【広島】黒田、引退も!去就白紙「完全燃焼。野球を続けるにも覚悟必要」
2015年10月8日6時0分 スポーツ報知
◆広島0―3中日(7日・マツダスタジアム)
広島・黒田博樹投手(40)が7日、来季の去就について初めて口を開き、現役続行か引退か白紙であることを強調した。この日で全日程が終了。ヤンキースから8年ぶりに電撃復帰したシーズンを4位で終え「優勝できなくて、CSに行けなかったので、力になれたのか分からない。アメリカ(の自宅)に帰ってゆっくり考えたい」と胸中を明かした。
一方でこの日、球団が黒田に対してシーズン終盤に来季の現役続行を要請していたことが判明。球団幹部は「戦力的にはもちろん、他の選手に与える影響は大きい。生き字引だ。来年もやってもらわないと困る」と説明。最終的な決断は本人に一任するものの、最大限の評価で慰留する。
今季は26試合に先発して日米を通じて6年連続2ケタ勝利となる11勝8敗、防御率2・55。4日の阪神戦(甲子園)で9回途中まで無失点に抑えると、この日も中2日でブルペン待機した。
「苦しかった。完全燃焼できたと思います。野球を続けるにしても覚悟がいるので、簡単に決められない」と球場を引き揚げた40歳。日米通算200勝まで7勝。近年は現役引退を含め去就を熟考してきただけに、長期化の可能性が高そうだ。