閲覧総数 18882
October 6, 2015
カテゴリ:一日一知
17日、大阪湾最後の大阪沖埋め立て処分場を見学しました。
大阪湾には尼崎沖、泉大津沖、神戸沖などの海上埋め立て処分場があることはなんとなく知っていましたが、平成21年10月から稼働している大阪湾最後の埋立地見学の機会です。豊中市の減量計画推進懇話会ほかのみなさんと一緒に大阪南港へ。高速艇に乗り換え8キロメートル先のごみ処分場を目指しました。夢洲の先にあります。 上陸してあっと驚くタメ五郎。海中深く打ち込んだ鋼矢板数千本で築いた護岸のべ約4400メートルのプールの容積は約1400万立方メートル。堰堤には運搬船が運んでくる産廃物を11tダンプ車に移す巨大なショベルが林立、荒天のため運搬作業は早めに切り上げたようですが、ダンプの数だけ見ても壮大な事業であることを知らされました。 日々の暮らしや産業活動から排出される膨大な量の廃棄物。大阪湾の各処分場には近畿2府県168市町村の焼却灰・不燃ゴミ・汚泥・鉱さい・煤塵・廃プラスチック・金属・陶磁器くず・ガラスくず・がれき・陸上残土・浚渫土砂などを受け入れているようですが、容量に限界あり。尼崎と泉大津は満タンに近く、神戸沖も64パーセント近い。まだ歴史の浅い大阪沖でもあと9年、つまり平成33年度にはギブアップということになりそうです。 で、その先は…となると暗澹たる思い。1年でも2年先でも使えるように、ごみの排出を極力少なくする努力をしてほしいと案内の職員。その通りですね。 帰路、南港のフェリーターミナルでこの週末お世話になる「さんふらわあ」を発見。 故郷では産廃物はどのように始末しているか。余裕あれば東北、さらに京阪神の受け皿にならないか、とふと…。
[一日一知] カテゴリの最新記事
総合記事ランキング
|
|