アフリカ・ガーナで、笑顔の子どもたちに囲まれた男性。
微生物に由来した有機化合物を数多く発見し、ノーベル医学・生理学賞に選ばれた大村智さんです。
熱帯の寄生虫が引き起こす深刻な病気の治療薬を開発しました。
感染症との闘いを続けてきた人類の歴史の中で、大村さんの研究が何億人もの命を救ったと、たたえる声が上がっています。
おはようございます。
7時になりました。
ことしのノーベル医学・生理学賞に、北里大学特別栄誉教授の大村智さんが選ばれました。
北里大学特別栄誉教授の大村智さん。
アイルランド出身の研究者と中国の研究者と共に、ことしのノーベル医学・生理学賞に選ばれました。
受賞決定の連絡を受けたときのことを、こう振り返りました。
大村さんは、山梨県韮崎市出身の80歳。
山梨大学を卒業後、北里大学薬学部の教授や、北里研究所の所長などを務めてきました。
これまで微生物由来の有機化合物を多数発見し、薬学研究の分野で、優れた業績を上げました。
今回、受賞の理由となったのは、熱帯の寄生虫が原因で起きる深刻な病気の治療法の開発でした。
ゴルフが趣味だという大村さん。
ゴルフ場の土の中から、新たな細菌、50株を見つけ出します。
これらの細菌が出す化合物が、後にエバーメクチンと名付けられ、熱帯の寄生虫が原因で起きるオンコセルカ症などの治療薬、イベルメクチンとなりました。
受賞の発表では、イベルメクチンは、特に貧しい地域での数百万人に恩恵をもたらしたとされ、この薬によって、これらの病気が根絶寸前まで来ているとして、人類の医学の歴史の中で、大きな偉業だと紹介されました。
日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含め23人目で、医学・生理学賞の受賞は、3年前の山中伸弥さんに続いて3人目となります。
受賞理由で、人類への貢献は計り知れないと功績をたたえられた大村さん。
研究者としては、異色の経歴の持ち主でした。
山梨大学を卒業した大村さんが就いた職業は、高校教師。
ここに研究者としての原点がありました。
昼は大学で勉強し、夜は夜間学校で教えていたこともありました。
当時、定時制の高校で、大村さんから化学の授業を受けていた教え子は。
その後、感染症の研究で実績を上げている北里研究所に入った大村さん。
研究に没頭するため、毎朝6時には出勤していたといいます。
大村さんを突き動かしていたのは、幼いころに聞いた祖母のことばでした。
大村さんはアメリカの大学に留学し、人生最大の出会いと振り返る、マックス・ティシュラー教授の下で、研究を続けました。
帰国後、大村さんはティシュラー教授の助言で、世界的医薬品メーカー、メルク社と新薬の共同研究を行いました。
そして昭和54年、今回の受賞理由になった抗生物質、エバーメクチンを生産する放線菌を発見したのです。
大村さんの業績を紹介した本です。
熱帯の風土病に苦しむ世界中の人を救ったと記しています。
著者で科学ジャーナリストの馬場錬成さんは。
寄生虫による病気は、特にアフリカの多くの地域や、南アジアなどで流行し、世界の人口の3分の1に当たる人々が苦しんでいるといいます。
大村さんが開発に貢献した薬は、こうした地域で、今も広く使われています。
大村さんの研究は、後輩へと引き継がれています。
大村さんと同じ微生物由来の有機化合物について研究を進めている、新家一男上級主任研究員です。
大村さんと共同で研究した経験もあります。
新家さんは今、大村さんの研究を応用して、がんや病原菌に効く新薬の開発につなげるための研究に取り組んでいます。
きのうの記者会見。
大村さんは、ノーベル賞に選ばれたことを一番初めに誰に伝えたか聞かれ、こう答えました。
