを見たと言ってるんですよ。
そんな…何かの間違いです。
午後8時頃どこにいましたか?1人でドライブしてました。
(刑事)それを証明できますか?…いえ。
ずっと1人でしたから。
でも本当です。
信じてください。
妹さんが目撃した人物は黒いジャンパーを着て黒い帽子をかぶっていた。
あなたの家から同じものが押収されてます。
こんなもの持ってたって不思議じゃないでしょ。
(刑事)あなた奥さんと仲たがいして別居してたそうですね。
しかしこのまま離婚したんじゃ彼女の資産まで手放す事になる。
だから殺したんじゃないんですか?そんな…言いがかりだ!
山崎哲夫は容疑を否認したまま起訴された
そして私たち7人の女弁護士事務所が弁護を担当する事になった
はじめまして。
あなたの弁護を担当する事になりました7人の女弁護士事務所の田代です。
藤堂です。
久しぶりだな…。
ええ。
え?あんた…知り合いなん?話してないのか?俺たちの事。
どういうお知り合いなんですか?大学時代の友人です。
あ…何年ぶり?6年ぶりか?こんな形で再会するとはな。
そんな事より事件の事聞かせて。
あなたが殺したんじゃないのね?ああ殺しちゃいない。
(千春)奥様と仲たがいをされてたそうですね。
2年ほど前から別居してました。
(千春)原因は?あなたの浮気とか?そんな事ありません。
ただいつの間にか気持ちがすれ違うようになったんです。
あなたは事件があった夜1人でドライブしていたと証言していますがそれを証明できる人はいますか?いたらこんな所にいません。
ドライブしてたあなたを見た人がいないかどうか手分けして捜すわ。
後で走ったコース教えて。
ああ。
でも奥さんの妹さんが事件があった時あなたを現場で見たと証言してるんですよ。
それは何かの間違いです。
被害者が殺されていた現場からあなたの指紋がいくつも見付かっています。
この事に関しては…。
妻に会うためにあの店には何度も訪ねてます!指紋があるのは当然です。
信じていいのね?俺は昔と変わっちゃいない。
ちゃんと答えて。
俺は潔白だ。
必ず無罪を勝ち取ってみせるわ。
殺人暴力性犯罪
犯罪はいつあなたの身にふりかかるかもしれない
このドラマは図らずも事件の当事者となってしまった女性を司法の場で救うべく日夜闘い続ける7人の女弁護士たちの活躍を描くものである
え?要するに元彼っていう事?まあ…そういう事です。
あらー…。
(木下五月)珍しく自分からこの事件を担当したいなんて言うからどうしたのかと思ってたら。
でもどうして黙っていたの?言えば私情が混じって目が曇るんじゃないかなんて言われそうな気がしたんで。
じゃあ…目が曇らない自信があるの?私はそんな人間じゃありません。
えー?接見の時の様子やと今にも焼けぼっくいに火がつきそうな感じやったよね?え?えっと…。
そんな事ありません!新聞で見たんですけど結構ハンサムな人なんですよ。
無罪にしてもう一度付き合ってみたらどうですか?本題に戻っていいですか?ああーそうそう…そうよね。
えーっと要するにですね被害者の山崎佳恵さんの妹の吉川和美さんがエステサロンから出てくる山崎哲夫さんを見たと証言しているんだけれどもそれが本当なのかどうか。
それとその時間山崎哲夫さんはドライブをしていたと言っているがこのアリバイが成立するかどうか。
その2点よね。
アリバイに関してはひとつ希望の持てる要素があります。
…そうだ。
何?あの時ドアミラーでバス停をこすったんだ。
バス停?
