パナソニックと大和ハウス工業、ベンチャーのセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(東京・港)は7日、洗濯した衣類を全自動で折り畳む家電を共同開発すると発表した。センサーでシャツやズボン、タオルなどを仕分け、それぞれ適した状態に折り畳む。2017年の発売を目指す。
開発する「ランドロイド」は冷蔵庫と同等の大きさ。内部のロボットが1枚あたり5~10分程度で折り畳む。4人家族の1日分に相当する4.5キロの衣類まで一度に対応できる予定だ。19年には洗濯と乾燥の機能も付けた製品を売り出す。
幕張メッセ(千葉市)で7日開幕した国内最大のIT(情報技術)・家電国際見本市「CEATEC(シーテック)ジャパン2015」で披露した。
シーテックではそのほか、太陽誘電が血管の鼓動(脈波)を検出するセンサーのデモを実施。アルプス電気は血中の酸素量などを測れる小型センサーを展示した。
ホンダは燃料電池車(FCV)から電力を供給する外部給電器の市販モデルを初公開した。16年3月までに発売する。排出ガスがなく、最大出力は一般家庭3戸分の消費電力に相当する。災害時や屋外レジャーでの活用を見込む。同時期に走行距離が700キロメートル以上のFCVを発売する予定だ。
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