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仮面をつけてネットで活動してきた1年間で思ったアレコレ

どうもこんにちは、はじめまして

ウェブで漫画家やライターで本格的に活動をはじめて

1年がたちました。カメントツと申します。

 

オモコロ オモトピア ジモコロ マイナビニュースなどでお世話になりつつ

あらゆるウェブを漂流するネットボーイです。

 

ちなみにこの1年間…仮面をつけて活動していました。

 

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こんな感じです。どちらかといえば左が私です。

 

仮面をつけているからカメントツです。

よろしくおねがいします。

 

このあいだとあるトークイベントにゲストで呼ばれた際

「あなたは、なぜマスクをつけて活動をしているのですか?」

と聞かれたので、こう答えました。

 

「僕がマスクをつけて活動する理由は、インターネット最盛期と共に育って来た自分にとってネットで顔や身分を隠す事のほうが、むしろ自然な事でイノセントな表現をする上で必要な要素なんです。結果ガラパゴス化した日本のウェブ匿名文化とも呼べる特殊な環境を体現し、かつペルソナ(自己の外的側面)を物理的に外骨格化させ、一般的に「良質な社会コミュニティ」と認識されているネット外のコミュニケーションをうわべの物としてアイロニー化しているのです。」…ってね

 

すみません。アレはウソじゃ

芸術家ぶりたかったんです。トークイベントに呼んでくれた人すみません。

 

本当の理由は、単に恥ずかしがりやだからです。ええ。

 

「じゃあそもそも顔が出るような活動しなければいいじゃん」というツッコミがどこからともなく聞こえてくるような気がします。そうだね。その通りだよ。

 

しかし活動が漫画やライティングとはいえ

ネットで活動している以上、自分を写さない…となると活動の幅が

グッと下がってしまうんですよね…

 

ネットで活動している人が必要にせまられ顔を急に出すと

被害妄想が炸裂してみんなが僕を見て笑っテるァ!

と叫びながら日常的にナイフを振り回す人になりかねません。

 

非常に危険です。

 

しかしマスクなどで顔を隠していると

ネットの自分と実生活の自分を物理的に切り替えれるのです。

 

つまりマスクをしていると恥ずかしい事がしやすいのです。

 

たとえば…

 

腸内洗浄に行って尻から水をグビグビ入れられるレポート漫画

omocoro.jp

 

…みたいなことも描けますし書けます。

 

高校時代の同級生の間で

「アイツこのあいだ尻から水グビグビ入れられてヒーヒー言ってたよ」

的なウワサがたつこともありません。安心だね。

 

 

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その上暗い所で目が光って便利だし…

 

しかし…

 

そもそも…なぜ自分を写さないとネットでの

活動が難しくなってしまったのでしょうか?

 

十数年前、日本のインターネットは、匿名至上主義でした。

自己主張をする人間が邪険に扱われる時代だったのです。

自分の顔写真をSNSにあげようものなら「芸能人気取りか!」と炎上したりしました。

 

しかし、昨今ネットが普及し若年層を中心に

自分の顔をアップするのが当たり前になりました。

誰の携帯にもカメラがついているし、簡単にアップできるしね。

ネットがとっても自由になったよ!やったね!

 

しかしそれは、他人の顔も簡単にシェアできる

負の側面を生んでしまったのです。

 

もしもあなたが漫画家なら単行本が出たらサイン会をやるでしょうし…

最近では漫画か本人が登壇する単行本発売記念イベントなんてのも多いです。

売れれば売れるほど顔が晒される機会が増えるよ…やったね…

 

自分で自分の顔をアップせずともこっそり撮られた画像が発掘され

ネットの海にばらまかれることは、ある程度覚悟しなければいけない時代です。

 

高校時代の同級生の間で

「アイツこのあいだ尻から水グビグビ入れられてヒーヒー言ってたよ」

的なウワサがたつということです。最悪だ!

 

つまり尻から水グビグビ入れられた

自分の顔が晒されてもいい

肝っ玉の大きい人しか

表現で食えないという事です。

 

恐ろしい。

 

恥ずかしがりやの表現天国

だったインターネットがいつの間にか

尻グビするなら顔が出る場所です

 

なんてこったい。ああ…

 

しかし、ネットで活動する人が顔出しを避ける手段があります。

それが仮面です。

 

もしもあなたが僕と同じように恥ずかしがりやな上に目立ちたがりで

尻から水をグビグビ入れるみたいなレポート漫画を描きたい人なら

ぜひとも試してみて欲しいのです。

 

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ちなみに口元をあけておくと装着したままゴハンが食べれるし、

ある程度の表情もつけられる。声もこもらなくて便利だぞ。

 

もし自分で作成できないのなら誰かにお願いしてみるのも手だと思う。

 

クリエイターズマーケットなどのイベントでハンドメイドの1点物を買うもよし

仮面専門の作家さんに直接依頼したりするのもいいかもしれない。

 

ちなみに僕の仮面のデザインは、

ライダーマンという大好きなヒーローのデザインを下敷きに

「カレーが好き」という理由で黄色をベースに作りました。

自分の好きな物やアイデンティティを反映させる作業はとても楽しいです。

 

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孤高のヒーローライダーマン

 

ちなみに仮面を被るというアイディア自体の根源は、ダフトパンクから

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ミュージシャン

 

長々と仮面について書きましたが

とどのつまり自己主張恥ずかしがりやのリスクマネジメントです。

 

仮面をつけるだけで世界が変わる。

 

現に僕は、サラリーマンからインターネット覆面男になれた。

(あれ?劣化してね?)

 

ともかく世界は、変わるよ。本当だよ。
 

そんな感じです。

 

それでは!

 

 

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omocoro.jp