(山崎の声)トラックとすれ違う時相手の方に気を取られてるうちに…。
(バス停をこする音)
(山崎の声)ドアミラーに傷が付いていたから多分バス停の方にも傷が付いてるんじゃないかな?場所はどこ?世田谷の…。
はっきりしない…。
道に迷ってたから適当に走ってた…。
世田谷かー。
道路が迷路みたいに入り組んでる上にバスの路線がいっぱいあるわー。
えんしょう寺で脇道に入ってきたくら通りに抜ける途中だったそうなんでまあ…大まかに言うとこの辺ですね。
バス停をひとつひとつ傷の付いたところを捜すしかないわね。
みんなで手分けして捜せばなんとか。
とにかくやってみましょうか。
ああなたは被害者の妹さんに会ってみて。
はい。
あ藤堂さん一緒に来て。
あっはい。
あー違うな…。
あーこっちも違うみたい。
この路線はチェックが終わりました。
ねえ…。
あ麻生さんは?
(携帯電話)あ。
もしもし今どこにいんの?わかりません…。
なにー?迷子になってんの?だって…道がすごーくややこしくて…。
道のせいにしたらあかんわ。
麻生さん救出に行きましょう。
えー?もしもし。
近くに何がある?前途多難ね。
え?ちょっと…なんだろ。
探します。
ふーん…弁護士。
そういえば昔義兄の知り合いで弁護士になった女性がいたって言ってた。
付き合ってたの?あなたが事件の日見た事について改めてお聞かせください。
義兄の弁護をする人としては私の証言はまずいってわけね。
間違いないんですか?あなたが見た事は。
私が嘘をついてるとでも言うの?嘘をついてるとは言いません。
何か勘違いしてらっしゃるんじゃないかと。
私が見たのは確かにあの人だったわ。
姉さーん。
姉さん…?確かに山崎哲夫さんだったんですか?ええ。
あれは義兄だった。
間違いないわ。
あなたはどうしてそんな時間にお姉さんを訪ねたんですか?妹は姉を訪ねちゃいけないの?「会おう」って電話したら「店で1人で仕事をしてるから来て」って言われたの。
けどそんな事関係ないでしょ?山崎は姉の遺産を狙って殺したのよ。
お姉さんは相当な資産を持ってらしたようですね。
エステの店が儲かってたから。
資産5億ぐらいはあったんじゃないかしら?5億!?山崎さんが有罪になれば遺産は全額あなたに転がり込む。
遺産を独り占めするために山崎に罪を押し付けたとでも言うの?あんたこそ山崎に遺産を受け取らせて2人でよろしくやろうってんじゃないの?私はそんな公私混同をするような人間ではありません!あの…山崎さんが遺産を狙ってたという確証はあるんですか?そもそもあの男は資産目当てで姉と結婚したの。
私はやめとけって言ったのに姉はあいつにのぼせ上がって…。
(和美)案の定2人の関係はすぐに冷えて形だけの夫婦になったわ。
でも山崎さんは浮気もしなかったんですよね?ボロを出したくなかっただけでしょ。
浮気をネタに離婚を迫られたりしたら資産を手にできなくなるものね。
哲夫さんはそんな人じゃありません!「哲夫さん」ね…。
飯島さんが珍しく感情的になって…。
やっぱり恋人だった人を弁護するとあんなふうになるのかな。
(北村)う〜ん…。
(藤堂雅人)普段は冷静な人なんだ?うん…いつも見習いたいと思ってた。
もし俺が被告で真紀が弁護したらどんなふうになるのかな?おお…。
この人が冷静になれるわけないじゃないですか。
検察官に殴りかかりますよ。
失礼ね。
これでも私プロなのよ。
プロプロ!まあまあまあ…落ち着いて。
ビール…あっビール!こわ〜。
感情を素直に出した方が真紀らしくていいと思うな。
俺はそういう真紀が好きだな。
それって褒められてる感じがしないんですけど。
まだいたの?あ…今帰るところです。
親しい人を弁護するのって結構難しいものでしょ。
親しいじゃなくて親しかった人です。
あ…ごめんなさい。
すいません…。
私やっぱり普通じゃないですよね。
困った事があったら相談してくれていいのよ。
はい。
じゃあ失礼します。
お疲れ様。
それらしい傷はないわねぇ。
(千春)宏美さん。
ここも違うみたい。
(携帯電話)
(千春)ああ麻生さんや。
また迷子かな。
もしもし?見つけました!え?こっちです!ここです。
これじゃないですか?あ…。
(宏美)そうねこれよ。
ちょっと測ってみて高さ。
(山崎)俺が佳恵の資産目当て?和美ちゃんの誤解だよ。
誤解されるような事でもあったんですか?さあ…。
何かあるのね?実は…前に一度彼女に言い寄られたっていうか…。
えっあの妹さんに?哲夫さんね…。
ええ。
もちろん俺は断りました。
でもそれ以来彼女俺にツンケンするようになって。
ふられた逆恨みってわけですね。
(山崎)そうかもしれない。
でもだからといって彼女が俺を罪に陥れるため嘘をついているとは思えない。
あり得ない話じゃないわよ。
あの人が佳恵さんを殺してるって言うんですか?相変わらずだな君は。
人の悪いところを見すぎる。
それぐらいが弁護士にはちょうどいいのよ。
天職を見つけたってわけか。
(ノック)
(恵理)失礼します。
(妙子)どうだった?