大村さんの長女、育代さんは。
記者会見の会場には、学生たちも大勢詰めかけていました。
未来の研究者に、大村さんはこんなメッセージを送りました。
大村さんは、山梨県の韮崎市で生まれ育ちました。
ふるさとに貢献したいという思いから、ある施設を作りました。
中継でお伝えします。
韮崎市の中心街を眺める場所、大村さんの生家のすぐ近くに来ています。
この場所にあるのが、温泉です。
このあと10時からの営業開始に向けて今、お湯を張っている最中です。
この温泉施設こそ、大村さんご自身が作ったものなんです。
もともとはただの農地だったこの場所を、1500メートルほど大村さんの私財を投入して掘って、この温泉施設を作りました。
地元の人、ふるさとの人が集まって、井戸端会議ができる、憩いの場所を作りたい、そんな思いからなんです。
隣には内湯もあります。
大村さんは本当にお忙しい方なんですが、月に1度はこの温泉を訪れて、お客さんの様子を聞いたり、お湯に入ったりしていらっしゃるそうです。
とても温かそうで、入っていきたいんですが、さすがにきょうの一番湯は地元の方に取って置くべきでしょう。
きょうは特に多くのお客さんが訪れることなんでしょうね。
このようにふるさとに貢献したいという大村さんの思い、これだけではありません。
美術への造詣が深い大村さん。
この施設のすぐそばには、美術館も開設させました。
ご自身の持っている美術品、絵画なども、この温泉施設にも飾られています。
温泉施設に美術館にと、地元に貢献してくださっているんです。
そしてこちらの温泉施設の管理をなさっている長坂さんにお越しいただきました。
おはようございます。
おはようございます。
こちらに月に1度はやって来るという大村さん、ふだんはどんな方なんですか。
そうですね。
こちらに帰ってくるときには、研究者の顔は全く見せないですね。
素朴な、その辺にいるおじさんみたいな感じの先生ですよ。
長坂さん自身も一緒にお風呂に入られることもあるそうですけれども。
私、一緒になることもありましてね、お風呂の中では、地域の皆さんとも世間話をしたり、くつろいでおりますよ。
本当に、美術館を作ったり、この温泉施設を作ったりと、大村さん、この地域にとってどんな方ですか?
恐らく皆さんの考えていることはよく分からないんですけれども、偉大な人なんだろうなというふうには感じますけどね。
ありがとうございました。
大村さんのふるさと、韮崎市から中継でお伝えしました。
各地から、そしてさまざまな人から祝福の声が寄せられていますね。
では、今回の受賞の意味について、科学文化部の稲垣記者に聞きます。
稲垣さん、大村さんは薬学研究の分野で、非常に大きな業績、残されているということですね。
大村さんの発見をもとに作られた薬というのは、アフリカや南米などで流行しています、寄生虫が原因で起きる、さまざまな感染症の特効薬になっています。
このうちオンコセルカ症、別名、河川盲目症という病気は、ブユに刺されることで寄生虫が体の中に入って、炎症を起こして、皮膚が腫れたりですとか、最悪、失明をしてしまう病気なんですけれども、流行する国々で、深刻な問題になっていました。
しかし、この薬を無償で提供する取り組みが行われたところ、WHOによりますと、これまでに4000万人の感染が防がれて、さらに今、60万人の人の失明が避けられたと見られているということです。
アフリカなどでは今も毎年3億人に、この薬が投与されているということで、ノーベル賞の選考委員会は、人類への貢献は計り知れないと評価しています。
そして医学・生理学賞では、3年前の京都大学の山中伸弥教授に続いての快挙ですが、今後も期待できるんでしょうか?
