生字幕放送でお伝えします
濃い緑が広がる、この畑見渡すかぎり全部お茶なんです。
360度、お茶畑ですよ。
峰さん!峰さんが大好きな中日ドラゴンズのナゴヤドームが2つも入る広さなんですよ。
おー!そうなんだ。
広い、広い!
きょうはちょうどこの放送が始まるぐらいの時間に日が出てきました。
静岡県掛川市のお茶どころの一つに来ています。
お茶っていいますと春の新茶を思い浮かべますでしょう。
でもね、掛川は秋のお茶も一味違ったワイルドな魅力があるんですよ。
秋のお茶、この畑では10月になってもお茶の収穫が行われているんです。
どんなお茶か。
秋冬番茶
(しゅうとうばんちゃ)というその名のとおり秋から冬にかけて収穫するお茶でございます。
ちょっと茎が混じったようなワイルドな感じしますでしょ。
それで、ペットボトルのお茶の材料にもなったりして飲料メーカーにいくことも多いんですけど新茶よりも体によいといわれる成分カテキンが多いっていうありがたいお茶でもあるんですよ。
このお茶のほうが?
そうなんですって。
きょうは、茶どころ掛川でこの秋が旬の秋冬番茶の底力をお伝えしていきたいと思います。
早速ですが、秋冬番茶の収穫は先週から始まったんですね。
今、機械がありますがこのように機械を使って収穫しております。
これまた、いい音してるね。
すごい音でしょう!袋に入っていってるんですよ。
袋の中に葉っぱが入っていってるでしょう。
このようになっているんですが刈ったあとのこの形でございます。
きれいな、かまぼこ形になっているの見えますか?
なってますよ。
こういう畑ですもんお茶畑は。
なんで、お茶畑こんな形なのかご存じですか?
これ、均一に日が当たったりするからでしょう?違うか?
さすが!おちゃのこさいさいでした。
もう一ついいことはこれ、見ていただくとそうか、そうかと改めて思いますけど平らに刈ると表面積の部分、青い線。
かまぼこ形にしたときの表面積赤い線です。
比べてみましょう。
こんな感じです。
そんなよさもございます。
そんなこともあってかまぼこ形に刈るんですね。
なるほどね面積が広くなるように。
秋冬番茶機械で刈っていますけれども刈りとるといっても意外と手間がかかってるんです。
二度刈りっていう刈り方をしましてどんなことなのかこちらでご説明しますけども夏の間にぐんぐん伸びますからワイルドに茎も、しっかりと太くなっちゃうんですよ。
これをいくら機械だからってばちんと最初から深く刈ってしまうと絡まってしまったりするものですからまず、最初の段階はこのぐらいまで刈るそして次の段階でさらに深く刈っていくと。
それは中のふだんは日に当たってない葉っぱのためというのもあるんです。
突然日に当たってない葉っぱを日焼けしちゃうと赤ちゃんを、ひなたに放り出すようなもんですよね。
だから、次のシーズンの新茶がいい葉っぱが育たなくなっちゃうので今の時期、二度刈り丁寧に丁寧に二度刈りして次のシーズンに備えると。
繊細ですよね。
そして、今は機械だけど昔はこういう道具で刈ってたんです。
茶ばさみ。
すごい年季が入ってるでしょう。
これで手作業で…。
ちょっと、あきえちゃんにきょうはやってもらいましょうかね。
体験してみます。
重みも結構あるんですよ。
これで、葉、伸びているものいかせていただきます。
これ、いこうかな。
これでちょきんと。
入れ込むと…。
これが一連の作業でございます。
重くない?
結構、重いので腰、やられますね、これ。
地道な作業ですよ、これって。
これを、全部の畑二度刈りですから。
とんでもない手間だったんですよ。
大変な作業でございます。
そうやって手間ひまかけて刈っていったお茶の味気になりますよね。
やっぱり味もチェックしていきます。
農家の奥様にご用意していただきました。
こちら、秋冬番茶。
コツなんかもあるんですよね。
何度かに小分けをしてお茶をいれていきます。
これは、なぜ?
