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南京事件、慰安婦資料登録どうなる? 記憶遺産の審議2日目
【カイロ=大内清】世界記憶遺産への登録を審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国際諮問委員会は5日、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで2日目の審議に入った。
中国は、日中戦争時に「30万人以上」が犠牲になったと主張する南京事件の資料として、南京軍事法廷の記録や当時のものとする日記、写真などを提出。慰安婦に関しても、旧日本軍による慰安所の設置を示すとする資料の登録を申請している。
記憶遺産に登録されると、「歴史的に貴重な資料」と認定され、最新技術による保存や資料の一般公開が行われる。日本政府は、中国が提出した資料は真正性に疑問があるとして、登録を見送るよう働きかけを強めていた。
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