そうですね。
実は、医学・生理学賞というのは、ノーベル賞の中でも、日本人研究者が、これまでなかなかとれなかった賞で、今回の大村さんを含めましても、受賞者はこれまで3人となっています。
ただ、最近はノーベル賞と関係が深い、つまり、この賞をとると将来、ノーベル賞をとる可能性が高くなると見られている賞を、日本人の研究者が次々と受賞しています。
例えば、細胞が不要になったたんぱく質などを分解する、オートファジーと呼ばれる仕組みを解明した、東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんと、それから免疫学で大きな貢献をした、大阪大学教授の坂口志文さんは、ことし、ノーベル賞と関係が深い、ガードナー国際賞の受賞が決まっています。
そして、京都大学教授の森和俊さんは、去年ですね、アメリカの医学賞のラスカー賞を受賞しています。
このように、ノーベル賞に近いところにいると見られている研究者というのは、日本でもまだまだたくさんいますので、これまでなかなか受賞できなかった医学・生理学の分野でも、今後の受賞というのが期待できると思います。
大村さんに続いてほしいですね。
そうですね。
科学文化部の稲垣記者でした。
ここまで大村さんのノーベル賞受賞についてお伝えしました。
次はこちらです。
太平洋を取り巻く国々で続けられてきたTPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡る交渉。
参加しているのは、こちらの12か国。
アメリカ南部のアトランタで開いた閣僚会合の共同記者会見で、日本時間の昨夜、大筋合意に達したと発表しました。
閣僚会合のあとの共同記者会見で、議長国アメリカのフロマン通商代表は。
甘利経済再生担当大臣は、成果を強調しました。
今回、最大の焦点となっていたのが、バイオ医薬品の開発データの保護期間です。
アメリカとオーストラリアとの間の協議が合意に達し、チリやペルーなどほかの関係国との調整も整うなど、難航分野で各国が折り合い、大筋合意に達しました。
アメリカのオバマ大統領は、5日、声明を発表し、中国のような国に世界経済のルールを作らせるわけにはいかない。
新たな市場を開拓するため、われわれがルールを作るべきで、今回、達した合意が、それを実現する。
アメリカの価値を反映した合意だとして歓迎しました。
一方で、アメリカ議会では、与野党双方から、合意内容を慎重に審議する必要があるという意見や批判が相次ぎ、TPPの発効に向けて、今後、議会の承認を得られるかどうかが課題となります。
TPP交渉に参加する12か国は、人口を合わせるとおよそ7億7000万人。
世界全体の11%。
GDPはおよそ36%を占め、協定が発効すれば、世界最大規模の自由貿易圏が実現する見通しです。
TPPが発効されれば、日本が経済連携協定などを結ぶ国の貿易額の割合は、現在の22%余りから、37.3%まで増え、EU・ヨーロッパ連合や中国の水準を上回ることになります。
では経済部の澤畑記者に聞きます。
暮らしに身近な農産物、具体的にどう変わっていくんでしょうか?
交渉の結果のほう、見ていきましょう。
しょうがないです。
まずはお米ですね。
これまでの関税は維持されます。
一方で、主食用の米に無関税の輸入枠を設けることになりました。
アメリカ向けの輸入枠は、協定発効時は年間5万トンですね。
これを13年目以降は7万トンまで増やすことになりました。
そして、オーストラリアのほうも、発効時に6000トン、13年目以降は、8400トンの輸入枠を設けることになりました。
この協定発効時のこの2か国向けの新規の輸入枠、合わせて5万6000トンです。
これは770万トンと見られる国内の米需要のおよそ0.7%に当たります。
そして、牛肉はどうでしょうか?
牛肉の関税のほうは引き下げられることになりました。
現在は38.5%の関税、かかっています。
これを協定の発効時に27.5%に、その後も段階的に引き下げていきまして、10年で20%、そして16年目以降は9%にすることになりました。
この関税の引き下げで、輸入コストが下がりまして、牛肉の値下がりにつながる可能性があるんです。
このTPP交渉全体で、最後までもめていた乳製品を巡っては、日本、輸入を制限する現在の国家貿易の仕組みは維持する一方、バターと脱脂粉乳について、新たな輸入枠を設けることになりました。
この輸入枠は、生乳換算にしまして、バターと脱脂粉乳合わせて協定発効当初は、年間6万トン、6年目以降は7万トンまで増やすことになりました。
政府は米やこの牛肉、豚肉など、農産物5項目として、関税の撤廃を認めない、いわば日本にとっての聖域として、守りの交渉をしてきました。
その結果、関税などは維持することはできました。
ただ、今後、輸入量が増えてくるのは確かです。
このため政府は、国内農業への影響を最小限に抑えるよう、対策を講じていくことにしています。
そして、日本の主力輸出品である自動車ですが、これはどうなったんでしょうか。
そうですね、自動車への関税、こちらは関連する中小企業などへの影響が大きいことから、アメリカなど、各国との交渉で大きな焦点となりました。
その結果のほうですね、まずアメリカです。
現在、日本車にかけられている2.5%の関税が、こちらが撤廃されることが決まりました。
ただ、25年間という長い期間をかけての段階的な撤廃なんです。
一方で、自動車部品のほうはどうかといいますと、8割を超える品目で、協定発効後即時撤廃となっているんですね。
このほか、TPPの参加国で、市場規模の大きいカナダ、それからベトナムですね。
まずカナダのほうは、日本から輸出する乗用車の本体にかけられています6.1%の関税を、5年かけて段階的に撤廃することになりました。
ベトナムのほうは3000ccを超える乗用車にかけられますおよそ70%の関税、こちらを10年間かけて、段階的に撤廃されることになりました。
そうすると、これによって輸出にはプラスになるんでしょうか?