そうするとうまみ成分が出やすくなっておいしくカテキン、出ますのでこうやって、おいれいたします。
刻むんですね。
温度は、どうなんですか?お湯の温度は。
一番茶よりは高めの温度でいれさせていただきます。
できました。
熱いですね。
でも、いい香りお茶のほっとする香り。
では、いただきます!渋いですね!サラリーマンでいうと課長クラス。
大人の苦みも感じますけどほんのり後味に甘さがありますね。
やっぱり違うんだね春と秋ではね。
違いますね。
こちらのほうが大人な年配の味といいますかワイルドな味です。
深みのある味です。
私はこのあとこの時期ならではの作業というのもご紹介しようと思いますのであきえちゃんにはさらにお茶の深みとワイルドさをここで味わってもらいます。
私、ご紹介したいのがお茶、飲むだけじゃなくて実は、掛川のお茶は食べることもできるんですよ。
食べる用のお茶というのは葉の上のほうの黄緑色の緑がやわらかいところですね。
このほうが、やわらかくて苦みも少ないようなんですよ。
こちらの優しいものを奥様に、ご用意していただきます。
峰さんお茶の葉っぱっていうものは食べたことあります?
ふりかけごはんにちょこっとぱっとふりかけたりみたいにして食べたことありますけどね。
ふりかけにもなってるんですね。
こちらでは、葉っぱそのままのビジュアルで…。
なんの料理か分かりますか?
天ぷら。
どう見たって、天ぷらだろ。
お茶の天ぷらでございます。
このまま揚げるんですね。
すぐですね、入れて。
揚げるのは。
これを塩でいただきたいと思います。
緑茶塩でございます。
ここまでお茶。
お茶にお茶を重ねちょっと、つけて、いただきます。
うん!おいしい!これ甘みがすごく強くておいしいです。
やっぱり、やわらかいし…。
お茶は渋かったけどこっちはいいんだ。
甘いんだ。
上のほうの葉っぱなので甘みが先ほどのよりは強いですけどかんでくと渋みっていうのを感じられて、どっちかっていうと春菊の天ぷらのような感覚ですね。
飲んでも、食べても、おいしいこの掛川のお茶の秘密なんですがなんと、この足元にあるんです。
土でしょう?
畑の土なんですけどふかふかなんですがこれ、土というより枯れ草なんですね。
これが20cmぐらいあるんです。
このふかふかの枯れ草の正体はあちらでございます!お茶会のサンタさんがまいております。
まいているのが、ススキやササでこれが実は、お茶に最適な土をつくってくれるんですよね。
これを7cm前後に裁断して、5cmぐらいの厚さでずっと全園、敷き詰めるんですよ。
これはどのくらいの量をまくんですか?これをすべて持ってまくんですか?
1人でやる人から2人でやる人からそれぞれのご家庭でやり方は違うんですけれども全部に5cmぐらいの厚さで敷き詰めるんですね。
秋から冬にかけてですね。
袋も重いんですよ。
これね、私じゃ、きついきつい!重いですね、枯れ草さんも大活躍なんですね。
峰さん、実は、この草もわざわざ、農家の皆さんが育てているんですよ。
こっち、こっち!こっちです!あきえちゃんがいるところから畑1つ分、100mぐらい離れたところでまく草を育てているところ。
ここ全部、育ててるんです。
雑草じゃないんです。
秋の風景でしょう。
これは、100年も前から続く農法で、さらに今世界中から注目されている農法なんです。
おととし、茶草場を活用したお茶づくりが世界的にも貴重だとして世界農業遺産に認定されました。
静岡の茶草場農法静岡県、承認。
世界農業遺産はフィリピンの海抜1000mの棚田。
それから、アフリカのマサイ族に伝わる牧畜など世界37か所で認定されています。
茶草場では絶滅危惧種のキキョウやキンランなどの植物。
そして、固有種のバッタなど多様な生き物を育む環境にもなっているんですね。
お茶の生産と生き物が共存しているということが高く評価されているんです。
今までいた畑の周りの、薄く色が黄色く変わっているところ。
これが、ススキやササを育てている茶草場
(ちゃぐさば)と呼ばれいるところなんですよ。
この畑の7割が茶草場なんです。
こうやってススキやササを育て今の時期、皆さん山のほうに上って刈りとりしてますけど一生懸命ススキを刈り取って結構、大変な作業なんです。
手作業で刈り取って刈りとったものをこうやって塔みたいに立てるんですよ。
束にすると、一束が10kgぐらいあるんです。
10kgぐらいの束をカメラの三脚みたいに立てましてそれで、この芯をつくってからこの間に詰めていくんです。
軽々、持ってらっしゃいますけど手作業で束ね手作業で積んでいきますからね。
乾燥させるんです。
よく乾燥させないとさっき、ご覧いただいたように畑の下にまくときにいい草にならないんですよ。
これ、大体一山100kgぐらいになるんですけどこれを10も20も、こうやって手で作っていくということなんですね。
皆さん、これ100年も前からやってこられたんですよね?
