「五姓田義松に会いにいく。」
幕末1861年に英国の報道画家として来日し、我が国に本格的な西洋絵画技術を伝授したと言われる「C.ワーグマン」。
4年前、「永沢教室」に在籍して本格的にペンスケッチを始めた頃、その作品展を神奈川県立歴史博物館に観に行って、とても感動した事を記事にしました。・・以前の記事→「C.ワーグマンに会いにいく。」
そして、その展覧会で彼の一番弟子「五姓田義松」の事を知りました。
彼は、何と10歳でワーグマンに弟子入りして洋画を学び、その後25歳で渡仏、日本人で初めてサロンで入選しました。
今から120年以上前の話です。
その時同時に出品されていた、彼の初期スケッチ作品に強い印象を受けました。
明治初期、鉛筆のスケッチは「洋画」だったのです。
その後ずっと気になっていたのですが、その「五姓田義松」の没後100年を記念した展覧会が、同じ「神奈川県立歴史博物館」で開催されました。
ワーグマンが活躍し、義松が学んだ横浜、僕は「美術館で」はなく「博物館」で開催されるというのが何故か嬉しいのです。
実は来週、NHKの日曜美術館で取り上げられるとの事、間違いなく来週から大混雑になってしまうでしょう。
そんな訳で、混雑を避けて、昨日「五姓田義松」に会いに行ってきました。
期待通りの充実した内容、来場者も少なくゆっくり鑑賞できました。
何百点もある彼の作品の中で、特に僕が感動したのは、義松が本格的に絵を学び始めた時期に描いたスケッチの数々です。
明治の初め、鉛筆と水彩紙は貴重品、余った紙なのでしょう手のひらサイズのものや、僕が愛用するモレスキンのサイズのものも、大きいものでもA4サイズぐらいです。
絵が好きな10歳の少年が初めて西洋絵画にふれ、描く事、表現する事が楽しくて楽しくてしょうがない、まさに描く事に憑りつかれ、描きまくっているといった感じです。
題材は、全て身の回りの事。
横浜や移り住んだ浅草の近所の景色、周囲の働く人々、自宅の台所や家財道具、さらには死の床にある実母の姿まで描いています。
そんな姿は、退役後、絵を学び始めた自分にも通じるものがありました。
凄く共感すると同時に、何を描くのか、自分にとって絵を描く事の意味について沢山得るものがありました。
そして一方で、絵描きさんになりたかった僕は、彼のその若さに凄く嫉妬しました。
観終わって、その興奮と感動を引きずったまま、港方面へ・・・・
ワーグマンも義松も想像だにしなかったであろう、今の横浜をスケッチしました。
今年の5月以来、本当に久しぶりの野外スケッチです。



いい天気、木陰で風も気持ちよく、ペンが進みました。

そして、ピースポーチも今日デビューしました。


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4年前、「永沢教室」に在籍して本格的にペンスケッチを始めた頃、その作品展を神奈川県立歴史博物館に観に行って、とても感動した事を記事にしました。・・以前の記事→「C.ワーグマンに会いにいく。」
そして、その展覧会で彼の一番弟子「五姓田義松」の事を知りました。
彼は、何と10歳でワーグマンに弟子入りして洋画を学び、その後25歳で渡仏、日本人で初めてサロンで入選しました。
今から120年以上前の話です。
その時同時に出品されていた、彼の初期スケッチ作品に強い印象を受けました。
明治初期、鉛筆のスケッチは「洋画」だったのです。
その後ずっと気になっていたのですが、その「五姓田義松」の没後100年を記念した展覧会が、同じ「神奈川県立歴史博物館」で開催されました。
ワーグマンが活躍し、義松が学んだ横浜、僕は「美術館で」はなく「博物館」で開催されるというのが何故か嬉しいのです。
実は来週、NHKの日曜美術館で取り上げられるとの事、間違いなく来週から大混雑になってしまうでしょう。
そんな訳で、混雑を避けて、昨日「五姓田義松」に会いに行ってきました。
期待通りの充実した内容、来場者も少なくゆっくり鑑賞できました。
何百点もある彼の作品の中で、特に僕が感動したのは、義松が本格的に絵を学び始めた時期に描いたスケッチの数々です。
明治の初め、鉛筆と水彩紙は貴重品、余った紙なのでしょう手のひらサイズのものや、僕が愛用するモレスキンのサイズのものも、大きいものでもA4サイズぐらいです。
絵が好きな10歳の少年が初めて西洋絵画にふれ、描く事、表現する事が楽しくて楽しくてしょうがない、まさに描く事に憑りつかれ、描きまくっているといった感じです。
題材は、全て身の回りの事。
横浜や移り住んだ浅草の近所の景色、周囲の働く人々、自宅の台所や家財道具、さらには死の床にある実母の姿まで描いています。
そんな姿は、退役後、絵を学び始めた自分にも通じるものがありました。
凄く共感すると同時に、何を描くのか、自分にとって絵を描く事の意味について沢山得るものがありました。
そして一方で、絵描きさんになりたかった僕は、彼のその若さに凄く嫉妬しました。
観終わって、その興奮と感動を引きずったまま、港方面へ・・・・
ワーグマンも義松も想像だにしなかったであろう、今の横浜をスケッチしました。
今年の5月以来、本当に久しぶりの野外スケッチです。
いい天気、木陰で風も気持ちよく、ペンが進みました。
そして、ピースポーチも今日デビューしました。
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