自動車だけでなくて、工業製品全体の輸出にとっても追い風となりそうなんです。
交渉の結果、日本からTPP参加国に輸出している品目の実に99.9%で、その関税が即時、もしくは段階的に撤廃されることになりました。
日本からTPPに参加する11か国へのこの輸出額、合わせると19兆円にも上ります。
それだけに経済効果のほうが期待されます。
経済部の澤畑記者でした。
今の解説にもありましたが、国内では自動車など工業製品の輸出拡大につながるとして評価する声がある一方、農家などからは、関税が引き下げられ、海外から安い農産物が輸入されることになるとして、懸念が出ています。
自動車の計器盤や内装の部品などを製造する部品メーカーです。
現在、部品には2.5%から7%の関税がかかり、その額は年間でおよそ1億円に上っているということで、TPPによる関税撤廃は、コストの削減につながると期待しています。
一方、主食用の米を巡り、日本がこれまでの関税は維持するものの、新しい輸入枠が設けられることについて、生産農家からは、価格への影響を不安視する声が上がっています。
政府・与党内には、来年の参議院選挙をにらんで、国内農業への影響を最小限に抑えるため、対策を講じる必要性を指摘する意見が早くからありました。
政府はTPPの関係閣僚会議を改組するなどして、新たにTPPの総合対策本部を設置することにしています。
農業の振興や競争力の強化、それに若者の農業への就労支援など、総合的な対策の検討を本格化させる見通しです。
TPPを巡る交渉は大筋合意しましたが、協定の発効には、署名のあと、国会の承認が必要です。
各国による署名が来年初めとなる見通しで、その後、国会で協定の承認を巡って審議が行われることになります。
民主党などは、TPPは国益に関する重要な問題だとして、協定の承認手続きに先立って、早期に臨時国会を開き、協定の内容や交渉の経緯などについて、情報を開示するよう政府に求めていく方針です。
これに対して与党内には、年内に臨時国会を開く必要はないのではないかといった意見も出ていて、臨時国会の扱いについて、政府と調整することにしています。
続いて、TPPによって変わろうとしている日本の米作りについてです。
産地では、新たな競争が激しくなっています。
こちらは全国各地の特A米と呼ばれるお米です。
特A米は、日本穀物検定協会が毎年行う食味の試験で、味や香りなどの点で最高評価を取得した、おいしいとされる銘柄です。
新潟県の魚沼産コシヒカリをはじめ、山形県のつや姫や、北海道のゆめぴりかなど、最近登場した新しい銘柄もあります。
この5年間で、特A米の銘柄は22から44と倍増しました。
そうした中、ことし初めて特A米の評価を得たのが、青森県がおよそ10年をかけて開発した、青天の霹靂です。
数ある特A米の中で、どうやってほかの産地との競争に挑もうとしているのか。
激しさを増す特A米を巡る競争を取材しました。
おー!
