記事詳細
岸田文雄外相「特定の思想にとらわれず、リアルに政策を打ち出し、現行憲法に愛着を持つ」 自民党岸田派研修会での挨拶全文
岸田文雄外相は5日、自民党岸田派(宏池会)が山梨県富士吉田市内で開いた派閥研修会であいさつし、「リアルな政策を大事にするのが宏池会だ」と強調した。岸田氏のあいさつの詳細は次の通り。
◇
研修会にあたって、私たち宏池会について申し上げたい。アメリカに行く前だから、9月27日の日曜、小野寺(五典)先生から電話が朝かかってきた。「朝日新聞を読みましたか」という電話だった。『絶滅危惧種、宏池会の行方』でしたか、そういう記事が出ていた。そして昨日(10月4日)は日経新聞だったと思うが、宏池会の総裁選の対応に関しての記事で、『保守本流の再定義』という記事だった。
ここのところ宏池会はいろいろなところで論じられている。そこで、いろんな方がいろいろ宏池会を論じるわけだが、そもそも私たち自身が、宏池会をどう思っているのか。これについて今一度、考えてみる必要があるのではないかと思った。そこで今日は私自身が宏池会についてどう思っているのか申し上げた上で、懇親会も予定されているので、先生方のご意見やご指導をいただきたい。