昨日発表されたんですが
(雅也)うわぁーっ!オカン!もう何で起こしてくれんかったん!?
(栄子)マー君が今日は特別やからええち言うたけん。
言うとらんき。
ああもうオカンのせいや。
早く食べんしゃい。
今日のぬか漬けは自信作たい。
もうー。
パンとコーヒーでええち言うとうとに。
いらん朝飯!・
(鼻歌)格好よかー。
時間なかとに何しとっとね?何見とー!?あっ。
ひどい寝癖たい。
ああもうええって。
わざとたい。
いやぁこげん散らかしてからに。
勝手に触んなっち。
わぁーっ!ゴキブリだ!オカン!早く早く!死んだ?おおっ。
ゴキブリの1匹や2匹で大げさな。
1匹おったら確実に30匹はおるって言いよるが。
情けなかー。
オカンがいないと虫も殺せんと?ああもう!せからしか!汚くしよるからよ。
脱いだら脱ぎっぱなし食べたら食べっぱなし。
もう俺の部屋は掃除せんでええから。
ばってん友達が来よるのに。
せんでええから!お弁当持っていきんしゃい。
いらん!
(栄子)マー君!ハンカチ忘れとるよ。
いらん!マー君!ちり紙持っていき!
(通行人の笑い声)いらんって!「マー君」ち呼ぶなや!雅也さーん!行ってらっしゃーい!
(雅也)バカボン!
(耕平)あっ。
先輩遅かよ。
あっ悪かね。
(耕平)あっ先輩…。
あのうちょっとこの原チャ…。
早乗れ!遅刻するばい!
(耕平)うわっ。
(耕平)先輩。
裏道通らんでいいと?ばれたら停学やろ?
(雅也)どっちみちあと3回遅刻したら卒業できんと。
(耕平)先輩。
今更やけど一つ言ってもよか?何ね?
(耕平)怒らん?はっ!?怒らんよ。
(耕平)ホントに怒らん?早言わんか!じゃあ言おうかね。
何ね!?じれったい!この原チャブレーキ壊れとるんよ。
えっ!?
(雅也・耕平)ああーっ!あああ…。
ああー!
(二人の叫び声)
(雅也)着いたと。
そう。
東京に着いたと。
(雅也)
それはまるでこまのしんのようにきっちりとど真ん中に突き刺さっている
東京の中心に。
日本の中心に
僕らのあこがれの中心に
(後藤)中川!何が何でん遅刻しよるとね!?これで98回目!
(笑い声)
(男)しょうがなかねぇー。
(雅也)ちょっと事故に巻き込まれまして。
(後藤)みんながまじめに将来のことを考えとうときにクラスの和乱しやがってこんバカチンが!のう?前野。
(前野)はい。
(後藤)おふくろさんどうしても今日来られんのか?仕事が…。
(後藤)お前だけだぞ。
クラスで進路なーんも決まっとらんのは。
俺かてそのくらいちゃんと…。
(後藤)おおー。
ほうかほうか。
なら後で指導室来いや。
話みーっちり聞いちゃるわ。
(耕平)ジャーン!
(二人)おおーっ!
(前野・雅也)うおーっ。
(耕平)すごかろ?
(前野)これは九州にはなかね。
金髪のおっぱいや。
(前野)まる見えや!すごかー!
(前野)おおー!すっごいなこれ。
スイカや!スイカ!ハハハハ!
(耕平)やっぱ東京にはいい女がいっぱいおるんやろか?おるおる。
とにかく人がいっぱいおるち言うけんね。
(前野)でかいビルもいっぱいあるんやろうね。
まああの山の高さぐらい当たり前っちいうけんねぇー。
(前野)高かねぇー。
(耕平)回転ドアってどうやって入るんやろ?あれは…。
タイミングと勇気が勝負やねん。
さすが先輩物知りやね。
格好よかー!そうでもなか。
(前野)おいバカボン!この金髪ざんまい俺によこせや!頼むばい!
(耕平)俺の金髪たい!俺の金髪!
(前野)今晩の俺のおかずたい!
(耕平)東京土産にもらって…。
(前野)うるさい!ボケ!ああ分かった。
じゃあ拾えほら。
ハハハ!
(耕平)ちょっと返さんね!
(前野)何しよっと!?先輩に何しよっとか!?
(耕平)痛い痛い…。
失礼しまーす!ちょっと!何でおると!?
