(伊達)どうも。
「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです。
(富澤)どうも。
あれどうしちゃった?これ。
宇宙人か何かの力で家が重なっちゃた?いや違いますよ。
こちらは東京浅草にある観光案内施設ですね。
平屋を積み重ねたデザインで下町を立体的に表現しているという非常に高く評価されている建物ですね。
ちょっと何言っているか分かんないけどね。
分かるだろ。
これが今月の「未来塾」とどう関係するの?はい。
実はこの建物を設計したのが今回の講師建築家の隈研吾さんなんですね。
あ〜なるほどね。
分かった。
テーマは…「平屋のチカラ」じゃないです。
違うの?違います。
被災地の町の再開発に必要な「空間を作るチカラ」を学びます。
「空間を作る」って何か難しそうだね。
まあね〜。
俺文系だしな。
いや文系も何もお前ほら大学行ってないから。
行ってないけどね。
ね関係ないですよ。
ただそんな人でも大丈夫でございます。
隈さんが設計を手がけ2年前に生まれ変わった新・歌舞伎座を舞台に超分かりやすく超面白く学びます。
新しく生まれ変わらせたのに変えてないってどういうこと?ん?あほんとだ。
全然変わってないじゃん。
いやいやいやいや。
隈さんの建築の極意がですね実は随所にあるんですね。
ん?この写真にも大きな違いがばっちりと写っています。
え〜どこ?どこ?よくよく見て下さい。
え?何じゃこりゃ!って言うぐらいね変わってる所が写ってるはずですよ。
えどこ?分からない?うん。
じゃあ答えは家入レオちゃんの歌の後すぐです。
隈さんの「未来塾」塾生たちは東京銀座の地下鉄改札口前に集められました。
今回の塾生は5人。
全員東北の大学で建築を学んでいます。
世界をまたにかける憧れの建築家から学べるとあっていやがうえにも緊張します。
そこに隈さんさりげなく登場です。
(隈)おはよう〜。
じゃあ今日はいよいよ歌舞伎座ですから。
来てどう?今どっから入ってきたの?
(塾生)地下です。
地下から入ってきたの。
じゃあまだ上見てないの。
(塾生)はい。
まあいろんな場所があるからそういう場所でちょっとずつエピソードを披露しながら行きましょう。
はい。
今回の「未来塾」地下からスタートしたのには訳があります。
歌舞伎座に来るお客さんの多くは地下鉄を利用します。
しかし地下から直接劇場の中に入ることはできません。
必ず一旦地上に出て歌舞伎座の正面を通るよう隈さんは設計しました。
まずはこの外観を見て歌舞伎を見るぞ!という気分を高める狙いです。
ところで新しくなった歌舞伎座一体どこが変わったんでしょうか?実はいわゆる歌舞伎座のこの部分の外観はほとんど変わっていません。
それはねけっこう楽しいことなんだよね。
そういうようなことに耳を傾けてそういうことを…あえて変えなかった歌舞伎座の外観。
でもオープニングで伊達さんが言っていたようにこの写真に何じゃこりゃ!ってくらい変わった所が写っています。
それはここ。
新・歌舞伎座は劇場と29階建ての高層ビルが一体となった建物に生まれ変わったんです。
隈さんがこのプロジェクトを任されたのは2003年。
老朽化した建物をよみがえらせることの他に超高層ビルと一体化させるという条件が付きました。
…っていうそういうビジネスの計画を立てて作ったわけ。
見えない工夫実は正面に行く前にもあったんです。
それはエスカレーターをのぼった所。
広場を作りました。
ここがね木挽町広場って言って。
前は建物がえ〜とこの木よりもね建物がこの辺まで来てて。
ここは何にも広場がなかったんで僕らはここを都市の新しい広場にしてでまあ東京って…そういう広場にしようってしてここを新たに空けたわけ。
建物を後ろに下げてそういうことができるようになったんだよね。
この広場銀座の新たな待ち合わせスポットとして利用されています。
小さくても有効なスペース。
作らないことも建築家の仕事なんですね。
建物の構造やデザインの他に隈さんは壁の色飾りや照明などの内装から建物が周辺の街に果たす役割まで考えます。
いわば空間のトータルプロデューサーなんです。
はっ!いよ〜!
