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【大リーグ】

マー、きょうWCG先発 一発勝負で勝つ

2015年10月7日 紙面から

記者会見に臨むヤンキース・田中=ニューヨークで(共同)

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 【ニューヨーク穐村賢】一発勝負のワイルドカードゲーム(WCG)にも泰然自若−。ヤンキースの田中将大投手(26)は5日(日本時間6日)、6日(同7日)に先発するWCGに向けての前日会見で、「いい投球をしたい」と意気込みを口にした。田中がポストシーズンに進出するのはメジャー2年目で初めて。対戦相手のアストロズには今季1度登板して、5イニングを6失点と打たれており、雪辱を期した登板となる。

 冷静な表情の中にも、一発勝負を任された田中の顔には確かな闘志がみなぎった。メジャー移籍2年目にして任された、これ以上ない大役。負ければ今季が終わり、勝てば地区シリーズへとつながる登板に、「そういう試合は高校以来。内容はどんだけ汚くても、失点を防いで投げることが大事。いい形でリリーフ陣につなぐ」と必勝を誓った。

 今季ア軍戦には6月に一度先発したが、5イニングを投げて3発の本塁打を浴びて6失点を喫した。ただ、田中は6月の登板について「自分の状態自体はあまりいい状態ではなかった」。そして、「その時とは状態が自分で違うと思っている。明日はいい登板にしたいと思っている。違う姿を見せられたら」と現在の自身の状態について確かな自信を見せた。

 ポストシーズン(PS)突入を直前に控えて、投手陣の中心的な役割を示してきたサバシアが、アルコール依存症の治療を行うために戦線を離脱。チームの期待を一身に受けてWCGのマウンドに上がる田中も「CC(サバシア)もきっと応援してくれてると思う。いい姿を見せたい」と今季ともに戦ってきた同僚への気遣いも口にした。

 楽天時代には2009年にクライマックスシリーズ(CS)、13年はCSと日本シリーズに進出。計7試合に登板し、4度の完投勝利に救援での2セーブと、無類のPSでの勝負強さを見せていた。「一野球選手として、こういうところで投げるは自分の求めていたところでもある。いかに自分の力を出し切るか」と、熱い思いを口にした。

 

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