(恵理)確認できました。
車の傷と高さや形が一致しました。
もっと厳密に調べればバス停の傷から車の塗料が検出できると思います。
やったじゃないですか。
これでアリバイが成立しましたね。
してないわ。
え?アリバイが成立するにはまだ必要な事があるでしょ?えっと…。
(千春)あとはこの傷をつけたんが山崎さんの言うとおり事件があった時間やって事どう証明するかやんね。
う〜ん傷に日付や時間が書いてあるわけないしなぁ。
え…。
あっこれ…。
何?これなんですけれども紙に印刷された時刻表が上から貼ってありますよね。
ええ。
時刻表が改正されたんですけど新しいプレートの時刻表の作成が間に合わなかったんでとりあえず紙に印刷された時刻表を貼ってあるんですけど。
(宏美)なるほど。
この紙の時刻表はいつ頃貼られたんですか?5月10日ですよ。
その日から時刻表が改定されたんで。
5月10日…。
この時刻表が貼られたのは5月10日の早朝です。
つまりこの傷がついたのは10日の朝以降という事になりますね。
山崎さんは5月の7日から5月の11日の午前中まで仕事でソウルに出張してます。
11日に帰国してからの山崎さんの行動は?出張から帰って成田から直接会社に行ってますね。
そのあと日中はずっと会社で仕事をしてたようです。
この事は出張に同行した人や会社の複数の社員が証言しています。
会社を出たのは午後7時。
(恵理)10日はソウルにいた。
事件当日の11日の日中も仕事を抜け出してあの場所に行くのは時間的に不可能。
事件のあとに傷をつけたって可能性はないのかしら?いやそれも不可能です。
彼はその夜のうちに警察で取り調べを受けてそのまま逮捕されてます。
つまり山崎さんが被害者を殺してなおかつあのバス停に傷をつけるのは時間的に不可能です。
じゃあアリバイ成立って事か。
やりましたね。
いやいやちょっと…。
待ってよまだ喜ぶのは早いわよ。
だって被害者の妹さんが現場で彼を見たって証言してるんだから。
どこかにその証言を覆す材料があるはずです。
殺害現場に何か見落としてる手掛かりがあるかもしれないわね。
困ったら現場に戻れ…ですね。
そう。
和美さんはここから男が出て階段の方に行くのを見た。
山崎さんじゃないとするとその人物が真犯人だったんでしょうか?う〜ん…あるいはそんな人物はそもそも存在しなかったか。
きっと何か手掛かりがあるはず。
そんな事してる場合じゃないでしょ!こういうの我慢できないタチなんですよ。
あ…これ誰に渡せばいいですか?あの妹さんにでも渡せば?ああはい…。
飯島さんこれ。
事件のあった日ね。
しかも午後8時…。
もしかしてこの北野っていう人が妹さんが見た男だったっていう可能性は?ありえるわね。
ここね。
オフィスに観葉植物を卸す会社みたいですね。
