HISEA A1続報4 Plantモデルを検証
激ヤバ光線発令中!
HISEA A1シリーズのラストを飾るのは淡水・水草用『Plantモデル』の検証結果をお伝えします。
最初に申し上げておきますがとにかくえらいことが起きてしまいました。
これまで数多くのLEDライトを計測してきましたが、離隔30㎝の照度で計測不能という前代未聞の事態が
発生しました!
まさに太陽光と言っても過言ではなく、スケールが違いすぎるぐらい圧倒的なパワーを秘めたPlantモデル
がいよいよそのベールを脱ぐ瞬間がやって来たのです。
皆様、心の準備は宜しいでしょうか?
高血圧症の方は画面から少し離れた明るい場所でゆっくりとリラックスしながらご覧ください。(笑)
それでは参りましょう~♪ HISEA A1 Plantバージョンの検証結果です。
427nmのピーク波長を持つこのチャンネルは主に光合成必要波長を高める目的で使用します。
450nm付近がやや欠けていますがこれは別のチャンネルでしっかりと出していますのでご心配なく。
それにしてもバイオレット~青色がメインなのに20000Luxオーバーとなっています。
おそらく515~520nm辺りのターコイズが利いているのでしょうね。
公称では495~500nmとなっていましたが少しズレているようです。 これは公差の範囲ではなく別の素子
が使われている可能性がありますのでちょっと調査を続けなくてはいけないようです。
オーソドックスな白色LEDの波長です。
素子自体はマルチチップで先ほどのチャンネル1を挟むような感じになっていますのでおそらくこの影響で
普通の白色よりやや青白い高ケルビンの値が出ているようです。
偶然の産物だとは思うのですが、もしこれがメーカーの意図だとしたら凄いものを作ったことになりますね。
たぶんこれはたまたまだと思いますが・・・(笑)
24個(およそ40W)のLEDで90度レンズ仕様なのに40000Lux超えはかなり立派な値だと思います。
これはなかなかお目にかかれない波長ですね!
4個のニュートラルホワイト+2個のディープレッドの組み合わせです。
CRI値(演色評価数)が88と非常に高い数値を示していますがピーク波長が635nmになっています。
公称値では650~660nmとなっていましたのでこちらも要調査となりました。
やっぱりこうして実際に製品を計測することの重要性を改めて実感しました。
もし販売する側がメーカー発表のスペクトルや照度などを鵜呑みにしてしまえば何の対策も出来ない事に
なるばかりではなく、お客様の期待を裏切り続ける結果となってしまいます。
と言うか、LEDライトの場合は製品性能の要となる重要なことですから計測など検証もしないで販売
するような会社なんてありませんからどうぞご安心ください。
もしあるとすればユーザーの事なんて何も考えていない怠慢な会社なんだと思います。
口先だけでは何とでも言えますが計測結果は機械によって数値に表れますので嘘は絶対つけません。
これが真剣勝負と言うものではないかと私は思います。
おっと!また横道に逸れてしまいました(汗;
ディープレッド2個の波長です。
若干ですがチャンネル3の時よりもマシになってますが、それでもピーク波長は638nmになっています。
こちらも同様に公称値と異なっています。
元から635nmですよーって言ってれば全く問題ない事なんでしょうけど公表されているだけに少し残念です。
今後はこのままで公称値を変更するのか公称値通りの素子に変更するのかは分りません。
でもこのまま放置できる事ではありませんのでしっかりメーカーと協議していきます。
それにしても真っ赤だなぁ~~♪
もうこれは何の説明も必要としない計測結果となりましたが一応ちゃんとお伝えしたいと思います。
30㎝照度がまさかの10万Luxオーバーを叩きだし計測不能の『Err』表示になってしまいました。
実際にはどれぐらい出ているのでしょうか?
機会があれば20万ルクスまで計測可能な高性能照度計で計ってみたいと思います。
この計測結果が一体どれほど凄い事なのかピン!と来ない方のために、市販されている3万ルクス超え
の高性能LEDライトの波長を重ねてみました。
白線の波長が3万ルクス超えを誇るLEDライトの波長ですがこれは実在する商品のものではありません。
あくまで仮想の波長ですがほぼこのような感じになります。
実際ここまで差が出ると波長云々を通り越して凄まじいばかりの能力を持った異次元のLEDライトであること
は間違い無さそうです。
色温度的にも申し分のない9410ケルビンとなっており、とても理想に近いものと思います。
好みにより赤色を調光するともう少し高くなりますが、赤系の水草あたりは本当にキレイに見えるでしょうね。
UV域~青色もしっかり効いていますので水の透明度が高く見え、なおかつ緑~黄色までもがしっかりと出て
ますので緑の水草も一際濃く輝いて見えるものと思います。
これだけの照度を誇っていますので水深ある水槽でも十二分に威力を発揮してくれそうですね。
おそらくこのライトで育成不可能な水草は無いんじゃないでしょうか?
