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緊急消防援助隊の合同訓練

10月07日 18時59分

緊急消防援助隊の合同訓練

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大規模な災害の際に、都道府県の枠を超えて活動する愛知県の緊急消防援助隊の合同訓練が蒲郡市で行われました。
蒲郡埠頭で行われた訓練は愛知県内の36の消防本部や海上保安庁などから250人余りが参加し、愛知県を震源とする震度7の直下型地震が発生したという想定で始まりました。
このうち地震による多重の交通事故で車の中に閉じ込められた人を救助する訓練では、消防隊員が安全を確保しながら、ひっくり返った車から被害者に見立てた人を救出し、病院に搬送しました。
また、埠頭の沖合では海上保安庁の巡視船から津波にさらわれて海上で漂流している遭難者に浮き輪を投げて救助する訓練も行われました。
さらに、医師や看護師はけがの程度によって治療の優先順位をつけるトリアージを行って、けが人を救護所に搬送する手順を確認していました。
愛知県の緊急消防援助隊は東日本大震災の際には、延べ2400人以上が被災地に派遣されて、行方不明者の捜索などにあたったほか、去年9月の御嶽山の噴火の際にも延べ600人以上が出動し、けが人の救助にあたりました。
愛知県消防保安課の齊藤裕計課長補佐は「大きな災害の際に隊員たちが連携して対応できるように、訓練の成果を生かしていきたい」と話していました。

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