あの…こちらの会社に北野さんって方いらっしゃいますか?北野ですか?はい少々お待ちください。
北野さんお客さんです。
すぐ来ますから。
お待たせしました。
北野です。
女性…。
(検察官)あなたは5月11日の午後8時頃お姉さんの店を訪ねましたね?はい。
店の前で何か見ましたか?はい。
この人が店から出て来て階段の方に行くのを見ました。
(検察官)それであなたはどうしましたか?何か胸騒ぎがして店に入りました。
すると姉が殺されていたんです。
(検察官)そうですか…。
終わります。
(裁判官)弁護人質問ありますか?はい。
あなたは被告人らしき人物を見た時その人物がどんな服装だったか覚えていますか?はい。
黒いジャンパーと黒い帽子を被っていました。
それは間違いありませんね?はい。
はっきりと見ました。
その時間は何時何分頃でしたか?午後8時頃でした。
そうですか。
終わります。
では続いて弁護側の証人に質問します。
(裁判官)証人前へ。
あなたは5月11日の夜何をしていましたか?営業担当の人が急に休んだので上司に言われて代理で得意先回りをしてました。
ティアラを訪ねませんでしたか?訪ねました。
前日に納入したグリーンの元気がないみたいだというご連絡を受けましたので様子を見に。
その時山崎佳恵さんはいらっしゃいましたか?いえ入り口から何度も声をかけたんですが応答がないので誰もいないと思いました。
そしてあなたはどうしました?メモを郵便受けに入れて帰りました。
弁12号証を証人に示します。
そのメモとはこれですね?そうです。
その時あなたはどんな服装でしたか?会社の営業用の制服を着ていました。
裁判長その制服を着て頂きたいと思います。
よろしいですか?
(裁判官)どうぞ。
ではお願いします。
(明子)はい。
では質問を続けます。
あなたが店を訪ねたのは何時頃ですか?8時頃でした。
店を出てどうやってビルの下まで行きましたか?階段で下りました。
つまり吉川和美さんが目撃したのは北野さんあなただった可能性が高いですね。
異議あり!証人に意見を求めてます。
異議を認めます。
終わります。
こんなのインチキよ!
(裁判官)傍聴人は静かに。
従わないと退廷させますよ。
バス停の傷と被告人の車の傷が一致する事も重要な証拠となり山崎哲夫には無罪の判決が下された
私が姉を殺したって言うんですか?いや山崎さんの無実が証明された以上洗い直す必要があるんですよ。
ま私が疑われるのも無理ないわ。
でも私がやったっていう証拠はどこにもありませんからね。
おめでとうございます!ありがとうございます。
ホントに皆さんのおかげです。
飯島さんのおかげやって言いたいんちゃう?田代さん!いえ皆さんが私に尽力してくださった事は彼女から聞いてます。
いえいえ私たちは自分たちの仕事をやっただけですから。
でも真犯人は一体誰なんでしょうかねぇ?