(栄子)先生に電話もらったんよ。
三者面談あると?何で黙っとったと?あれ?どげんしたと?こげんでろっと汚してからに。
ええって!そっちこそ脱げや。
その貧乏くさかかっ…。
先生。
今日はお時間いただいてしまって。
お母さん。
お仕事お忙しいのは分かりますが息子さんのこともちゃんと気にしていただかんと。
申し訳ありません。
まともな大人になるかそこら辺に転がっとう飲んだくれになるか今が大事な人生の分かれ道ですけん。
(後藤)本人が何も考えとらんようで心配でね。
子供んときからのんびりしてまして。
ずうたいばっかこげん大きくなってもまだまだ子供で。
(後藤)中川でも受け入れてくれるような就職先いくつか調べておきました。
お忙しい中わざわざどうもありがとうございます。
・
(栄子)マー君!マー君!うーん!こげな汚してからに。
触んなっち!何怒っとるん?勝手に来んなや。
呼びもせんのに。
ああ怖か!マー君!見て見て!
(ため息)いつだったかこげな夕日二人で見たことあったね。
(栄子)きれいやねぇー貧乏くさい町や。
(回想)
(男)丁!
(男)ああー。
8歳のとき僕はオトンと暮らした小倉を離れオカンの故郷筑豊に住むことになった
(児童)バカボン速く!速く!バカボン!
(耕平)速く!
(二人)やったー!やったー!勝ったー!やったー!オカン。
しばらく世話になるけん。
(ハル)子供と暮らすには狭いウチやけんね。
悪かね。
なるべく早くに住むウチ探すけんね。
マー君。
来んしゃい。
(雅也)行きたくなか!横っ腹痛か!ホントやけん!大丈夫やけん。
学校は楽しか。
すぐに友達もできるばい。
滑り台も登り棒もジャングルジムもあるとよ。
全部好かん!何でなーん!?マー君の寝癖なかなか直らんねぇ。
(教師)ああ。
先生。
(教師)お待たせしちょりました。
先生。
恥ずかしがりやの子ですけどどうぞよろしくお願いいたします。
(教師)まっすぐに慣れるでしょ。
マー君。
じゃあオカンそろそろ行くけんね。
えっ?行くと?お仕事のあるけん。
頑張りぃよ。
じゃ。
(教師)中川君。
行こうか。
(教師)こら!やかましか!静かに!こら!座れて!
(児童)転校生来た!
(児童)制服ば着てる!
(児童たちの騒ぐ声)
(教師)静かに!座れほら!ほら前のほう座れて!
(児童)先生早く早く!
(教師)静かに!ええ…。
じゃあ新しいお友達を紹介するけん。
小倉から転校してきた中…。
中川君!
(前野)見ろよ見ろ!
(児童たちの騒ぐ声)
(前野)あいつ速ぇー!オカン!オカン!もう恥ずかしか。
その後3日間毎日横っ腹痛いち言うて。
(香苗)何?ずる休みしとうと?相変わらず母親離れできん子やねぇ。
ウフフフフ。
笑いごとじゃなか。
はいお待ちどお!
(男)おう!待っとったばい!
(男)ありがとねー!
(清原)栄子ちゃん。
お代わりばちょうだい!はいはい。
(清原)栄子ちゃん帰ってきたけ筑豊の町が久々にパーっと明るくなったばい。
(谷原)そうたい。
(松原)炭鉱ば閉山してからこの辺やけっぱちの空気一色やったけんね。
大げさたい!
(清原)よし!じゃあ栄子ちゃんのお帰り記念にいっちょいきますか?
(男たち)せーの!・「月が出た出た栄子ちゃん出た」・「あっ栄子栄子」
(清原)あ痛っ。
まだ日が暮れんのに飲みすぎたい!
