安全保障関連法が抱える問題点について学ぶ講演会が4日、愛媛大であり、学生ら約40人が参加した。この日は、「安保法制法案に反対する愛媛の学者・文化人の会」のメンバーで、松山大法学部教授の遠藤泰弘さんが「安保法制で日本はどう変わる?」と題して講演。「憲法をなし崩し的に無効化しようとする動きに対抗するには、市民が連帯し、安保法制が廃止されるまで反対し続けることが大切」と訴えた。

 講演を企画した実行委員会のメンバーの一人で、愛媛大法文学部2年の高杉健司さんは「人権や平和といった憲法の基本的理念を守るには、身の回りの理不尽な出来事に声を上げる姿勢が大事だとわかった」と話した。