
わぁい、わたしひもだいすき。
うちの娘に限った話ではないのだろうが、うちの娘はコード(紐)が大好きである。
まだハイハイは出来ないものの、ずり這いで部屋中を動きまわるようになった。このスピードが思ったより早くて、ちゃぶ台の右側で寝ていたかと思ったら、いつの間にか左側に移動して、何かをいじってたりする。
その際に、よくいじっているのが各種家電製品の電源コードだ。どういうわけか、ウチの娘はこのコード類が大好きなのである。
ずり這いで動き回っている時だけでなく、抱っこしている時もパーカーの紐をがっしり掴んで離さず、隙あらば口の中に運んでかじろうとする。
他にも、カバンの持ち手や携帯のストラップなど、紐状のものなら何でも大好きで、とにかく部屋中を動きまわって、紐状のものを探しまわり、ガジガジかじろうとするのだ。
どうしてこんなにも紐状のものが大好きなんだろうか。
歯が痒い説。
ウチの娘は生後9ヶ月。既に下の前歯が2本生えてきて、上の前歯2本も生えつつある。こういう歯が生えてくる時期は、その痛みと痒みでグズることが多くなる。これを「歯グズり」というらしい。
歯グズりは赤ちゃんに色々な症状をもたらす。
よだれが多くなったり、とにかく色々なものを口に入れて噛むようになったり、手を口に入れてかくような仕草を見せたり、「歯グズり」というだけあってグズるようになったりする。中には、発熱したり、発疹が出たりする赤ちゃんもいるらしい。
そういえば、ウチの娘もなんか謎の発疹が出たことがあったけど、ひょっとしたらこれと関係があったのかもしれない。
※下記エントリ参照
potatostudio.hatenablog.com
話が逸れたが、要は、この歯が生えてくる痒みを満たすために、何でもかんでもかじっているのかもしれないのだ。
だが、歯固め用のオモチャは、最初はいじってガジガジしているのだが、5分もすると飽きてポイしてしまう。そう考えると、単に痒いから紐をかじりに行っているわけではないかもしれない。
ずり這いしている時に放置して観察していると、明らかに最初からコード類を目指して進んでいるのがわかる。途中にオモチャをばら撒いておいても、目もくれずにコード類に向かって突き進んでいくのだ。
というわけで、「歯が痒い説」だけでは、説明をつけるのは難しいかもしれない。
へその緒に似てる説。
一説によれば、赤ちゃんが紐状の物をいじりたがるのは、「懐かしいから」だという話がある。そう、紐がへその緒を連想させるらしいのだ。
お腹の中にいる時の赤ちゃんにとって、最初のオモチャはへその緒である。羊水にプカプカ浮いている時に、目の前にあるへその緒を指でいじったり、引っ張ったりして遊んでいるらしい。
ウチの娘が生まれる数カ月前に、3Dエコーというものをやっのだが、あまりはっきりとはその姿を見ることは出来なかった。だが、運が良ければ、へその緒を掴んでいる所を目撃できるらしい。
というわけで、赤ちゃんは産まれて出てきてからも、紐状のものを見ると触らずにはいられない。おまけに、前述の歯が生えてくる時期の口の中の違和感を解消するために、ついでにかじるというのが、今考えられる最も有力な説だ。
確かに、コード類や紐をいじっている時の娘は実に楽しそうだ。ニコニコしながら紐を見つめ、勢いそのままに口の中に入れてガジガジかじっている。
娘が生まれて以来、色々なオモチャを買ってきて与えているが、どれも夢中になって離さないと言うところまではいかない。それに引き換え、この紐状のものに対する執着たるや…といった感じである。
好きとはいえ、対策は必要。
そんなこんなで、赤ちゃんは紐状のものが大好きなのであるが、そのまま放ったらかしにしておくといずれコードを食い破ってしまいかねない。これはどう考えても危険なので、それなりの対策が必要になってくるだろう。
ウチは、電源タップはコードボックスを購入して保護している。

だが、これから寒くなって、こたつを出すようになると、ますますコード類が増えることになる。そうなると、電源タップだけをコードボックスで隠しておいても意味がなくなるかもしれない。
その際には、一時的にはベビーサークルなどに娘を入れておくことも検討しなくてはならない。
自分が住んでいる地域は、冬は降雪がありとても寒い。エアコンの暖房ではとても部屋が暖まらない。なのでファンヒーターを使うのだが、ファンヒーターは直接熱を持つので子供には危ない。ベビーサークルだと動き回れなくて可哀想だから、簡易的なフェンスも検討している。
正直、どっちにするか悩ましいところだが、完璧にコードをガードしたいならサークル、娘に自由を与えるのであればフェンスということになるだろう。
兎にも角にも、これから寒い季節になると、ウチの娘と紐を巡る激しい鍔迫り合いが繰り広げられそうだ。