ことし2月、青森県が米の最高評価、特Aを、初めて取得しました。
試験栽培された青天の霹靂の試食会。
生産者や卸業者などから、高い評価を受けました。
しかし、特A米に選ばれたとしても、売れるとはかぎりません。
ことし、特A評価を得たのは、青天の霹靂を含め44銘柄。
ライバルは数多くいます。
青天の霹靂のデビューを前に、青森のJAの担当者は、都内の大手百貨店と取り引きがある米の専門店を訪ねました。
この店では、消費者の評価が高く、注目されている米しか扱いません。
ライバルを押しのけ、目立つ棚に置いてもらえるのか、反応をうかがいました。
激しさを増す特A米競争。
青森県は、新たな戦略を打ち出しました。
高い品質を保つため、作付け地域を絞り、農家を少数に限定しました。
県では、青天の霹靂専用の栽培マニュアルを作りました。
適切な作業時期や肥料の量など、栽培基準や方法を細かく定めています。
農家はこのマニュアルに合わせた、レベルの高い米作りを求められています。
おいしい米を作るための厳しい栽培管理は、土作りから始まっていました。
農家に義務づけられた土壌診断。
この農家の田んぼでは、ケイ酸という養分が不足していました。
ケイ酸は、米のたんぱく質を下げ、食味をよくするためには欠かせません。
およそ3トンのケイ酸を散布しました。
県や農協は、各地域で講習会を開き、栽培方法を細かく指導しました。
どの農家の米も、同じレベルの品質にそろえるためです。
作業のタイミングを逃せば、米のおいしさに影響する。
徹底した栽培管理の重要性を確かめ合いました。
先月中旬、青天の霹靂の収穫が始まりました。
青森県の命運を賭けた米が、まもなく、消費者のもとへ届きます。
ここからは青森放送局の関口記者とお伝えします。
関口さん、米作りの産地では、まず特A米に認められたうえで、その後、いかにブランド化していくか、この取り組みが加速しているんですね。
そうなんです。
青森県もそうなんですが、それぞれの産地が目指しているのは。
今、ちょっと音が入ってなかったんで、もう一度最初からお願いしていいですか?
どうぞ。
そうなんです。
青森県もそうですが、それぞれの産地が目指しているのは、産地の顔になる銘柄を持つことです。
いわば、エースといえる銘柄を持つことで、産地全体の評価を上げて、価格の底上げにつなげたいという期待があるんです。
しかし、冒頭でも紹介したように、特A米は、続々登場していますから、産地間の競争に勝ち残れなければ、特A米であっても、価格が大きく下がってしまう可能性もあります。
そして、TPP交渉が大筋合意して、日本の米作りはこれから大きく変わっていきそうですね。
今後、海外産の米が、これまでよりも多く入ってくることになります。
日本の産地が活路を見いだすためには、より一層おいしい米というブランドが不可欠だと考えているんです。
産地にとっては、これから国内、海外両方のライバルとの厳しい競争にさらされることになっていくと思います。
ここまで、変わる日本の米作りについてお伝えしました。
では次です。
安倍総理大臣があす行う内閣改造で、自民党の参議院議員で、厚生労働委員長の丸川珠代氏の入閣が有力となりました。
また安倍総理大臣は、公明党の要請を踏まえて、石井政務調査会長を国土交通大臣に起用するほか、遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣を続投させる意向を固めました。
安倍総理大臣は、先月末で任期が切れている自民党の役員人事とともに、あす、内閣改造を行うことにしていて、これに先だってきのう、公明党の山口代表と会談するなど、調整を本格化しています。
こうした中、これまでの調整で、安倍総理大臣が掲げる女性が輝く社会の実現に向けて、女性の登用を積極的に進めるため、自民党の参議院議員で、厚生労働委員長の丸川珠代氏を、閣僚で起用することが有力となりました。
安倍総理大臣は、丸川氏が厚生労働政務官のほか、参議院の厚生労働委員長も務め、社会保障政策や少子化対策などに精通していることに加え、子育てをしながら、議員活動を続けていることなどを評価したものと見られます。
一方、安倍総理大臣は、連立を組む公明党の山口代表から、きのう、太田国土交通大臣に代えて、石井政務調査会長を国土交通大臣に起用するよう要請されたことを重く受け止め、石井氏を国土交通大臣に起用する意向を固めました。
また安倍総理大臣は、ことし6月に起用した遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣について、就任して間もないことに加え、今後本格化する、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催準備に継続して取り組むことが望ましいとして、続投させる方針を固めました。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
