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【政治デスクノート】
安保法制反対派が、与党議員に送りつけた抗議ファクスはなんと厚さ15cm 脅迫まがいの文面や思わぬ個人情報も…
設問は「安保法案(戦争法案)の撤回・廃案にすること」「社会福祉等の改正案を廃案にすること」の2問。賛成か反対かにマルをつけ、それぞれ自由にコメントできる形式です。
回答用紙には小さな文字で「国会議員との懇談・陳情に活用する」などと断り書きがあるとはいえ、「公表に同意しない」と明記した個人・団体が、実名なども記入した回答を国会議員のもとへ直接、ファクスすることを想定していたとは思えません。そもそも、アンケートの回答をそのまま送信する行為にも疑問があります。
多量の抗議文書をファクスしたかったにしても、これは明らかにやりすぎです。
受信した複数の参院議員事務所の関係者によると、ご丁寧にも120枚を超す回答用紙の束が日を変えて3回、流れてきたといいます。
これとは別に、県立病院やデイサービス施設、企業などから業務時間内とおぼしき時間に送信した抗議ファクスも見つかりました。1枚や2枚ではありません。
公営病院の職員らが安保法反対を訴えるファクスを送ることを業務のうちと容認しているとは考えられません。送信者はどんな上部組織からの通達に応えたのでしょう。
同一の送信番号から鉛筆の下書きをなぞったあとの残る手書き文書が送られていたのに、そのつど「~ママの会」「~市民の会」などと別の団体名を名乗る不可思議な文書もありました。