こちらのほうではとにかく100年ぐらい前からずっと…。
でも重労働ですよね。
とにかく土のために大変いいので続いてるわけです。
土のために、どういいの?
とにかく、これが乾燥して裁断して敷くと微生物のすみかになりまして。
土の中が豊かな土になるわけですね。
それが、いろいろなものに波及していきますからね。
土からいい土にするってことですね。
それだけ手をかけてと。
峰さん!見てください!山にも「茶」の字が見えますか!年中無休でお茶祭りの掛川ですけれども掛川では、こうして大切に育てたお茶を使ったレシピをコンテストで全国から募集しておりまして新しいお茶料理が続々と生まれてるんですよ。
きょうは地元でお茶の料理を広めている皆さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
お茶ガールの皆さんよろしくお願いします。
お茶を使った料理といいましてもこのように茶葉と粉末とお湯から出したお茶などを使って料理に変身していくわけなんです。
峰さん、どこにお茶が入っているか分かりますでしょうか。
これ、サラダでしょう?ドレッシングですか?
ご名答でございます!
ほかにないと思うんだよね…。
こちらお茶のドレッシングお茶のジュレサラダになっております。
ドレッシングのジュレにお茶が入っているんです。
これをかけて、いただく。
お茶で味付けをするという感覚なんですね。
ちょっと、どんな味?
これ、味はレモンベースでお茶の甘い香りがふわっと締めてくれるみたいな。
そんな感じであります。
そして、続きまして茶葉を使った料理のお茶の葉入りからあげです。
なんか、お茶っ葉見えるよ、これは。
ちょっと黒っぽいの。
ころもにお茶の葉を練り込んでニンジン、レンコン、シイタケとかきあげのようになってますが。
実は、この料理は地元の小学生が考案したものでコンテストでグランプリに輝いているものでございます。
小学生なの?考えたの。
すごい斬新なアイデアですよね。
味付けのマヨネーズにも茶葉が入っているんですよ。
これはびっくり仰天ということで私がいただきたいと思いますね。
茶葉入りからあげをつけていただきます!渋うまでございます!マヨネーズのこっくりしたコクにお茶の茶葉がいいアクセントになってて落ち着いた味付けになってますね。
大人向けの味かもしれませんが口の中に甘みも広がってくるかと思います。
かむごとにいいお茶の香りしますよ。
そして、最後は粉末のお茶を使った料理。
これ、お好み焼きみたいな?
生地にお茶の粉末を混ぜ込んだお好み焼き名付けて、お茶のみ焼きです。
これは、緑のお好み焼きなかなか食べる機会ないですからねあきえちゃんに、たっぷり楽しんでいただかないと。
これ、お茶のパウダーが入っているんです。
このままいただきたいと思います!おいしい!ソースとかいらないですね。
お茶のいい香りと味が広がりますね。
いろんな新しいメニューも開発されている一方で地元ではお茶をむだにしないっていういろんな工夫があります。
今晩から使える方法を一つ教えていただきましょう。
急須の中には何回も何回もお茶をいれた本当だったら味が出ないぐらいのお茶が入っています。
それを捨てることはなく出てきたのは…。
サバでございます。
サバは、どうしても臭みがありますのでお茶を使いまして湯引きを行います。
この中で、こうして、揺すって臭みをとります。
これを煮つけにしたりみそ煮にしたりしていただければ大丈夫です。
これで終わりじゃないんです。
出がらしがありますよね。
普通、捨てますが捨てません、掛川では。
どんなふうに利用するのか。
こちらを小皿に取ります。
まさかの出がらしまでいただくというスタイル。
こちらに、おかかをかけます。
最後に、ポン酢をちょっとかけます。
どうぞ召し上がってください。
いただきます!ワイルドですね!お茶の本気を感じますよ!
底力でしょう。
これはいいおつまみになりそう。
せっかくですからあと、みんなでいただきましょうかね。
(久太郎)頑張れ!頑張れあさ姉!2015/10/05(月) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「秋がおいしい!伝統のお茶づくり〜静岡・掛川市〜」[字]
お茶どころ静岡・掛川市から秋でもおいしいお茶の秘密をご紹介!笹やススキを混ぜた土が、お茶の味を引き立てる独特の栽培です。茶葉を使ったご当地料理も堪能します!
詳細情報
番組内容
【ゲスト】鈴木あきえ,【コメンテーター】峰竜太,【司会】柴田祐規子 〜静岡県掛川市から中継〜
出演者
【ゲスト】鈴木あきえ,【コメンテーター】峰竜太,【司会】柴田祐規子
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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