(cache) 狂騒の裏側で - shi3zの長文日記

2015-10-07

■狂騒の裏側で 07:16

　昨日はアドレナリンが出すぎて、まあたぶん自分史上24時間以内最多エントリーだったんじゃないかと思いますが、ホント、僕が勝手なことを言ってるときに会場探しに奔走して昨日のうちに別会場の下見→仮押さえ→本契約までしてくれたゴトーには頭がさがります。

　で、ここまで盛り上げといて、一体何を話したらいいのやら。ほんとにそこまで面白い話ができるのか、いろいろと、不安や疑問も浮かんでくるのですが、まあ吾輩のね、中学時代の写真とかを同級生とかに頼んで引っ張り出してきたんですよ。

　昔の自分の顔を見るというのは、なんか恥ずかしい。

　恥ずかしいが、なんか快感。わかります?

　中学時代の悪友というか、そいつに卒業アルバムから僕が写ってる写真をピックアップして送ってもらったんだけど、時代を感じさせるものあり、なんでこんなことしてたのか自分でもわからなくなったり。部活の写真とかいいよね。地味に。

　ついでに「あの子の写真送ってよ」って頼んだら、いろいろ送ってくれて、僕はね、ほんと、中学時代は女子って全員が美人だと思っていたんですよ。

　全員かわいい。やばい、オレってすげーラッキーみたいな。

　でも今見ると別に全然、そうじゃなくってね。

　認知の歪みっていうか、やはり中学生くらいの男子は、きっと凄いバイアスが掛かってて女の子はみんな可愛く見えるものなんだなと思いました。いや、みんな可愛いよ。可愛いけど、やっぱあの頃はもっとすげえオーラみたいなの感じてたんだよな。写真になるとそれが歪んだ認識だったんだなって思うんだよね。人間の記憶なんていい加減なものだ。

　この頃の僕は、今思い出しても可愛くなくて、もう無茶苦茶だった。

　もはや何が面白いのか、何がそうでもないのか、全くよくわからないまま突っ走っていて、校舎の窓ガラスを何枚も割ったり(でも尾崎豊的なやつじゃなくて、単に不注意だったり、サッカーボールをぶつけたり、ガラスが見えずガラス張りの扉に体当たりしていただけ)、学校の地下道に潜り込んだり。

　中学生というのは、なにをするのかわけがわからない。

　みんなわけがわかってなかったんじゃないかな。意外と。わかってるつもりでも。

　それがたぶん認知の歪みなんだと思う。

　わかってるつもりで、実は全然分かってないという。

　あの頃書いたプログラムは、もうどこにも残っていない。

　調布の粗大ごみ置き場に、僕の最初のコンピュータ、PC-9801F2と一緒に置いてきてしまった。

　決してそうしたかったわけではないんだけど、僕の業というか、まあいろんな事情で、仕方なくそうなった。

　だからあの頃書いたプログラムを、僕は記憶の中で辿るしかない。

　そう考えると、ネット以前の世界ってとてもあやふやなもやもやの中に消えていってしまった感じがする。

　高校生以降になると、雑誌やネットにプログラムをアップロードするようになって、代表的なものは残ってるんだけど、中学生以前のものは残ってない。思い出深いバグや、作品めいたものも、もう記憶の彼方だ。