ハッピーボイス・キラー/現実なんか見たくない
カテゴリー:コメディ映画
ハッピーボイス・キラーTHE VOICES/監督:マルジャン・サトラピ/2014年/アメリカ
独りじゃなければ、寂しくないのに。
シネマート新宿 スクリーン2 D-7で鑑賞。
あらすじ:薬飲むと部屋が汚いから嫌だ。
工場勤務の青年(ライアン・レイノルズ)は、犬ちゃんと猫ちゃんを飼っていておしゃべりしています。
同じ会社の美女(ジェマ・アータートン)(ちょっと太った)とデートしてたら、うっかりしてうっかりしちゃったので、うーん、よし、隠そう。ってなりました。
※ネタバレしています。
あんまりストーリーのことは書いてないけれど、オチバレはあると思います。
- おすすめ
ポイント - ポップな色彩の中に、かなり踏み込んだ統合失調症(おそらく)の話が組み込まれていて面白いですよ。
『悪魔のいけにえ』でさ、レザーフェイスさんが、窓辺に座って一息つくところあるよね。頭抱えちゃって、ふう、って。あそこ好きで、『悪魔のいけにえ』1回しか見ていないんだけど。そうだよな、なんだかんだいってレザーフェイスさんも人間だもんなあ、と思うのね。むかし「殺人鬼と殺人者は違う」て言った人がいて、どういう文脈で言ったのかその後どういう会話をしたのかは忘れた。
イライラしているときに「あー、こいつ殺したいな」って思うときあるじゃないですか。ない? わたしはある、そういうとき「殺す瞬間は興奮しているかもしれないからいいが、冷静になってからの後始末大変だよね」ってのを具体的に考えて心を落ち着かせるわけ。
友人とよく話しているのが「最初の1回は、大変なんじゃないのか?」っていうことで、どう始末するかねえと、一番良さそうなのは『ファーゴ』なんだけど、あれ、ないじゃん。持ってないじゃないですか。で、バラバラにする話をさ、するの。たぶん末端から行くよねと。足首とか。関節なら外しやすそうだし、まだ行ける気がする。でも首斬るとき、顔をどっちに向かせるか? ていうのずっと話してて、これ結論出ないんですよ。こっち向いていても嫌だし、あっち向いていても嫌だし。
こないだその友人から、海外のドキュメンタリーで「人を殺して始末する方法で一番いいのって何か」っていうの実験やってる話を聞いたのね。もちろん人間でやるわけにはいかないから豚の死骸でやる。
穴掘ってビニール袋かぶせて土で埋めてその上からコンクリートで固めても、悪臭がすごいと。わたしてっきり、死体あるところのコンクリートへこんでバレバレだからやめろって話かと思ってたら、それ以前の問題だった。
あと、クルマの運転席と助手席んところに、豚の死骸乗せて放置すんの、やっぱすごい悪臭がすると。で、乗せるとき、豚の足がアクセルかなんか踏んじゃってクルマ動くからバッテリー外して乗せたら、豚が腐ったとき足がブレーキ踏んじゃって動かせなくなると。わたしクルマの仕組みよくわかんないんだが、とにかく動かせない、しかも腐ってる。もう最悪じゃないですか。あーしまった、っつって、最初に乗せるときもうちょっと考えればよかったわーみたいな。すごいことするよね。
ちなみにそれに使ったクルマ、工場の洗浄液で洗うと、その後いっさいハエがわかないが、臭いだけはとれないそうです。すごいな腐臭。
話はようやく本題に入るわけだが、この映画は最初の1回、事故なんだよね。そのあとも、事故的に起きている。猫は「殺すとき快楽を覚えただろう?」みたいに言ってくるけれど、ここで、主人公を快楽殺人者に持って行かなかったところがいいなあと思って。3人目は具体的な描写がないが、2人目のときは特に、彼がどういう人なのかわかるんだよね。お母さんの一件があったからっていうのも描かれるのでストンと納得がいく。
精神病理学の話になっちゃうし、そこはわたし知識がないからどうにも……なんだけど、彼は病識があったうえで「薬を飲むと現実が見える、部屋は汚いし犬も猫もしゃべらないから寂しい」ので、カウンセリングは受けつつも根本的な治療そのものは拒否している。たまに、完全に帰って来られなくなってる人いるよね。恐怖心と延々戦っている人もいれば、この映画みたいにパカーンてどっか開いて(実際は閉じてるが)、この状態が最高だ! てなってる人。林先生のところでたまに見る。そこの描き方も、犬と猫が去っていくっていうので描かれる、彼の人格を形成していたもの、自我が消えて、有り体に言えば廃人になってしまう。