(恵理)警察は妹さんに疑いを向けたようですね。
うんそうね。
でもここから先は警察の仕事。
山崎さんの無罪を証明した時点で私たちのこの事件との関わりは終わったのよ。
はい。
でも気になりますね。
じゃあ私はこれで。
たまってた仕事を片付けませんと。
あのもしよろしかったらこれ皆さんで。
(歓喜の声)ありがとうございます。
じゃあ失礼します。
じゃあ私そこまで。
(宏美)なんかいい感じじゃない?あの2人。
(千春)ボワッ。
なんか火がついたんちゃう?焼けぼっくい。
いいじゃないの。
それならそれで。
結婚したら山崎さん飯島さんには一生頭が上がらないんじゃないですかね。
殺人の濡れ衣から救ってもらってんもんね。
まあ頭が上がんないぐらいがちょうどいいのよ。
私の見解ではですね女性弁護士の結婚相手として最適なのは…健康で出張の多い勤め人ですね。
(宏美)なるほど…。
永遠の真理ですよねこれは。
(山崎)こうやってバラの花を見る事ができるのも君のおかげだな。
昔のあなたのアパートの庭にもバラが咲いてたわね。
そうだったな。
もう一度あの頃に戻らないか?どういう意味?そういう意味だ。
(シャワーの音)冷蔵庫のもの適当に飲んでていいから。
ええ。
君もシャワーを…。
妙子?私今回の事でちょっと怖くなっちゃった。
(北村)どうして?だって真実ってたった1つでしょ。
それに気づかずに通り過ぎたら永遠に見つからないままかも。
それを怖がってちゃ俺たちの仕事なんてできないよ。
う〜ん…。
そういえば今回の被害者の解剖して妙な事が1つあったな。
え?何?髪の毛の中に土が少し混じってたんだよ。
土?地面の土?そう赤みがかった土。
なんで髪に土がついてたのか全然わからなかったんだけど事件とは関係ないみたいだし警察も問題にはしなかったみたいだから。
ああそう。
それって…。
(携帯電話)もしもし?飯島です。
あっ飯島さん。
どうかしたんですか?今から会える?えっ今からですか?ええ。
わかりました。
すぐ行きます。
東和バスって…山崎さんがバス停を車でこすったっていう?そう。
これが山崎さんの部屋に?どうして?あの人は東和バスの時刻表が5月10日に改定になるのを知ってた。
それで?バス停に傷をつける事が完全なアリバイになるって事をあらかじめ知ってたのよ。
え?どういう事ですか?まさか山崎さんが犯人だなんて…。
あの人が被害者を殺してなおかつバス停に傷をつけるのは時間的に無理だってわかったじゃないですか!共犯者がいれば簡単な事よ。
彼が真犯人だとしても一事不再理…。
二度と奥さんを殺した罪で裁かれる事はない。
でも私真実が知りたい。
(五月)皆さ〜ん岐阜の薔薇饅頭ですよ!どうぞ!美味しそう!食べたい食べたい!あれ?藤堂さんと飯島さんは?ああそういえば今日2人とも見てへんわ。
あっなんか書いてありますよ。
(五月)打ち合わせ!?打ち合わせって誰と?勝訴して浮かれて遊んでんじゃないの?ああ。
でも藤堂さんはともかく飯島さんそんなキャラじゃないですよ。
昨夜どうした?何も言わずに。
これがどうした?どうしてこんなもの持ってたの?ああ前に仕事でたまたまバスに乗った時貰ったんだ。
東和バスなんて普段乗らないのに?たまたまだよ。
だからこれがどうした?東和バスのバス停に傷をつけたのがアリバイの決め手になるなんて…偶然ですね。
そんな事か…。
たんなる偶然だよ。
たまにチラシを貰う事ぐらいある。
あなたはトラックとすれ違おうとしてバス停に接触したって言ったわね。
ああ。
あの道はバス以外の大型車は通行禁止なの。
そうなのか。
でもトラックが来たのは事実だ。
あのトラックが違反をしてたんだ。
そのトラックのナンバーを覚えてる?覚えてるわけないだろ!疑ってるのか?俺を。
俺の潔白は君たちが証明してくれたんじゃないのか?裁判で立証した事が真実だとは限らないわ。
そんなに疑わしいなら警察でも裁判所にでも訴えればいい。
話はそれだけか?そう…。
そういう事だったの。
こんな事になって…私の責任です。
飯島さんが責任感じる事ないわ。
それに一事不再理っていってもそれは刑事裁判の話。
え?どういう事ですか?うん刑事で裁かれなくても民事で損害賠償請求の裁判起こす事できるでしょ。
でも誰が起こすんですか?そんな裁判。
殺された佳恵さんの妹さん。
(五月)その裁判で殺人が認定されれば刑務所に入る事はなくても遺産を剥奪されて制裁を加える事はできるわよね。
そうですよね!いやでもこれは可能性の話よ。
私たちは妹さんから依頼もされてないしもうこの事件とは関係ないの。
え?放っておいていいんですか?だって私たちは弁護士なのよ?警察じゃないの。
所長…。
あ〜…まあしょうがないわね。
じゃあもう一遍事件最初から見直して見ましょうか。
はい。
何か重大な点で見落としてた事はないかよく考えてみましょう。
あっ!そういえば…。
今回の被害者を解剖して妙な事が1つあったな。
え?髪の毛の中に土が少し混じってたんだよ。
土?そう赤みがかった土。
土?はい。
事件と関係があるかどうかわからないんですけど。
うーん…。
あっあの現場の写真あったわよね?