大リーグは、いよいよポストシーズンに入りますね。
そうですね。
そのポストシーズンで、1試合だけ行われます地区シリーズ進出決定戦に先発することが決まった、こちら、ヤンキースの田中将大投手。
登板前日の表情、入ってきました。
ご覧ください。
地区2位だったヤンキースは、ワイルドカードでポストシーズンに進み、田中投手は、日本時間のあす行われる、地区シリーズ進出決定戦、アストロズ戦に先発します。
前日は軽い調整で試合に備えた田中投手。
対策も十分です。
重要な試合、任されましたね。
力発揮してほしいですね。
そうですね。
期待しましょう。
さあ、次はプロ野球・巨人の選手が、野球賭博を行っていた問題です。
日本野球機構の調査委員会は、選手本人から直接事情を聴くなど、詳しい調査を進めて、実態を明らかにしていく方針です。
巨人の福田聡志投手は、知り合いの男性からの誘いで、ことし8月から9月上旬にかけて、巨人戦を含むプロ野球をはじめ、高校野球や大リーグの試合で野球賭博を行っていたことが明らかになりました。
巨人は、福田投手に今シーズン、1軍での登板がなく、八百長などの不正が行われた形跡は今のところないとしていますが、プロ野球の熊崎コミッショナーは、思い込みを持たず、広い視野を持って調査を行うと話し、八百長があったかどうかも含めて調査し、厳正な対処を進めるとしています。
問題を受けて、調査委員会は、きのう、委員を務める弁護士や宮本慎也さんなどが出席して、最初の会合が開かれ、福田投手や、賭博に誘った男性を紹介した笠原将生投手などから、速やかに聞き取り調査を行うなどして、実態を明らかにしていくことを確認しました。
また巨人は、きょう、選手たちに、福田投手が野球賭博に関わっていたことを伝えたうえで、綱紀粛正を図ることにしています。
ここまで、スポーツをお伝えしました。
続いて気象情報です。
けさも少し冷えているようですね。
渡辺さん。
そうなんです。
こんなふうに、穏やかに晴れた分、地上付近の熱が空へ逃げる、いわゆる放射冷却の現象が強まったからなんです。
このために、ぐーんと、けさは気温が下がりました。
全国的に今シーズンで最も冷えた所も多かったんです。
まずは詳しく見ていきましょう。
けさの最低気温を見てください。
けさは全国的に冷えて、ご覧の都市部を含め、この秋以降、最も気温の下がった所が多くなりました。
北海道の帯広では、全国で今シーズン初めて、初霜が観測されました。
このように、朝は冷えましたが、日中はこのあと、気温が上がって、爽やかな陽気になりそうです。
西日本は25度前後、東日本、北日本は20度前後の所が多いでしょう。
空気が乾いて過ごしやすくなりそうです。
続いて予報です。
全国的に晴れる所が多いでしょう。
ただ、上空、高い所の寒気や湿った空気の影響で、局地的には雨や雷雨となりそうです。
より詳しく見ていきます。
時間ごとに天気を見ていきましょう。
午前中から紀伊半島では雲が広がりやすく、太平洋側でところどころ雨になりそうです。
そして午後は、関東甲信や東海地方の山沿いや内陸中心に、急な雨や雷雨が起こりやすいでしょう。
さて、全国的に見ると、この先もしばらく秋晴れ続きそうですが、北日本ではこれから、天気が荒れてきます。
台風の影響です。
その台風23号の情報です。
大型で強風域が広いですね。
このため、太平洋側の広い範囲で、きょうから波が高まり、特に小笠原諸島、今夜、大しけに警戒をしてください。
このあとの予想ですが、急速にスピードを上げて北上する見込みです。
木曜日から金曜日、北海道の太平洋側に接近して、大荒れの天気となりそうです。
そこであす以降の天気を見ていきましょう。
2015/10/06(火) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼ノーベル医学・生理学賞に大村智さん!その功績と素顔をたっぷりと!▼TPPの大筋合意は?現地からの中継まじえて解説▼TPPにらみ、競争激化する国内のコメ産地。
詳細情報
番組内容
▼ノーベル医学・生理学賞に大村智さん!その功績と素顔をたっぷりと!▼TPP閣僚会合で大筋合意は?私たちへの影響を現地からの中継まじえて分かりやすく解説。▼TPPによる輸入米との競争を視野に、国内のコメ産地では国際競争力ある新品種開発に拍車。旧来のブランド米と競争が激化しています。初めて「特A米」の評価を受け、厳しい競争に参入した青森県の取り組みに密着、TPP後のコメ作りの姿を展望します。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:8595(0x2193)