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50歳山本昌投手が有終の3球

現役最後の登板を終え、花束を手に涙ぐむ中日の山本昌=7日、マツダスタジアムで(金田好弘撮影)

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 今季限りで現役引退を表明しているプロ野球中日の山本昌投手(本名山本昌広)が七日、広島市のマツダスタジアムで今季最終戦となる広島戦に五十歳一カ月二十六日で先発登板し、プロ野球史上初めて五十代での登板と出場を達成した。

 先頭打者の丸佳浩外野手(26)を3球で二ゴロに打ち取り、二番手の大野雄大投手(27)と交代。三十二年間のプロ生活に別れを告げた。数々の最年長記録を残した「中年の星」は、両チームのファンからの大きな歓声と拍手を浴び、「丸選手が真剣勝負をしてくれてうれしかった。最後までいい野球人生を送れて幸せ」と涙を流した。試合は中日が3−0で勝利した。

 山本昌は四十九歳二十五日だった昨年九月五日の阪神戦に先発し、プロ野球の最年長勝利を記録。今季は八月九日のヤクルト戦に先発したが、左手人さし指を突き指するアクシデントで二回途中に降板し、米大リーグの最年長勝利記録(四十九歳五カ月二十八日)超えは果たせなかった。

 

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