バングラデシュ:邦人男性射殺事件でISが関与の声明

毎日新聞 2015年10月04日 13時52分(最終更新 10月04日 14時28分)

 【カイロ秋山信一】バングラデシュ北部で3日、日本人男性が射殺された事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)のバングラデシュ支部を名乗るグループが事件に関与したと主張する声明文が3日、インターネット上に公開された。内容の真偽は不明。IS関連組織が9月下旬に首都ダッカでイタリア人の援助関係者が射殺された事件でも犯行声明を出していた。

 犯行声明は、日本が米軍主導の対IS有志国連合の一員だと指摘し、「日本人の不信心者を銃で殺害した」と主張。「十字軍連合(有志国連合)への攻撃は今後も続ける。イスラム教徒の土地に彼らの居場所はない」とさらなる攻撃を予告した。

 ISは今年1月、シリアで拘束した日本人男性2人を「殺害した」と発表。9月発行のウェブ版英字機関誌では、インドネシアやマレーシアなどの日本公館を具体的な攻撃対象の例として挙げていた。

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