昨年１０月に喉頭がんの治療で声帯摘出手術を受け、今春から本格的に仕事を再開したつんく♂が、“教え子たち”が演じるドラマの劇中アイドルをプロデュースする。

　「武道館」は直木賞作家、朝井リョウ氏（２６）の同名小説が原作。

　一昨年９月、つんく♂がプロデュースしてデビューしたＪｕｉｃｅ＝Ｊｕｉｃｅが演じる架空の５人組アイドル、ＮＥＸＴ　ＹＯＵがグループ内格差や恋愛問題などの葛藤、人生の選択に揺れながら、夢の日本武道館コンサートを目指す物語。

　つんく♂は、昨年１０月のモーニング娘。’１４の米ＮＹ公演後にハロプロの総合プロデューサーを退いており、同ドラマでアイドルプロデュースに“復帰”。原作小説の帯にコメントを寄せていた縁で、ドラマの制作側からオファーを受けた。

　劇中でＮＥＸＴ　ＹＯＵが歌うオリジナル曲の作詞作曲をはじめ、ユニットのコンセプト、衣装、振り付けまで手掛けるつんく♂は「本当にあるかもしれないようなＮＥＸＴ　ＹＯＵのサウンドを（視聴者が）大好きになるよう、思いっきり気合を入れて仕上げます！」と笑顔。

　コンサートの聖地でもある武道館を夢見る物語に「僕も大阪のアマチュアバンド時代に同じような思いで頑張ってきたので、とてもワクワクしました」と共感している。

　Ｊｕｉｃｅ＝Ｊｕｉｃｅは今回、ドラマ初主演。リーダーの宮崎由加（２１）は「久しぶりにつんく♂さんプロデュースで活動できると知ったときはメンバー全員で大喜びしました」と胸を高鳴らせた。

　つんく♂が個性を熟知する彼女たちを動かし、架空のアイドルをリアルに仕上げる！