トヨタ自動車がグランパスを子会社化する方針を決めた。今春を目標に出資比率を現在の22・5%から50%超に引き上げ3億6000万円の累積赤字も解消する予定だ。
同社はこれまでもメーンスポンサーとして、グランパスに多額の支援を行ってきた。ただグランパスには名古屋の有力企業も出資しており、同社の出資比率は22・5%。筆頭株主ではあったが、いわゆる「親会社」ではなかった。
同社の豊田章男社長が4月、グランパスの会長に就任し、一層の支援を望む声が高まっていた。子会社化で財務基盤を固め、戦力強化を進める。
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