(拍手)お待たせしました。
いよいよ新・歌舞伎座へ入ります。
けんらん豪華なる内装!って感心する間もなく塾生たちが案内されたのは…過去の歌舞伎座の詳細な模型が並びます。
…この時なくて建物がここに飛び出してるでしょ。
隈さんが新・歌舞伎座の設計を任された時最初にやったのはこの模型を作り建物の歴史を知ることでした。
120年の歴史を持つ歌舞伎座。
これまでに4回改築されています。
その変化を調べていく中で興味深い発見がありました。
突然ですがここで…それでねこの第1代。
(塾生たち)お〜。
全然違うだろ。
これが明治22年に出来たの。
ほら洋館みたいでしょ。
なぜだと思う?洋風というか…。
ああ明治だから。
でも明治の建物にだって和風の建物もあるしね。
何で歌舞伎座なのに洋風にしたんだろう?お見事!さすが都市建築学専攻です。
…を作ろうっていうふうに考えた人がいてでその人たちがこういう洋館を作ったわけね。
オペラ座を意識して作られた最初の歌舞伎座は骨組みをほとんどそのままに22年後和風の装いに生まれ変わります。
でもそれはねすごく僕は面白い変化だったと思う。
だってやっぱしヨーロッパからアメリカから人が来てもさ…日本にはちゃんと…そういう日本の文化ってものを誇りを持ってる建物だから見に来たいと思うわけでさ。
やっぱしこれからの日本ってさいろんな世界中の人がどんどん来てほしい。
でそういう時に日本の文化ってものを誇りを持って見せるってことが一番重要だからそれで僕らの歌舞伎座も変に……っていうのが僕らのやった第5期の歌舞伎座の基本的な精神なんだよね。
突然ですが再び…これから君たちにねちょっと中を見てもらって僕が歌舞伎座で……がいくつかあるんだけどそれをみんなに見つけてもらってそれでちょっとクイズをやります。
じゃあこれから散らばってみんな見て下さい。
はい。
客席の中で苦労した所または自慢したい所を探せ。
制限時間は僅か10分。
客席およそ1,800の広大なホール。
いくら建築を学ぶ塾生相手とはいえノーヒントすぎるんじゃないですか?隈さん!生活環境科学コースで学ぶ佐藤さんどうです?集まって下さい。
え〜!あてずっぽうでいいよ。
あ〜そう。
そこねいいポイント見つけたね。
エスカレーターの段って普通はね…でもねそこにね…それすごい評判良くて。
「あんなエスカレーター見たことない」って言ってみんなこんなエスカレーター乗ると歌舞伎座に来た気がするっていうようなワンポイントでした。
うん。
でね天井はね…。
そうだ天井はね苦労した所だからちょっと見に行くか。
天井の照明は蛍光灯から赤青緑3色のLEDに変えました。
その組み合わせを調整し光の色合いにこだわりました。
微調整して…白熱球に近い色にしたから逆に…人間ってさそういうふうに…ちゃんとそれに合わせて変えてくのもとっても重要なんだよね〜。
塾生は指摘しませんでしたが2階と3階の客席も工夫した場所なんです。
昔の歌舞伎座は…特に2階席3階席行くとそこのねこれは何て言うか分かる?この通路。
(塾生)花道。
そうそう。
歌舞伎ならではの演出が楽しめる花道。
そこが十分に見えない席があったんです。
そこで隈さんは天井を高くし座席に傾斜をつけることで全ての席から花道が見えるようにしました。
続いて隈さんが塾生たちを連れてきたのは歌舞伎座の屋上。
新たに日本庭園をつくりました。
特に外国からのお客さんに好評です。
オブジェにもこだわっています。
これがね…こちらは江戸から明治に活躍した歌舞伎作者河竹黙阿弥の灯篭です。
屋上から一気に地下3階へ向かいます。
建設中に東日本大震災が起こったことから歌舞伎座の関係者と隈さんが相談して急きょ作ったものがあるんです。
これは何でしょう?って分かるよね。
(笑い声)大災害に備えておよそ3,000人が3日間過ごせる食料水毛布などが保管されています。
地下2階のお土産物売り場は全て移動式になっています。
な〜んということでしょう。
非常時にはおよそ1,000人が寝泊まりできるシェルターに大変身。
隈さんは建築家には時代へのアンテナが必須だといいます。
東北の時もさすごくあの…寝泊まりする…。
