ロッテ創業者・重光武雄氏、次男・昭夫氏を提訴

2015年10月8日13時51分  スポーツ報知

 ロッテグループ創業者の重光武雄氏(93)が、ロッテホールディングス(HD)の代表権のない取締役名誉会長に退けられた人事の取り消しなどを求めた訴訟を日本の裁判所に起こしたと、長男の宏之氏(61)が8日明らかにした。訴訟は、次男でHD副会長の昭夫氏(60)を相手に起こしたという。

 8月のロッテHDの株主総会で昭夫氏を中心とした経営体制が支持され、経営権争いが収束に向かうとみられていただけに、「お家騒動」が再燃した形だ。

 宏之氏は記者会見で「法的措置を含む一切の行為について、父の委任を受けた」と説明。「弟(昭夫氏)は、欲から父の代表権と会長職を不法に外した」と批判した。

 ロッテの経営権争いは7月、宏之氏が武雄氏と共に訪日し、昭夫氏らの解任を通告して表面化。昭夫氏側は通告の無効を確認した上で、武雄氏の代表権を外す人事を発表した。

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