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もんじゅの断層 「将来動く可能性低い」で一致10月7日 18時19分
福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の原子炉の下などにある断層を調査している原子力規制委員会の専門家会合が開かれ、委員らは、今示されているデータからは「将来動く可能性が低い」と考えられるとする見解で一致し、今後、現地調査をしたうえで、最終的な見解をまとめることを決めました。
福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の原子炉の下などを走る敷地内の断層を巡っては原子力規制委員会の専門家会合が議論を続けていて、7日は4人の委員がそれぞれの見解を示しました。
4人の委員は事業者の日本原子力研究開発機構が示した断層部分の鉱物の分析結果などから、新たな規制基準で「将来動く可能性がある断層」と定義される12万年前から13万年前以降に動いた可能性は低いという見解でおおむね一致しました。
一方、敷地の西側を走る活断層の「白木ー丹生断層」に引きずられて動く可能性については、より詳しく調べるべきだという意見が出されました。
委員らは、今後、現地調査を行って、こうした断層や鉱物の状態を確認したうえで、最終的な見解をまとめることを決めました。
もんじゅは、大量の機器で点検漏れが見つかりおととし、規制委員会から試験運転を事実上禁じる命令を受けていますが、ことし8月には、安全上の重要度を決める分類の誤りが多数あることが明らかになるなど、その後も安全管理上の問題が相次いでいます。
4人の委員は事業者の日本原子力研究開発機構が示した断層部分の鉱物の分析結果などから、新たな規制基準で「将来動く可能性がある断層」と定義される12万年前から13万年前以降に動いた可能性は低いという見解でおおむね一致しました。
一方、敷地の西側を走る活断層の「白木ー丹生断層」に引きずられて動く可能性については、より詳しく調べるべきだという意見が出されました。
委員らは、今後、現地調査を行って、こうした断層や鉱物の状態を確認したうえで、最終的な見解をまとめることを決めました。
もんじゅは、大量の機器で点検漏れが見つかりおととし、規制委員会から試験運転を事実上禁じる命令を受けていますが、ことし8月には、安全上の重要度を決める分類の誤りが多数あることが明らかになるなど、その後も安全管理上の問題が相次いでいます。