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記憶遺産協議2日目、審査終了 南京事件や慰安婦資料の結果は不明
世界記憶遺産の新規登録を審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)国際諮問委員会は5日、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで行った2日目の協議で、新規の対象案件約90件の審査を終了した。関係者が語ったが、審査結果は明らかにできないとした。協議は6日も行われる。中国は「南京大虐殺」と慰安婦の資料を登録申請している。
中国は「南京大虐殺」では犠牲者数を「30万人以上」とする南京軍事法廷の記録を提出。日本政府は中国の申請について真正性を疑問視し、登録見送りを働き掛けてきた。