(恵理)はい。
(恵理)これが見取り図でこっちが写真です。
土っていえばここにほら観葉植物の鉢があるわね。
観葉植物の土が髪の毛につく?こういう事なんじゃないかしら?被害者と犯人が格闘してるうちに観葉植物が倒れた。
被害者を殺したあとで犯人は鉢を元に戻しこぼれた土を拾い集めた。
でも髪についた土までは気付かなかった。
ああ可能性あるわね。
この鉢…証人になってくれた北野さんの会社が卸したものですよね?そういえば北野さんは…。
前日に納入したグリーンの元気がないみたいだというご連絡を受けましたので様子を見に。
事件の前日にグリーンを持ってきたって。
山崎さんはあの店に何遍も行った事があるから彼の指紋が店にあるのは当然よね?せやけど前日に持ち込まれた鉢に触る事はできんはず…。
犯人はこの鉢に触ってますよね?倒れたのを元に戻したんだから。
じゃあもしこの鉢に山崎さんの指紋があったら…。
もしもし?藤堂です。
北野さんに確認しました。
あの鉢は間違いなく事件前日にこの会社から納入したものです。
しかも営業の人が持って行った時必ず鉢をきれいに拭いて帰ってくるのがこの会社の習慣だそうです。
ですからあの鉢についてる指紋は確実に事件の日よりあとです。
あっそう。
じゃあなんとかしてあの鉢植え手に入れましょう。
指紋の鑑定を依頼するんでね?私の知り合いの検査機関に頼んでみるわ。
山崎さんの指紋のサンプルならここにあるから。
もしよろしかったらこれ皆さんで。
でもどうやってあの鉢植えを入手するんですか?それなのよねぇ…あの店はもう実質山崎さんのものだしオーナーの殺人立証するのに鉢植え貸してくれなんて言えないもんね。
どうしましょう?あ…まあここは私がなんとかしましょう。
え?お客様は30代前半のお肌ですね。
え?そんな〜。
ホント?
(エステティシャン)ええ。
アハッ!や〜だそれじゃ実際の歳より…10歳も若くなっちゃう!
(2人の笑い声)本日はありがとうございました。
こちらこそ気持ちよかったわ。
あっあのこれグズマニアっていうのよね?ああ。
私これ大好きなのよ!探してたんだけどねうちの近くのお花屋さんになくって。
あっこれ譲っていただけないかしら?あっあの…これは売り物ではございませんので…。
もちろんそれはわかってるんですけどですから少し余分にお払いいたしますので。
ぜひお願いします。
はあ…。
あっ杉本です。
へへへッうまくいきましたよ。
ありがとうございます。
確かにこの植木鉢に入ってる土すんごく赤いわね。
被害者の髪の毛についてたものに間違いないと思うわ。
うん。
それからねフェイスマッサージすんごく気持ちよかったわよ!うんもうお肌ツルツル!じゃあ私たちはこれから山崎さんの指紋のサンプルを持っていきますね。
あっお願い。
それじゃあえー…。
どうかしましたか?あっなんかね誰かにつけられてるような気がしたんだけど…。
え?ああ気のせいね。
うん大丈夫。
えーっとそれじゃね…15分後に約束の場所でおち合って一緒に検査機関に行きましょう。
うんはいじゃあね。
行きましょう。
飯島さん?あの人が犯人だって事…立証しようとしてるのよね私たち…。
行きましょう。
はい。
どうかした?どうして気付かなかったんだろう…。
何?所長が危ない!ツルツル…。
また行こう。
誰あなたは?