(男たちの笑い声)
(香苗)こっちのウチはどうね?うん。
いつまででん居候してるわけにはいかんね。
(香苗)母ちゃんも頑固やけんね。
出戻りやししかたんなか。
(香苗)小倉の義兄さんとは別れたわけやないとやろ?そうやけど。
何?何?戻る気あるん?そうねぇー。
はっきりせんね姉ちゃんも。
さて。
次の仕事に行ってくるばい。
どこ行くん?遠賀川沿いの青果市場。
義兄さんから仕送りもろうとらんの?そんなのハナから当てにしとらん。
マー君。
暗くなる前にウチに帰りぃよ。
おなかすいたら戸棚にふかし芋入ってるけ。
ばあちゃんに迷惑かけたらいけんよ。
(香苗)世話焼きすぎなんよ姉ちゃんは。
いつまっでん赤ちゃんやないとに。
そんなことなかと。
ただあの子ばさみしい思いさせとうとしたらわたしのせいやけん。
大人の勝手は子供に関係ないけんね。
マー君。
仕事行ってくるけんね。
仕事行ってくるけんね!
(男たち)えっ!?おう!はぁー。
姉ちゃんも少しは人ば頼ったらええとに。
マー君。
あんたまだオカンと寝とるんやないやろうね?寝とらんよ。
(雅也)横っ腹痛か!今日は本当やけん!
(栄子)大丈夫やけん。
学校は楽しか。
(耕平)先輩!僕たち。
(前野)何ね?名前何ていうん?
(前野)前野やけど。
こっちの僕は?
(耕平)山田やけど。
(前野)こいつは1個下で「バカボン」って呼ばれとる。
(耕平)うん。
バカボンたい。
前野君にバカボンね。
この子ねマー君って呼ばれてるんよ。
友達になってくれんね?よかよ!同じクラスやけん。
マー君。
えらい足速いやろ?チームに入ってくれんね?野球はどこファンね?巨人。
(耕平)やったー!一緒たい!俺も巨人ファンたい!二人とも今度ウチに遊びに来んしゃい。
おばちゃんがおいしいもん作ってあげるけん。
母ちゃん。
行くけん。
家やないやん。
心配せんでよか。
10年前につぶれてから誰も住んどらんけん。
なおのこといけん。
何でなん!?ああーっ!何ね?度胸ないねぇ。
ぎゃーっ!ゴキブリ!
(たたく音)死んだ?
(男)持ってきたばい!
(雅也)どうしたん?これ。
あんたバイク欲しかったんやろ?えっ?いやそんな言うとらんけど。
バカボンに聞いたと。
また人の乗っとって事故でも起こしたらいけんけ。
(前野)うわっ!新品や!
(耕平)うわぁー!どげんしたと!?
(前野)格好よか!
(耕平)相当渋いばい。
(前野)おおー!
(耕平)うらやましかー!そうね?
(耕平)先輩。
早乗ってみんね。
ほれ。
おう。
よし。
(耕平)おおー格好よか。
似合うとる似合うとる。
格好よかろう?
(男)これが説明書と納品書たい。
(耕平)うわぁー。
俺も欲しか。
はい。
(男)支払いは現金でよかつね?ええ。
(前野)ここの色が渋かばい。
(耕平)色渋かー。
黄緑や…。
(耕平)先輩でもホントに似合うちょるね。
似合うちょうやろ?
(耕平)似合うちょうよ。
・
(バイクのエンジン音)
(兆治)バイク買うたんか?
(雅也)昔はすごく遠いっち思っとったけど小倉もすぐ着いてしまうっちゃね。
(兆治)ほうか。
あっ。
何?話って。
行こうか。
(男)あいつら全然言うこときかんのですよ!
(男)こっちで黙らせてもええでっしょうか?
(兆治)ヤツら何か言いよるんか?
(男)こっちは段取りも済んどうのにせからしか!
(男)中川さん。
間に入ってもらえんでしょうか?後で事務所に顔出すけん。
(男)よろしゅう頼んます。
失礼します。
(男)失礼します。
(男たち)ご苦労さまです。
(兆治)涼子ママ。
いつもの。
(涼子)はーい。
いつもの。
あら?こちらは?いや!なーさんの息子さんね!?
(兆治)分かるん?
(涼子)分かるわよ!そっくりやもん!そっくり?
(涼子)そうね。
童貞?はい。
何や。
お前まだ童貞なんか?
(涼子)いいやないのかわいくて!僕お手て出してみんね。
いいもん触らしちゃる。
えっ?
(涼子)うまいこと作ってあるんやけん触っときなさい!うわー!オトンオトン!オトンオトン!
(兆治)触らせてもろうとけ。
ああーっ!
(涼子)アハハハ!続きは後でね。
いらっしゃーい!何でなん。
(兆治)チビ。
何ね?
