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仏独首脳 難民問題でEUの結束呼びかけ10月8日 7時26分
中東などからヨーロッパに流入する難民や移民が後を絶たないなか、フランスとドイツの両首脳はヨーロッパ議会で演説し、EU=ヨーロッパ連合の各国がこの問題に結束して対応すべきだと呼びかけました。
フランスのオランド大統領とドイツのメルケル首相は7日、フランス東部のストラスブールにあるヨーロッパ議会でそろって演説しました。
両首脳は、中東などからヨーロッパに流入する難民や移民の問題に触れ、オランド大統領は「ヨーロッパが連帯しなければ、われわれの歩みは後退してしまう」と述べ、各国が結束して対応すべきだと呼びかけました。またメルケル首相は「これは歴史が与えた試練だ」と述べて、各国が公平に分担して難民を受け入れることに理解を求める一方で、EU域外との国境管理の強化など、ヨーロッパ議会と協力して共通の難民政策を模索する考えを示しました。
これに対して一部の議員からは「ドイツは難民を招き入れたかと思えば、その後断ったりして、まるで遊んでいるようだ」とか「ドイツがヨーロッパを支配しているのか」など、批判的な意見も相次ぎ、メルケル首相が顔をしかめる場面もありました。
EUは8日からの2日間、ルクセンブルクで内相会議を開き、難民の流入を抑えるために具体的な対策を協議することにしています。
両首脳は、中東などからヨーロッパに流入する難民や移民の問題に触れ、オランド大統領は「ヨーロッパが連帯しなければ、われわれの歩みは後退してしまう」と述べ、各国が結束して対応すべきだと呼びかけました。またメルケル首相は「これは歴史が与えた試練だ」と述べて、各国が公平に分担して難民を受け入れることに理解を求める一方で、EU域外との国境管理の強化など、ヨーロッパ議会と協力して共通の難民政策を模索する考えを示しました。
これに対して一部の議員からは「ドイツは難民を招き入れたかと思えば、その後断ったりして、まるで遊んでいるようだ」とか「ドイツがヨーロッパを支配しているのか」など、批判的な意見も相次ぎ、メルケル首相が顔をしかめる場面もありました。
EUは8日からの2日間、ルクセンブルクで内相会議を開き、難民の流入を抑えるために具体的な対策を協議することにしています。