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病院誤爆 看護師が当時の様子語る10月8日 3時06分
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アフガニスタンで、国際的なNGO「国境なき医師団」の病院がアメリカ軍の誤爆を受けたときに病院にいた、看護師の男性は「戦闘で傷ついた人たちを治療していた病院が、空爆を受けるなど考えられない」と憤りをあらわにして、混乱のなかでスタッフや患者が命を落としたことを明らかにしました。
アフガニスタン北部のクンドゥズで今月3日、「国境なき医師団」の病院が空爆を受けて、スタッフや患者22人が死亡し、アメリカ軍は3日後に攻撃機で病院を誤って空爆したことを認めています。
国境なき医師団は病院を閉鎖し、スタッフを退避させていて、この病院で看護師として働いていたハシュマトゥラさん(32)が、7日までに退避先のバグラン州でNHKのインタビューに応じました。
ハシュマトゥラさんは、空爆が始まったときの様子について、「病院の中でものすごく大きな爆発があり、また何秒かして次の爆発が起きた。そのあと建物の外でタリバンとアフガニスタンの部隊の銃撃戦が始まり、病院の中に弾が飛んできて、火災も起きた」と、当時の緊迫した様子を語りました。そして、「同僚が火に包まれて助けを求めていたが、弾が飛んでくるので、何もできなかった」と述べ、患者やスタッフが混乱のなかで命を落としたことを明らかにしました。
そのうえで、ハシュマトゥラさんは「当時病院にいたのはスタッフと患者だけで、タリバンはいなかった。戦闘で傷ついた人たちを治療していた病院が、空爆を受けるなど考えられないことだ」と、憤りをあらわにしていました。
この誤爆については、アメリカ軍が原因の調査を急いでいるほか、国境なき医師団もスイスに本部を置く国際人道事実調査委員会に全容の解明を求める調査を要請しています。
国境なき医師団は病院を閉鎖し、スタッフを退避させていて、この病院で看護師として働いていたハシュマトゥラさん(32)が、7日までに退避先のバグラン州でNHKのインタビューに応じました。
ハシュマトゥラさんは、空爆が始まったときの様子について、「病院の中でものすごく大きな爆発があり、また何秒かして次の爆発が起きた。そのあと建物の外でタリバンとアフガニスタンの部隊の銃撃戦が始まり、病院の中に弾が飛んできて、火災も起きた」と、当時の緊迫した様子を語りました。そして、「同僚が火に包まれて助けを求めていたが、弾が飛んでくるので、何もできなかった」と述べ、患者やスタッフが混乱のなかで命を落としたことを明らかにしました。
そのうえで、ハシュマトゥラさんは「当時病院にいたのはスタッフと患者だけで、タリバンはいなかった。戦闘で傷ついた人たちを治療していた病院が、空爆を受けるなど考えられないことだ」と、憤りをあらわにしていました。
この誤爆については、アメリカ軍が原因の調査を急いでいるほか、国境なき医師団もスイスに本部を置く国際人道事実調査委員会に全容の解明を求める調査を要請しています。