(兆治)お前高校卒業したらどうするんか?オカンに聞いたらまだどうするか分からんち言いよるって。
いつの間にそんな話しとったん?
(兆治)まだ絵は描いとるんやろ?勉強したいんなら偉い先生に口利いてやるけんのう。
分からん。
(兆治)はっきりせんのう。
ただ何するにしても一つだけ決めとることはあるけん。
(兆治)おう。
何か?言うてみい。
東京に行きたい。
(ため息)
(兆治)男は早う外へ出たほうがええ。
オトンも16のときに一人で東京に行っとったんやけんの。
そうなん?
(兆治)いろんなヤツがおるやろう。
いろんな国の人間もおる。
いろんな考え方の者もおるよ。
東京へ行ったらもっといろんな人間がおるぞ。
それを見てきたらええ。
(兆治)チビ!何ね?オカンには言うたんか?マー君。
東京の大学に行くん?ちゃんと一人でできるん?ほれ。
全部自分でやらんといけんのよ?ご飯も作らんといけんし部屋も片づけんといけんし。
朝だってオカン起こしてあげることできんのよ。
ただでさえ毎日遅刻しとうのに。
勝手に話進めんでよ!そうやって先回りして世話焼くんやめんね!俺かて自分の将来のことぐらい自分でちゃんと考えとうよ。
ばってんオカンがいつもそんなんやから言えんかったと。
いつもいーっつも余計なんよオカンは!そやけん離れたくなるんよ。
東京にも行きたくなるんよ!7万80円!
(香苗)何ね?7万80円!貸して。
ブーブおばちゃん。
(香苗)何に使うん?7万80円。
東京行って試験受けて帰ってくるのに必要なんよ。
7万80円。
痛っ。
ちゃんと出世払いで返すけん。
バカチン。
こん親不孝者が。
聞いたよ。
2週間もまともに口きいとらんのやて?俺は悪くなか。
生意気になりおって。
小さいころはいつでんどこでんお手てつないでオカーンオカーンちゅーてから。
俺かていつまでも子供やないんやから。
一人になりたいって思うときもあるったい。
へえー。
オカンもいつまっでんチマチマ俺の世話焼いてばっかりおらんでオカンの人生好きに生きたらええんよ。
マー君。
あんた東京行って何がしたいん?えっ?「青い鳥」探しやねえ。
そういう童話あったやろ?あんたぐらいの年のときはみーんな形のないキラキラしたもんにあこがれるんよ。
それつかもうと飛び出して大抵は何も見つからんで帰ってきよる。
あんたのオトンみたいに。
俺はそんなんやないけん。
どうだか。
あんた東京行って一人でやっていけるようなこと言うとうけど。
受験の旅費も払えんで誰のお金に頼ると?学費は?生活費は?どうせ姉ちゃんに仕送りしてもらうんやろ?今と何も変わらんやない。
何が姉ちゃんの人生よ。
そんなん…。
親やったら当然のことたい。
あんた自分が貧乏やと思うたことある?この椅子どうしてここに置いてあるか分かる?たった15分よ。
(香苗)ゆっくり食べる暇がないから毎日ここで姉ちゃん昼ご飯済ませて次のバイトに行くんよ。
あんたに惨めな思いさせんために誰にも頼らんとどれだけ姉ちゃんが苦労してきたか分かる?身を削ってあんたのために働いてきたオカン一人にしてまで行きたいとこなん?東京は。
・「さだはるさーん」お帰り〜。
・「さだはるさーん」
(まなみ)すいません。
あの。
写真撮ってもいいですか?はい。
(まなみ)すいません。
(シャッター音)
(シャッター音)あっ…。
うわあっ。
東京タワーや。
(一同の騒ぐ声)うおおーっ!やったぞー!おう。
受かったっちのう。
うん。
お前は小さいときからくじ運がよかったけえのう。
よかったやないか。
それでわざわざ来たん?近くで仕事があったけえついでや。
そしたらのう。
チビ。
うん?行くんならのう東京を自分の場所にせい。
(クラッカーの音)
(歓声)
(耕平)先輩。
合格おめでとうございまーす!ありがとう。
(前野)まあ座り座り。
頑張りぃ。
俺はこっちで頑張るけん。
前野君も東京に出て働けばいいとに。
(前野)まあ俺はしばらく自衛隊におって車の免許取ってから考えるたい。
(香苗)もう!自衛隊は自動車教習所とは違うんよ。
(耕平)先輩!俺はさみしか!俺も来年東京へ行くけんね!絶対絶対行くけんね!おう。
来い来い。
(香苗)調子に乗りおって。
姉ちゃん。
ホントに行かせてよかと?あれ?