今回の入荷分ではテスト用が間に合わず実際の水景をご紹介できないのがたいへん残念ですが、もし
プレ販売でご購入頂きましたユーザー様の中で画像提供を頂ける方がいらっしゃいましたら是非とも
ご一報をお待ちしています。
遅くとも今月中旬頃には次の入荷がありますので、その時に新ためてご紹介させて頂きます。
波長的には多少差異がございましたけど、それを軽く跳ね除ける照度には本当に驚きでした。
ご購入頂きましたお客様にはきっとご満足頂けたものと確信しております。
今後もより完成度の高い製品づくりにメーカーと協力しながらやって行きたいと思います。
エキゾチックアフリカさんでZENI-NAIYOシステムのSPS水槽がいよいよ本格始動してきた模様です。
ミニミニさんのブログより画像を拝借
まだもう少しだけ土壌バクテリアの色が残っている感じですがミドリイシをいくつかテスト的に入れられました。
HISEA A1もやっと3台体勢となりより一層透明感溢れるナチュラルな採光になってきました。
画像で見ると周りが暗くなっているのがお解かり頂けると思いますが、周りの水槽も店内も決して暗い訳では
なく、あくまでもこの水槽に合わせていますのでカメラの露光が自動調整したものだと思います。
そのアフリカさんでもいよいよHISEA A1の先行販売が始まりました。
在庫も多少はあると思いますが私が納品した時点で既にいくつかが売れておりました。
もし無くてもご予約頂いたお客様にはもれなく3000Pが付与されますので大変お買い得なチャンスですよ!
コメントの投稿
No title
海外のメーカーってあまり信用できないですよね。
その中でも中国産はまず疑ってかかるべきだと思います。
JUNさんのように検証をしっかりやってもらえれば安心感がありますのでこれからもこのスタイルでお願いします。
SPSバージョン最高です!
ありがとうございました。
その中でも中国産はまず疑ってかかるべきだと思います。
JUNさんのように検証をしっかりやってもらえれば安心感がありますのでこれからもこのスタイルでお願いします。
SPSバージョン最高です!
ありがとうございました。
2015-10-04 22:08 :
亀るーん URL :
編集
No title
アクアギフトのT5管の製作の時も中国メーカーからスペクトル
を貰いましたが中国人が信じられず公開はしませんでした。でも
奇跡的に?MK350と同じですが一度国内で検証すると安心ですよね。
を貰いましたが中国人が信じられず公開はしませんでした。でも
奇跡的に?MK350と同じですが一度国内で検証すると安心ですよね。
2015-10-04 22:29 :
ミニミニ URL :
編集
亀るーんさん
こんばんは。
無事お届けできたようで安心しました。
お客様に喜んで頂ける事が何より励みになります!
今回はこのようなカタチになってしまいましたが、少なからずとも自社で検証する事は製品を販売すると言う意味においても欠かせない確認事項だと思っています。
今でも入荷の度に点灯テストや動作確認、外観検査やスペクトルは全数チェックしていますよ。
それが積み重なって信頼に繋がる事だと信じてやっています。
当たり前のことを当たり前にやってるだけですよ(笑)
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
こんばんは。
無事お届けできたようで安心しました。
お客様に喜んで頂ける事が何より励みになります!
今回はこのようなカタチになってしまいましたが、少なからずとも自社で検証する事は製品を販売すると言う意味においても欠かせない確認事項だと思っています。
今でも入荷の度に点灯テストや動作確認、外観検査やスペクトルは全数チェックしていますよ。
それが積み重なって信頼に繋がる事だと信じてやっています。
当たり前のことを当たり前にやってるだけですよ(笑)
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
ミニミニさん
こんばんは。毎度です(笑)
中国はマジやばいです。
一歩間違えれば共倒れする可能性もありますからね。
見極めも大事ですが、そう言った意味において自社を守るためにもしっかりとやるべきことはやらないといけませんね。
メーカーなら多くのユーザーさんのためにもなおさらしっかりと実験や検証を重ねた上で製品化して頂きたいものです。
何もしない自称メーカーさんにブローカーとバカにされないようこれからも頑張って行きたいと思ってます(爆)
こんばんは。毎度です(笑)
中国はマジやばいです。
一歩間違えれば共倒れする可能性もありますからね。
見極めも大事ですが、そう言った意味において自社を守るためにもしっかりとやるべきことはやらないといけませんね。
メーカーなら多くのユーザーさんのためにもなおさらしっかりと実験や検証を重ねた上で製品化して頂きたいものです。
何もしない自称メーカーさんにブローカーとバカにされないようこれからも頑張って行きたいと思ってます(爆)