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【プロ野球】

コイ金縛り、わずか1安打 まさかの4位でCS逃す

2015年10月8日 紙面から

中日に敗れ4位となり、号泣する大瀬良を支えて最後の整列に向かう前田=マツダスタジアムで(出月俊成撮影)

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 セ・リーグは7日、今季最終戦で4位広島が中日に0−3で敗れたため、全日程を終えていた3位阪神の3年連続6度目のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まった。CSは10日にファーストステージ(3試合制)が開幕し、セは東京ドームで2位巨人と阪神、パは札幌ドームで2位日本ハムと3位ロッテが顔を合わせる。勝者が14日に始まるファイナルステージ(6試合制)でリーグ優勝のヤクルト、ソフトバンクとそれぞれ対戦する。

◇中日3−0広島

 緒方監督が、3年ぶりのBクラス転落を謝罪した。1年契約で臨んだ就任1年目は、シーズン最終戦に敗れ4位に沈んだ。球団は来季続投を既定路線としており、指揮官も「こういう結果になり申し訳ない。もう一回自分自身も含め、来シーズンにつなげたい。もう一回立ち向かっていく」と、意欲を示した。

 試合後に観客からベンチに水がかけられた。被害者はいなかったが、史上最多だった昨季を約20万人上回る、主催試合で史上最多211万266人を動員。しかしそんなファンの期待を、完全に裏切った。

 最終戦で今季ワーストの1安打で0封負け。「ある意味、今季を象徴する試合だった」と嘆いた。0−0の6回1死二塁では丸、菊池が連続三振に倒れた。チームリーダーに指名した2人の不振が響いた。

 「3位から4位になったが、チームは後退していない。若い選手が出てきた。抑えの中崎が成長した。この悔しさを来季につなげてほしい」と、強がった。

 期待が大きかった分、4位という現実は重い。「秋から鍛えていきます」と誓った緒方監督にとって、来季は正念場になる。 (山本鋼平)

 

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