(清原)栄子さん?
(前野)おばちゃんどげんしたと?もしかして感極まったと?
(一同)うおお!
(前野)いよっ!待ってました!
(松原)出た!出た!出た!
(香苗)出た姉ちゃんの十八番!
(耕平)ぶほっ!おばちゃん最高や!
(一同)・「ああよいよい。
三池炭坑の上に出た」・「あんまり煙突が高いので」オカン。
何ね?行くけんね。
何が何でん行くけんね。
絶対に行くけん。
東京に行く。
こんままオカンとここにおったら何もないまま何も始まらんまま俺腐っていく気がするけん。
それだけや。
マー君。
あんたが決めたんやったらそうしたらええ。
まだバスの時間には早かよ。
駅まで歩いていくけえ。
じゃあオカンもすぐ支度するけえ。
ええっち。
うん?来んでええっち。
・
(栄子)マー君!はあー。
もう。
来んでええっち言うたとに。
マー君!
(窓をたたく音)何ね!?持っていき。
いらんて!ええから持っていき。
頑張りぃよ。
(発車ベル)下がらな危なか。
ご飯ちゃんと食べるんよ!朝寝坊せんときちんと起きるんよ!部屋もきれいに掃除するんよ!ゴキブリが出たらスリッパでたたき!頑張りぃ!東京で頑張りぃよ!構いすぎたい。
(栄子)「マー君へ。
大学合格おめでとう」
(栄子)「マー君が立派に成長してくれてオカンは本当にうれしいです。
オカンが手を引かんでももう一人で歩けるけんね」「甘えん坊だったマー君が自分で一生懸命考えて自分の将来を決めたことオカンはとても誇らしく思います。
オカンのことは心配せんでもよか。
体に気を付けて東京で一生懸命頑張んなさい。
オカンより」
(泣き声)
(雅也)オカン
(栄子)何ね?オトンとはもう一緒に住まんと?そうね。
オカンはマー君がおってくれたらそれでええ俺おるよ。
オカンとずーっと一緒におるけえあっ。
きれいやねぇー着いたと。
そう。
東京に着いたと。
・
(栄子)そうね。
着いたとね。
うん。
・
(栄子)体に気ぃ付けて頑張りぃ。
・
(栄子)どげんしたと?声が遠かよ。
オカン。
俺ホントは分からんのよ。
東京でやりたいことなんてまだ分からんのよ。
自分に何ができるんかも。
ばってん…。
・
(栄子)どうね?うん?東京はどうね?・『蕾』うん。
キラキラしとう。
この話は東京にやって来て帰る場所をなくしてしまったボクとかつて同じように上京し弾き飛ばされ故郷に戻っていったボクの父親と東京に連れてこられて戻ることも帰ることもできず東京タワーのふもとで眠りについたボクの母親の小さな家族の話です
2015/10/08(木) 14:55〜15:50
関西テレビ1
東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜 #01[再][字]
「オカンとボクと時々オトン〜親子の別れ」速水もこみち 香椎由宇 浅田美代子 泉谷しげる 倍賞美津子ほか
詳細情報
番組内容
原作は「2006年本屋大賞」を受賞し、200万部を突破する大ベストセラー。その“国民的名作”を連続ドラマとして放送。著者が原作の中で紡ぎ出したおかしさ、優しさ、冷たさ、哀しさ・・・そんなたくさんの想いと、日本の支柱、東京タワーのように、「ボク」の心の支柱である「オカン」へのつきない想いを、丹念に描き、多くの人々に届けます。
母親とは?家族とは?普遍的なテーマを熱くリアルにドラマ化します。
出演者
速水もこみち
香椎由宇
柄本佑
山崎裕太
佐々木すみ江
赤木春恵
浅田美代子
泉谷しげる
倍賞美津子 ほか
原作・脚本
【原作】
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」リリー・フランキー(扶桑社刊)
【脚本】
大島里美
監督・演出
【プロデュース】
中野利幸
【演出】
久保田哲史
音楽
河野伸
澤野弘之
【主題歌】
『蕾』コブクロ(ワーナーミュージック・ジャパン)
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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