注目していたアニメとして期待通りの面白さ。そして、今後のワクワク感がありました。
忍び寄る戦火
火星にあるCGS(クリュセ・ガード・セキュリティ)。そこの下っ端としてこき使われる参番組を仕切るオルガ・イツカは、「一つの依頼が入った」と社長から聞かされます。
隣にいるのがビスケット・グリフォン。オルガを支える参謀的存在です。
そして、その依頼とはクリュセ独立自治区代表の娘の護衛。普通なら、特別な護衛が組まれてもおかしくない話ですが、社長曰く「直々のご指名」とのこと。
それでも疑問をもつオルガ達ですが、それ以上の詮索はしませんでした。
その話を受けている間、オルガの弟分である三日月・オーガスは「モビル・ワーカー」と呼ばれる機体で訓練に励んでいました。
やすやすと訓練相手を仕留める三日月。かなりの操作技術を会得しているようです。
冒頭では傷ついたオルガの前で人を殺していたような描写もあり、オルガにとっては右腕的存在であり剣といった感じです。
操縦している彼らが上半身裸なのは、阿頼耶識(あらやしき)と呼ばれる旧式のシステムを搭載した機体に乗っているため。
厄祭戦当時のMSなどに採用されたMMI(マン・マシーン・インターフェース)。外科手術でパイロットの脊髄に埋め込まれたコネクタと、操縦席側のソケットを接続することで、パイロットの感覚と機体のセンサー類を直結することが可能となる。300年後の現在では旧式のインターフェイスとされているが、CGSが保有するMWはこれに対応した旧式機のため、CGSのパイロットはコネクタを埋め込む手術が必須となる。手術は麻酔なしで行われ、非常に苦痛を伴う。背中にコネクタを持つ関係上、操縦時には上半身裸にならなければならない。 (ウィキペディアより)
一番気になったのがこの太字。麻酔なしで脊髄に埋め込むとか拷問でしかありません。
想像しただけで「あひぃ」って感じで言葉にならない。
一方、その依頼をしたクーデリア・藍那(あいな)・バーンスタインは、CGSに向かうため母親に別れを告げていました。
「火星が抱える問題を解決したい」という彼女の意気込みは本気なんでしょうが、「少年兵(オルガ達)と触れ合うことで痛みを分かち合えたら」という言葉がひっかかりました。ぶっちゃけ無理じゃないと。
むしろ、軽々しくそんなこと言われたら腹が立ちそうです。
しかし、この行動力は素直に凄いです。『ノアキスの七月会議』という独立運動家をまとめた会議を成功させた有名人でもあるようですし、今後、三日月たちと触れ合う中でどう変わっていくのか注目。
そんなクーデリアを快く思わないギャラルホルン(地球の各国連合の総意によって設立された治安維持組織)の火星支部長コーラル・コンラッド。
どうやら殺害計画を練っているようです。
さらにそれとは別口で、火星支部の監査としてギャラルホルンから送り込まれる監査団の姿もあります。
その監査団の会話からわかるのが火星の印象です。既に旨みがほとんどない星ですが、地球経済はこの火星を組み敷いた上で成り立っているため、今後も大人しく従ってほしいといった感じです。
しかし、火星ではいつまでもそんな立場に甘んじることを良しとせず、独立の機運が高まっています。
その旗頭となっているのがクーデリアということですね。
奇襲
クーデリアの護衛任務を翌日に控えた参番組。ほとんどの人間が寝静まる中で、三日月は仲間の一人とともに黙々と筋トレをしていました。
筋肉こそパワー!!!
脊髄にはインターフェイスも確認できますね。
そして、リーダーのオルガは装備の確認。リーダーとしてかなり有能そう。
翌日、クーデリア達と対面した三日月たち。
その際、三日月はクーデリアから施設内の案内を頼まれます。雑貨屋の女の子から好かれ、クーデリアからも声をかけられ、三日月はモテる男のようです。
しかし、三日月はそんなクーデリアにも塩対応(愛想がない)。それを気にしたクーデリアは二人きりになったとき再度握手を求めますが、それも渋る三日月。
このとき、クーデリアがわざわざ手袋をはずしたのも印象的でした。屋敷でのメイドとの会話を聞いていたので、これが「私はあなた達とも素手で触れ合うことができます」というアピールのような感じがしました。
で、三日月が握手を遠慮した理由は自分の手が汚れていたからなんですが、「痛みを分かち合いたい」クーデリアは勘違いして躍起になり、「対等の立場となりたいと思って」と口走ります。
それを聞いた三日月からの「(対等になりたいということは)それってつまり俺らは対等じゃないってことですよね」という指摘。
核心をついた指摘に何も言えないクーデリア。ここで初めて上から見ていたことを気づいたってところでしょうか。
そして、その夜、クーデリアの暗殺計画が実行されます。
迎撃にでていた参番組は奇襲をしかけてきたのがギャラルホルンだと知りうろたえます。
CGS全体が同じような状態にあり、それをいち早く知った社長は必死に金品を鞄に詰め込んでいました。
個人的に、この金のマトリョーシカが凄く気になりました。なんでマトリョーシカ?
