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中部空港システム障害は空調停止が要因 

 6日午前9時25分ごろ、愛知県常滑市の中部国際空港でシステム障害が起き、国際線の搭乗手続きが1時間にわたりできなくなった。東南アジアや中国行きなど10便の出発が最大1時間遅れ、1500人に影響した。システムのサーバールーム(機械室)の空調機が故障し、熱に弱い機器が機能停止した。

 搭乗手続き以外にも電光掲示板などが消えたが、正午すぎには復旧した。今回のような大規模なシステム障害は開港した2005年2月以来初めて。

 空港会社によると、6日午前8時55分ごろ、機械室の4台の空調機が全て停止。3台を復旧させたが、室温が下がりきらず9時25分ごろ、ネットワーク機器が機能を停止した。室温が下がり回復するまで、搭乗手続きはじめ、ターミナルビル内の電光掲示板、店舗のクレジット決済などが機能しなくなった。

 機械室は21度に設定しているが、空調機故障時の室温は不明。40度になると機器は機能しなくなるという。

 来年の伊勢志摩サミットでは海外の要人の利用も想定される。空港会社の舘剛史空港運用本部長は「空調機故障の原因を究明し、安全度を増すよう対策を取る」と話した。

 (中日新聞)

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