みんな避難してきた時にどうやって安心して雨風が防げて寒い時でも大丈夫でそれから水とか食べ物に心配しなくてすむかってすごく重要だったわけじゃない。
でそういうのの教訓のうえにこういうような空間ができたわけですね。
これから建築考えるうえではそういう……ってことがすごい重要なテーマになっていてここはそういう場所なんですよね。
派手な変更をあえてせず細心の心配りを随所にしかしさりげなく。
それが隈さんが設計した新・歌舞伎座です。
幸せな空間を作り出す「建築の魅力」と隈さんが出会ったのは50年前のことでした。
君たちところで…高校生?君は?大学に入ってから。
君は?僕はねえ〜とね…でその時にちょうどね…行ったことある?外観もまず圧倒。
「すげえ」って。
で中に入った瞬間にもっと圧倒されて。
もう何かね映画みたいなの。
東京渋谷区にある…設計したのは日本を代表する建築家丹下健三です。
広島平和記念資料館や東京都の新庁舎で知られています。
代々木体育館の特徴はケーブルで天井を支えていること。
更に天井や壁を作る素材にこだわり光あふれる広大なスペースを作り上げました。
…って言ったらばそれは丹下健三っていう建築家が作ったってことを教わって。
で建築家って仕事があるってことを知ったわけよ。
ああこれはもう……っていうかこれ以外のことは絶対やりたくないと思って。
君の小学校2年には負けるけど。
(笑い声)僕は小学校4年で建築家になろうってふうに思ったんだよね。
代々木体育館はオリンピックから50年がたった今もさまざまなイベントに利用されています。
隈さんは長く人々に愛されることがこれからの時代特に大切だといいます。
もう経済成長するし。
…って言って作るってこと自身に価値があってでそれをみんな…でもそのあと…廃棄物作ってるのと同じじゃん。
だから…そうしないと建築ってやってる意味がないわけだから。
そういうことをこれから意識してないと…だから捨てられないように頑張りましょうね。
フフフ…。
うん。
やっぱり派手なだけではダメでね後々人のためになるものを作るべきなんだね。
うん。
あの〜問題になっていた建物ちょっとまあテレビでは言えないけどあの〜国立ピー技場とかもそうなんだろうね〜。
どこに「ピー」入れてんです。
もう完全に分かりましたよ。
その話題ちょっとやめましょう。
あ〜そうですか。
で来週は何やるの?はい次回はですねいよいよ隈さんが塾生たちを連れて津波による大きな被害が出た宮城県南三陸町に入ります。
でも南三陸と隈さんって何か関係あんの?これがね大ありなんですねこれね〜。
新しく海辺に作る商業施設の全体的なデザインを実は任されているんですって。
ふ〜ん。
仮設に勝てないなんていきなり弱気で大丈夫なのかね。
いやこれ弱気じゃないんですよ。
隈さんならではの町づくりの種を仮設商店街に見つけてるんですね。
(2人)次回もお楽しみに!2015/10/07(水) 11:05〜11:25
NHK総合1・神戸
東北発☆未来塾 隈研吾の空間作り講座▽建築ってなんのためにあるか知ってる?[解][字][再]
世界的な建築家・隈研吾さんが講師。「生活の一部にならない建築は意味がない」と語る隈さん。新歌舞伎座で伝える「人を幸せにする建築の極意」にサンドウィッチマンも納得
詳細情報
番組内容
今月の講師は、宮城県南三陸町で新しい街のデザインを任されている建築家の隈研吾さん。塾生は全員、東北で建築を学ぶ学生たち。今回の教室は、隈さんが設計した新・歌舞伎座。「人を幸せにする建築」を伝授するために、隈さんが集合場所に指定したのは、歌舞伎座の最寄りの地下鉄駅。そこからスタートすることで、建物を作るだけでない隈さんの「空間を作るチカラ」を知ることになる!?MC:サンドウィッチマン、語り:吉本実憂
出演者
【出演】建築家、東京大学教授…隈研吾,【キャスター】サンドウィッチマン,【語り】吉本実憂
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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