さらに社長は金庫を開けようとしますが、そのパスワードを忘れてイラつきます。パスワードは昔飼っていた雌犬の名前。時代は変わっても、パスワードにする単語は変わりません(笑)
そして、出撃前にビスケットから「うちの動力炉以外のエイハブ・ウェーブが観測されている」と伝えられるオルガ。
エイハブ・ウェーブとは、たぶんエイハブ・リアクターを起動させたときの波長でしょう。
エイハブ・リアクターとはMSや施設のエネルギー源などに使われる動力炉。相転移炉の一種で、MSサイズの炉でも一施設の全電力をまかなえるほどの高出力を持つ。炉内に発生する「エイハブ粒子」は、MSの機動時に発生する高Gを緩和する効果を持つ。ガエリオ・ボードウィンの発言によれば、「厄祭戦が起こった原因」とされる。また、通信障害を発生させる特性を併せ持っており、宇宙での通信は中継機を通さなければ困難となる。(ウィキペディアより)
CGSには昔から動力炉としてのガンダムがありますが、それとは別のエイハブ・リアクターが近くにある。そして、近くにいる相手は強大な武力をもつギャラルホルン。つまり、彼らも何らかのMS(モビルスーツ)を持っている可能性があるということです。
それを聞いたオルガはビスケットに頼みごとをすると戦場へと出撃します。
一つはクーデリアの保護で、一人部屋にこもっていたクーデリアを移動させます。このとき、外に様子を見に行ったメイドであるフミタン・アドモスはどうなったのか。有能な付き人そうでしたが、まさか彼女もクーデリアの暗殺計画に加担しているのでしょうか。今はまだわかりません。
ガンダム・バルバトス
もう一つの頼み事。それは参番組を囮にして、真っ先に逃げ出すであろう社長たちを逆に囮とすることでした。
ビスケットによって、遠隔操作された車両から信号弾が発射。
ギャラルホルンからしてみれば、標的であるクーデリアが逃げ出したと考えるのが普通です。
しかし、クーデリアはまだ基地内。オルガの目論見はまんまと成功し、敵の矛先は逃げ出した社長たちへと向かいます。
オルガさん、カッコいい!!僕も付いていきたい!!
あと、ポニーテールのクーデリア凄くいいよ!! あのドリルみたいなツインテールより断然いい!! これからポニーテールで過ごして!!
しかし、参番組の危機はまだ去っていませんでした。
ビスケットの予想していたとおり、モビルスーツの登場です。
しかし、オルガはビスケットの話を聞いてから、それに立ち向かう覚悟ができていたのでしょう。一瞬、驚きはしたものの、次の瞬間には不敵に笑って見せます。
そして、オルガの指示をまつ剣(三日月)。
この事態を想定していたオルガは、三日月がガンダムに乗る時間を稼ぎます。その間、仲間の一人が犠牲になり、自身も命の危機に晒されますが、
それを地中から飛び出したガンダムが阻止!!
もうこのシーン最高すぎ!!
カッコいい!! シンプルイズベスト!!
朝日に照らされるガンダム。オルガ、三日月を中心とした参番組の明るい将来(苦しい戦いもあるでしょうが)を感じさせてくれます。
まとめ
「鉄血のオルフェンズ」最後まで視聴決定!!
もう期待通り、いやそれ以上の面白さで、今後の展開を考えただけでワクワクします。
カッコいいよ、オルガ!カッコいいよ、三日月!!カッコいいよ、ガンダム!!そして可愛いよ、ポニーテールのクーデリア!!(え
これの前に「DD北斗の拳2いちご味」を試しに見て5分で切って、それからこれを見たから余計に面白かった!!
ここで上げていた上位のアニメは全部はずれなし。
「コンクリート・レボルティオ」と「進撃の巨人中学校」を除いて。
一応、注目していたアニメと1話を見終わったアニメでまた新しくランキングを付けるつもりです。色々変動ありますし。
とにかく、鉄血のオルフェンズは自信をもっておススメできるアニメです。
この面白さが今後も続くことを願います。来週も楽しみです。