(妙子)やめなさい!やめてください北野さん!北野さんでしょ?どうして私だって?これあなたが書いたメモです。
ここに土がついてますね?犯人は犯行のあと床にこぼれた土を拾っています。
手には当然その土がついたはずです。
それにこの土…。
同じ土のようですね。
あなたは被害者を訪ねたけど留守だったと証言しました。
でもそれは嘘です。
この紙にこの鉢植えを同じ土がついてる事があなたが店に入った事を示しています。
被害者が留守だったので店には入らずメモを残して帰ったというのはあなたの偽装です。
あなたが佳恵さんを殺したのね?逃げる場所はありませんよ!あんなとこに金を置いとくのが悪いのよ!こんばんはグリーンオアシスです!こんばんは。
何してるの?ちょっとなんなのあなた!すみませんあの…。
警察電話するわ。
あの…お願いです!このとおりお詫びします。
ほんの出来心だったんです。
こんな事して言い訳が通用すると思うの?困ります!何すんのよ!
(もみ合う2人の声)あー!お金が必要だったの?カードの使い過ぎで借金ができて闇金に手を出してしまったの。
でも本当は後悔してるんじゃないんですか?あなた山崎さんを罪から救うためにちゃんと証言してくれたじゃない。
もうこんな事やめなさい。
これ以上罪を重くしてどうするの?
(嗚咽)
北野明子は逮捕され山崎佳恵を殺害した罪で起訴された
ほんとにごめんなさい。
いや疑わしければそれを疑うのが弁護士の仕事だ。
それにそのおかげで事件は解決したんだ。
ありがとう…。
それじゃあ。
この間のあの夜に戻れないかな?え?俺の気持ちは変わらないよ。
無理よあなた疑った事は一生消えない。
その前に信じてくれた。
悪いけど私杓子定規な女なの。
昔と変わんないな。
さよなら。
(千春)やっぱり真紀ちゃんちょっと脇甘かったな〜。
そうよあなたが犯人に電話聞かれたせいで所長が危ない目に遭ったじゃない。
申し訳ありませんでした。
いやいやまあ今回はよしとしましょうよ。
だって「怪我の功名」で真犯人がわかったんだから。
ありがとうございます。
それにしても所長!うん?ご立派でした!ナイフを突きつけられてもあんなに毅然として!いや別に毅然とはしてないんだけど…。
いやなんかね…。
いやでも私なら絶対に腰抜かしますよ。
あー実はね私も半分腰抜けてたの。
だから持ってた植木鉢落としちゃった!あーそうなんですか!でもねこう来た時にこうなったけどでもバックでこうこうやってねこう…。
所長!このエステの料金経費で落とせませんよ。
えなんで?あれは仕事でしょ?なんで1年会員になる必要があるんですか?だって1年会員になった方が割安だって言われたし…。
きれいなおつむですね
おしゃべりあるき目です
2015/10/05(月) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
7人の女弁護士[再][字]
7人の個性あふれる豪華女優陣が、絶妙なチームワークで、いっぱいの愛情と熱き正義感を持って、女性たちの事件を魅力的かつパワフルに解決、救っていくミステリー。
詳細情報
◇番組内容
エステサロンを経営する佳恵(野田よし子)が殺害される。佳恵の妹・和美(遠野なぎこ)の証言から被害者の夫・山崎(西村雅彦)が起訴され、その弁護を真紀(釈由美子)たちが担当することに。接見した真紀は、妙子(原沙知絵)と山崎が、元恋人同士だった事を知る。
◇出演者
釈由美子 原沙知絵 井上和香 柴田理恵 南野陽子 川島なお美 野際陽子
永井大 武田航平 西村和彦 遠野なぎこ 山田麻衣子 野田よし子 ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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