福島第1原発1号機:屋根パネル最後の1枚撤去
毎日新聞 2015年10月05日 11時10分(最終更新 10月06日 11時05分)
東京電力は5日、福島第1原発1号機の建屋カバー解体作業で、6枚あった屋根パネルの最後の1枚を撤去した。
今後、約1年半かけ、側面の壁パネルを撤去したり防風シートを設置したりした後、建屋上部のがれき撤去に移る。2020年度中に使用済み核燃料プールからの燃料取り出し開始を目指す。
屋根は幅約7メートル、長さ約42メートルのパネルを6枚並べた構造で、7月下旬に1枚目を撤去した。その後、放射性物質の飛散防止剤の散布や建屋内部の調査を行いながら1枚ずつ取り外していた。
1号機の建屋カバーは放射性物質の飛散を抑える応急措置として11年10月に設置された。(共同)