痴情のもつれとか金銭トラブルとか理由が明確じゃなく殺人を犯す人のことを「自分とは考え方が違うから、まったく理解が出来ない」って言うのは簡単で、ここから先の話は10/10発売予定の雑誌「GRIND」にちょっと書いてしまったので、ここまで。まったくさりげなくない宣伝で今回は終わります。
イライラしているときに「あー、こいつ殺したいな」って思うときあるじゃないですか。ない? わたしはある、そういうとき「殺す瞬間は興奮しているかもしれないからいいが、冷静になってからの後始末大変だよね」ってのを具体的に考えて心を落ち着かせるわけ。
友人とよく話しているのが「最初の1回は、大変なんじゃないのか?」っていうことで、どう始末するかねえと、一番良さそうなのは『ファーゴ』なんだけど、あれ、ないじゃん。持ってないじゃないですか。で、バラバラにする話をさ、するの。たぶん末端から行くよねと。足首とか。関節なら外しやすそうだし、まだ行ける気がする。でも首斬るとき、顔をどっちに向かせるか? ていうのずっと話してて、これ結論出ないんですよ。こっち向いていても嫌だし、あっち向いていても嫌だし。
こないだその友人から、海外のドキュメンタリーで「人を殺して始末する方法で一番いいのって何か」っていうの実験やってる話を聞いたのね。もちろん人間でやるわけにはいかないから豚の死骸でやる。
穴掘ってビニール袋かぶせて土で埋めてその上からコンクリートで固めても、悪臭がすごいと。わたしてっきり、死体あるところのコンクリートへこんでバレバレだからやめろって話かと思ってたら、それ以前の問題だった。
あと、クルマの運転席と助手席んところに、豚の死骸乗せて放置すんの、やっぱすごい悪臭がすると。で、乗せるとき、豚の足がアクセルかなんか踏んじゃってクルマ動くからバッテリー外して乗せたら、豚が腐ったとき足がブレーキ踏んじゃって動かせなくなると。わたしクルマの仕組みよくわかんないんだが、とにかく動かせない、しかも腐ってる。もう最悪じゃないですか。あーしまった、っつって、最初に乗せるときもうちょっと考えればよかったわーみたいな。すごいことするよね。
ちなみにそれに使ったクルマ、工場の洗浄液で洗うと、その後いっさいハエがわかないが、臭いだけはとれないそうです。すごいな腐臭。
話はようやく本題に入るわけだが、この映画は最初の1回、事故なんだよね。そのあとも、事故的に起きている。猫は「殺すとき快楽を覚えただろう?」みたいに言ってくるけれど、ここで、主人公を快楽殺人者に持って行かなかったところがいいなあと思って。3人目は具体的な描写がないが、2人目のときは特に、彼がどういう人なのかわかるんだよね。お母さんの一件があったからっていうのも描かれるのでストンと納得がいく。
精神病理学の話になっちゃうし、そこはわたし知識がないからどうにも……なんだけど、彼は病識があったうえで「薬を飲むと現実が見える、部屋は汚いし犬も猫もしゃべらないから寂しい」ので、カウンセリングは受けつつも根本的な治療そのものは拒否している。たまに、完全に帰って来られなくなってる人いるよね。恐怖心と延々戦っている人もいれば、この映画みたいにパカーンてどっか開いて(実際は閉じてるが)、この状態が最高だ! てなってる人。林先生のところでたまに見る。そこの描き方も、犬と猫が去っていくっていうので描かれる、彼の人格を形成していたもの、自我が消えて、有り体に言えば廃人になってしまう。
痴情のもつれとか金銭トラブルとか理由が明確じゃなく殺人を犯す人のことを「自分とは考え方が違うから、まったく理解が出来ない」って言うのは簡単で、ここから先の話は10/10発売予定の雑誌「GRIND」にちょっと書いてしまったので、ここまで。まったくさりげなくない宣伝で今回は終わります。
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